伊能忠敬
伊能忠敬 | まったり、ふたりごと
http://futarigoto2007.blog47.fc2.com/blog-entry-352.html伊能忠敬 | 気まぐれ日記
http://midori5959.blog.fc2.com/blog-entry-1188.html伊能忠敬伝説 | 縄楽座
http://jourakuza.blog.fc2.com/blog-entry-2.html03/7/20東京 | 行脚の記憶
http://gold2278.blog8.fc2.com/blog-entry-23.html伊能忠敬
伊能忠敬 | My Preciousmoments
http://mypreciousmoments.blog12.fc2.com/blog-entry-211.html進化完了
伊能忠敬測地遺功表碑≫≪東京芝公園 | モヤモヤ写真日記
https://yuzawakoh.blog.fc2.com/blog-entry-1614.html伊能忠敬測地遺功表碑伊能忠敬測地遺功表碑〃東京都港区芝公園4-8
伊能忠敬記念公園 | Blog of I got inspiration
http://yasukichisan.blog1.fc2.com/blog-entry-4177.html伊能忠敬出生の地
伊能忠敬旧宅と関係資料/香取市【日本遺産】 | 河童倶楽部
http://tabikappa.blog55.fc2.com/blog-entry-5056.html小江戸佐原と伊能忠敬旧邸 | リゾート旅行記 Life Is Trip
https://tsune85.blog.fc2.com/blog-entry-1340.html小江戸佐原の風景伊能忠敬旧邸
【その時歴史が動いた】伊能忠敬 56歳からの挑戦 | 歴史動画まとめ
http://rekishinodouga.blog.fc2.com/blog-entry-23.html伊能忠敬 56歳からの挑戦【dailymotion】【dailymotion2】江戸時代
伊能 忠敬(いのう ただたか)
https://makkurokurosk.seesaa.net/article/2012-09-02-3.html2025-08-01 08:26:00 - 行ってきた佐原と言えば全国を測量して日本地図を作った伊能忠敬も有名です。幼い時は伊能の姓ではなかったけれども1762年(宝暦12年)、18歳の時に、下総国香取郡佐原村(現・香取市佐原)の伊能家..
日本地図を作った男・伊能忠敬の本当の目的とは? (しくじり先生)
https://waraomo.seesaa.net/article/archive_419.html2025-08-13 08:00:00 - テレビ番組「しくじり先生」にて、オリエンタルラジオ・中田が、伊能忠敬についての講義をおこなった。伊能忠敬とは?伊能忠敬といえば、「日本地図を作った男」として知られている。50歳を過ぎてから日本..
【映画鑑賞記15/22’】大河への道
https://hotcool0303.seesaa.net/article/2022-08-10.html2025-08-10 08:00:00 - 「大河への道」を鑑賞。中井貴一、松山ケンイチ、北川景子と俳優陣が魅力的で物語の設定も楽しくてよかったです。中井貴一は同世代で彼がナレーションを務める「サラめし」は大好きな番組。北川景子は大..
東京風景
https://hotcool0303.seesaa.net/article/2010-01-10.html2025-01-10 01:58:00 - プチ独身初日 午前中、東京の下町・門前仲町にある富岡八幡宮に初詣に行ってきました。 ここは、子供のお宮参り・七五三、自分の厄払いでお世話になったところです。 八..
4月19日 今日は・・・
https://lucy-kanary.seesaa.net/article/2018-04-19.html2025-04-19 04:07:00 - 4月19日 今日は・・・「地図の日(最初の一歩の日)」 寛政12(1800)年旧暦閏4月19日、伊能忠敬が蝦夷地の測量に出発しました。「良いきゅうりの日」 「よ(4)い(1..
4月19日 今日は・・・
https://lucy-kanary.seesaa.net/article/2017-04-19.html2025-04-19 04:41:00 - 4月19日 今日は・・・ 「地図の日(最初の一歩の日)」 寛政12(1800)年旧暦閏4月19日、伊能忠敬が蝦夷地の測量に出発した。 「乗馬許可の日」 乗馬とは馬に乗..
北総の小江戸
https://zza700.seesaa.net/article/2011-01-20.html2025-01-20 01:22:00 - 千葉県の北部に佐原(さわら)という町があります。利根川の支流である小野川沿いに古い町家や土蔵が残っているため、川越(こちらを参照)や栃木と並んで小江戸と呼ばれています。佐原は利根川の水運を生かして、古..
写楽斎と八丁堀 2 伊能忠敬
https://dadasantenf.seesaa.net/article/500145617.html2025-07-25 07:51:00 - (承前) さて、その蔵伎が住んでいたとされる「亀島町」なのですが、本来、八丁堀の土地は全て奉行所に勤める与力、同心たちが幕府から拝領した武家地なので、町人たちの町並みのように「何々町」という名称が..
伊能忠敬 Inō Tadataka
https://wasabi346.seesaa.net/article/498529725.html1970-01-01 01:00:00 - 江戸時代、日本国中を測量してまわり、初めて実測による日本地図を完成させた人です。今から200年前に簡単な器具で歩いて日本地図を作ったというのは驚きです。どのように測量され、地図はいかに作られた..
伊能忠敬像の前のねこ
https://fukagawaneko.seesaa.net/article/201410article_14.html2025-10-26 10:02:00 - 測量を始める前に富岡八幡宮で安全祈願してから出かけたので参道に伊能忠敬像(後ろ右)がありますそこにいるねこちゃんが近寄ってきてくれました横を通りすぎて参道へ ..
2023年度 日本史B 本試験 解答番号6
https://nihonshikaitou.seesaa.net/article/496791378.html2025-01-14 01:33:00 - 令和5年度(2023年度)共通テスト 日本史B 本試験 解答・解説第1問B-6解答番号6正解:3配点:3解説:選択肢a誤り。問1の史料2で国の境を定めたこと..
2023年度 日本史B 本試験 解答番号4
https://nihonshikaitou.seesaa.net/article/496786609.html2025-01-14 01:10:00 - 令和5年度(2023年度)共通テスト 日本史B 本試験 解答・解説第1問B-4解答番号4正解:1配点:3解説:アは「各地の村高」。江戸幕府が石高を把握することも..
文京区 六義園の紅葉3
https://shige0328.exblog.jp/243344755/2025-01-26 01:00:00 - 12月6日の文京区にある六義園(りくぎえん)です。カメラはソニーα6600と18-135mm&10-18mmです。六義園は第5代将軍徳川綱吉の側近だった柳沢吉保が拝領をした下屋敷を古今集にちなんだ名所を庭園内各所に配置をした庭園です。六義園は明治維新後に明治新政府の庭園となりましたが、荒れ放題に荒れていたそうですが、明治11年に三菱財閥の岩崎弥太郎が明治新政府より清澄庭園を中心とする土地や六義園を中心とする旧前田家・藤堂家・安藤家の広大な土地の売却を受けて三菱の所有となりました。六義園も昔はもう少し広かったと言われていますが、現在の形に戻されて周囲の土地は売却されました。六義園は昭和13年に三菱から東京市に寄付されました。柳沢家は元は武田家の遺臣の出身の舘林藩の藩士の家で、柳沢吉保は徳川綱吉が舘林藩主だった時から綱吉に仕えていた側近でした。綱吉が舘林藩主から徳川本家の将軍家を継いだことから幕臣に編入をされました。順調に出世をしましたが柳沢吉保は常に元は又者(またもの)と言う将軍の家臣のそのまた家臣だった事から常に一歩下がっていたために敵が少なかったのでしょう。小姓から出世をして側用人となり老中格のまま老中首座、大老格となりました。格とは一段下がった身分の事です。そのおかげでしょうか柳沢吉保は出身の甲斐国で15万1200石の城持ちの一国の主となりました。甲斐国は江戸を守る重要な国なので、常に徳川家一門だけが国主になっていました。その後に甲斐国が幕府直轄領になるために柳沢吉里(吉保の子供とも将軍綱吉の種とも)が大和郡山で15万1000石となり移封となりました。禄高が減ったのは分封があったからです。大和郡山藩は大和と京都に対する幕府の重要な藩でした。甲府は幕府直轄領となり、幕臣で問題を起こした旗本や御家人が流される国で、甲府勤番と呼ばれ、甲府勤番になる事は江戸に帰れない一種の処罰と見られていました。柳沢家は身分や家禄はそのままで大和郡山藩として明治維新まで続きました。柳沢家と武田氏宗家の高家武田家とは密接な関係にあり、吉保は武田信玄の次男で盲目だった海野(武田)龍芳の子孫を高家武田家として復活させています。また信玄の弟の河窪信実の子の信俊は埼玉県小川町の館に住み、甲斐や信濃に帰るべき土地を失い、帰る事が出来なくなった多くの武田遺臣が多く住み着いたのです。私の従兄の家は岩槻から本拠のあった東信の内山峠の内山城に戻ろうとしたのですが、吉見で内山城が織田氏にすでに占領をされていて帰るべき土地を失った事が分かり、吉見町に住みました。いまだに戦国時代そのままの軍制を残して、家老や物頭の家などに守られています。屋敷は豪農の家の様ですが、周囲を濠で囲まれていて周囲に家老を始め物頭の家が囲み、橋は何時でも外せるような作りだったと言われています。屋敷は町から文化財指定を受ける様にと言われてるそうですが、拒否をして早く壊れろと言っていました。本人家族たちは都内に住んでいます。吉見町は小川町のすぐそばです。河窪信俊は武田家の遺臣に周囲を囲まれる様に守られて隠れていました。父親の河窪信実は武蔵国雁坂口方面の守備を担当していて埼玉県小川町に館を構えていました。長篠の戦の時は鳶ヶ巣山砦を中心とする5つの砦の守備を任されていて、酒井忠次の別働部隊に急襲をされ戦死をしました。長篠の戦の開戦の火ぶたが切られる寸前でした。河窪信俊は後に武田家遺臣として家康に旗本として仕え、後に大番頭(親衛隊長)として仕えました。大番頭は役高5千石で5組があって、それぞれ1千名の幕臣を配下に持つ部将で幕臣だけで総勢5千名でした。騎馬身分の与力以上は馬回りの家臣を持っていましたから、1大番頭の部隊は1千数百名だったでしょう。戦国時代ならば侍大将相当でしょう。後に河窪家も武田姓に復しています。古今集から読み人知らず 秋風の 吹きと吹きぬる 武蔵野は なべて草葉の 色かはりけり(意)秋風が吹きすさぶ武蔵野は、一面の草葉の色が変わってしまった。あの人の心もすっかり変わってしまいました。後の田沼意次は柳沢吉保と同じ又者出身でした。田沼家は元は下野国の唐沢山城に本拠を置いた佐野氏の一族で田沼地方を領土にしていたのですが、後北条氏と豊臣秀吉との勢力争いによって元々複雑な佐野一族の内部の争いから田沼の城を追い出され、紀州に流れて紀州徳川家の足軽となった家です。田沼意次の父親の田沼意行は紀州徳川家の部屋住みだった後の第8代将軍吉宗に足軽として仕えたのですが能力を認められ、足軽から士分に取り立てられ武士となり吉宗の側近となりました。吉宗が部屋住から小藩の藩主になり、紀州徳川家を継ぎ、やがて徳川本家の養子として入る時に、旗本となった家でした。田沼意次は西の丸の吉宗の世継ぎの徳川家重の小姓から出世を始め、累進していき老中格ではなく老中となり老中首座となりました。それまでの日本は気候に左右されるお米を基とする重農主義でした。しかしお米を基本とする経済では景気の変動が激しくなると考えて、商工業を中心とする貨幣経済の重商主義で日本を富まそうとしたのです。蝦夷地が北海道として日本に残ったのは田沼意次によっての間宮林蔵の蝦夷地の測量なのです。間宮林蔵は御庭番と言う幕府隠密でしたが、伊能忠敬の屋敷に通って測量技術を学び、伊能忠敬が測量できなかった蝦夷地の北部から樺太にかけて測量をして間宮海峡を発見をし、樺太の対岸のシベリアまで入り黒竜江(アムール川)の下流の当時は清国の領土だった町まで行っているのです。また黒竜江の河口から120Kmほどの地にあったティルのモンゴル帝国時代の永寧寺塔を見ている事が日記に書かれているのです。日本地図を完全なものにしたのは間宮林蔵で、このためにロシア帝国も樺太から北海道まで自国の領土と主張する事が出来なかったのです。間宮林蔵は蝦夷地から帰ると幕府隠密として石見国浜田藩の抜け荷を摘発し、その後に長崎に出向き、出島の医師のシーボルトの禁制品(日本全土地図等)の持ち出しを摘発(シーボルト事件)しました。シーボルトは長崎出島のオランダ商館に1年間拘束され、その後「日本御構 (おかまえ)」(追放)の判決を受け国外追放をされました。この事件に連座した日本人は、江戸では書物奉行兼天文方高橋作左衛門景保 (かげやす)(入牢 、吟味中病死)、奥医師土生玄碩 (はぶげんせき)(家禄 ・屋敷没収)、長崎屋源右衛門など。長崎では門人の二宮敬作、高良斎 (こうりょうさい)、出島絵師川原登与助 (とよすけ)(川原慶賀 (けいが))はじめ、通詞 (つうじ)の馬場為八郎、吉雄 (よしお)忠次郎、稲部市五郎、堀儀左衛門、末永甚左衛門、岩瀬弥右衛門 (やえもん)、同弥七郎から召使いに至るまで五十数人の多数に上りました。能吏だったのでしょう。知識が広かったためでしょうか、老中や水戸藩の徳川斉昭の屋敷に度々呼び出されて知識を披露をしていたそうです。田沼意次は長男で若年寄だった田沼意知が殿中で旧主の旗本佐野氏に殺された事などから保守派の重農主義に敗れ失脚をして田沼家は家禄を大幅に削られ、幕末にはやっと若年寄として水戸藩内の天狗党征伐のために幕府軍を率いて水戸に赴き、天狗党を追って若狭まで行き、降伏をした天狗党への残酷な仕打ちを行ったのです。
2024年の読書
https://rmcdiary.exblog.jp/34392431/2025-01-06 01:00:00 - 2024年の読書メーター読んだ本の数:146読んだページ数:40677ナイス数:1693編集ども集まれ!の感想「じい散歩」「団地のふたり」の作者なので図書館で借りたが世代的に固有名詞の世界が違うと感じ挫折。読了日:12月29日 著者:藤野 千夜北斎まんだらの感想梶さんの「広重ぶるう」を読んで北斎のことを知りたくなり図書館で借りた。小布施の豪商高井三九郎が北斎に弟子入り志願する。三九郎が北斎と周辺の葛飾応為、渓斎英泉や北斎の孫重太郎を観察し絵師とは何かを知る。自由奔放な応為と英泉に振り回される三九郎の姿が可笑しい。北斎が晩年に小布施で直筆画を残した理由が分かる気がした。読了日:12月29日 著者:梶 よう子とわの文様 (角川文庫)の感想常葉屋という呉服商の娘の十和(とわ)と兄利一が辛い境遇に押しつぶれそうな女性を助ける3話の人情話。最後はめでたしめでたしだが行方不明の母律さんが気になる。続編がありそうなラストでした。読了日:12月25日 著者:永井 紗耶子つげ義春 名作原画とフランス紀行 (とんぼの本)の感想団塊の世代の私は月刊ガロのつげ義春の漫画を読んで暗い感じで不条理な世界が理解できなかった。改めて本誌を読んで懐かしさと意味不明さを実感。読了日:12月23日 著者:つげ 義春,つげ 正助,浅川 満寛祝祭のハングマンの感想祝祭はハロウィンでハングマンは私刑執行人。謎解きもどんでん返しも期待外れだった。せめて毒物による大量殺人事件と関連深い事案であれば面白かったのに。読了日:12月22日 著者:中山 七里超合理的!ミステリーの書き方 (幻冬舎新書 742)の感想中山七里さんの小説の幅広さや多作の裏側が分かる。いろいろなテーマは取材ではなく自分のストックからだが、その記憶力の凄さや博識は想像を絶する。第4章「ミステリーと生活」の中で編集者との付き合い方や日常生活に触れているが本当に多忙を楽しんでいるのか疑いたくなる。読了日:12月20日 著者:中山七里月まで三キロの感想地球や宇宙の話と心に悩みを抱える人の未来を予測させる短編集だった。介護疲れの人、男性不信で婚期を逃しそうな女性、中学受験前に親が離婚して進路に悩む小学生、優秀な長男とは違い高校卒業後にバンドに参加していたがプロにはなれずかまぼこ店を継ごうとしている次男坊、母と祖母が亡くなり不眠がちな少女、家族を支えるために自己犠牲してきた主婦の物語は優しいストーリーでした。個人的には「山を刻む」の専業主婦が山小屋を継ぐこれからを応援したくなった。読了日:12月19日 著者:伊与原 新可燃物の感想群馬県警本部葛警部が事件の謎解きをする5つの短編集。証拠や証言を鵜呑みにせず何故かを考え被疑者と対峙するやり方はまどろっこしい感じもするが冤罪を生まない正攻法だと思う。個人的には「命の恩」のバラバラ事件が何のためだったのかを解決する流れが一番楽しめた。読了日:12月16日 著者:米澤 穂信幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)の感想第四話で商い世傳の意味が分かつた。巻末の作者が語るように取敢えず幸の話はおしまいか?!第一話 智ぼんの忘れがたみ貫太は立派。第二話 菊栄さんと惣次さんいい関係。第三話 結さんの娘桂は後継者の物語に登場しそう。忠兵衛は枯れて渋くなった。第四話 後継者は貞七どんかなと思わせる。後継者の話と桂のこれからを期待する。それにしても治兵衛さんやお竹さん長生きやなぁ!読了日:12月12日 著者:髙田 郁そらそうや (単行本)の感想阪神の岡田監督の口癖のようなタイトル。目次やあとがきを読むといろんな寄稿の集大成でした。京都市立芸術大学出身は知っていたけど作家になるまでや嫁はんとの出会いや日常を知りますます黒川作品が好きになりそうです。とりあえず疫病神シリーズの未読「国境」「暗礁」から。そして仲の良かった藤原伊織、鷺沢萌さんの遺作も。本の中では嫁はんとのやりとりにほっこりさせてもらいました。読了日:12月09日 著者:黒川 博行令和元年の人生ゲームの感想直木賞候補作になり図書館で借りて読んだ。4話からなる短編で大学のサークルに入った新入生、人材系企業の新人、シェアハウスのチューター、銭湯の活性化を考える会のメンバーの視点で物語が展開する。一人称の僕、私が沼田という人物に会ってその心情が変化していく描写は面白かった。読了日:12月07日 著者:麻布競馬場こちら空港警察の感想成田空港の警察署長仁志村賢作がグランドスタッフが対応する顧客との間で起きた事件、入管で起きた殺人事件、管制塔の占拠事件の謎解きと鮮やかな解決が面白かった。署長自ら事件を担当する違和感は拭えないが話がスピーディ。中山さん作品の特長である他の作品の主人公が登場する。署長は千葉県警の高頭冴子でさえ恐れる上司だったというご愛嬌。読了日:12月05日 著者:中山 七里博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室の感想ドラマ「宙わたる教室」に刺激されて久しぶりに伊与原新さんの作品を読んだ。国立自然史博物館の怪人こと箕作塁が博識を活かして事件の謎を解くという物語。狂言回し的に登場する池之端環と一緒にその推理の流れを共感する。塁と環はこれからどうなるかと気になる。読了日:12月01日 著者:伊与原 新契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)の感想商い世傳金と銀の特別編で惣次、佐助、お竹、賢輔の番外編でした。本編は9巻まで読んだのですが中断しています。当時の人物はそれなりに覚えていて特別巻上もすんなり楽しめました。惣次の話は幸と雪乃の対照が面白く、佐助の話はさよとりうが姉妹だったという縁の不思議さを感じました。読了日:11月27日 著者:髙田 郁掟上今日子の乗車券の感想図書館の推薦コーナーにあったので読んでみた。西尾維新という作家は名前を聞いたことがあるが初読み。記憶が1日しか持たないが速攻で事件を解決する探偵掟上今日子の物語。ことば遊びが多い気がして推理にはすんなり入って行けない気がする。1話で挫折。読了日:11月22日 著者:西尾 維新小説 透明なゆりかご (下) (講談社文庫 た 129-3)の感想原作が漫画でTVドラマになりそれを小説にしたもの。漫画とテレビはビジュアルで小説は表情や心情や動作、景色を描く。ドラマを見ていないけど生まれる命と消える命が、たえず交差する場所である産婦人科の現状を考えさせられた。少子化を経済の問題だけにしないよう男性に多く読んでもらって夫婦で子育てする参考にしてもらいたい。団塊世代の私は男は仕事、女は家事と育児なんて考えていた事を反省。読了日:11月21日 著者:橘 もも,安達 奈緒子小説 透明なゆりかご (上) (講談社文庫 た 129-2)の感想中山七里さんの小説「特殊清掃人」に参考文献として沖田×華の「不浄を拭うひと」がクレジットされていた。残念ながら図書館に「不浄を拭うひと」は無かったが、代わりに沖田✕華さん原作ということで本作を読んだ。沖田さんの略歴をみると主人公の青田アオイのモデルと思った。由比産婦人科でアルバイトをしながら出産や中絶に関わる人生勉強をして成長していく物語。先生や先輩看護師の思いや行動が感動的。下巻を読むのが楽しみ。読了日:11月17日 著者:橘 もも,安達 奈緒子帝国ホテル建築物語の感想明治村に帝国ホテルを移設するという話から始まる。帝国ホテルの設計者フランク・ロイド・ライトとその助手遠藤新とホテルの支配人林愛作の物語だった。ライトの美意識に振り回される工事関係者も最後には仕事を誇りに思う。関東大震災や火事などの不運を乗り越えたが予想外の支出増加と工事の遅延で三人は傷つく。古い建物を観ることが好きな私にとって興味深い内容だった。読了日:11月15日 著者:植松 三十里特殊清掃人の感想孤独死で放置された遺体の残滓や遺品を片付ける特殊清掃人の五百旗頭、秋廣、白井が亡くなった方の想いを推理するという4篇の物語でした。個人的には白井と音楽仲間だった川島と美香の話が良かった。謎解きとしては最後の資産家と家政婦さんの話が中山七里さんらしかったと感じた。しかし、特殊清掃の現場の描写を読むのは辛い。読了日:11月12日 著者:中山 七里草を褥に―小説牧野富太郎 (サライBOOKS)の感想大原富枝さんは牧野富太郎さんと同郷でご縁があることをこの小説で知った。朝井まかてさんの「ボタニカ」や朝ドラの「らんまん」で描いた牧野氏とは違う味わいがある。妻寿恵子が富太郎に宛てた手紙が残されていて貧窮の様子がわかる。それに対して富太郎の自叙伝にある散財には呆れる。また、矢田部教授や松村教授に対する印象も変わった。牧野富太郎は周囲に迷惑をかけながらも頓着しない。世の天才と言われる人はこのような傾向がなきにしもあらずと思わせた。読了日:11月09日 著者:大原 富枝人はどう悩むのか (講談社現代新書 2755)の感想今回も示唆に富んだ言葉が散りばめられていました。結婚生活をうまく続ける秘訣「一に努力、二に辛抱、三にあきらめ」。「現実に対して悩んだり、ムカついたり、失望したりするのは、現実と期待値の関係が原因」悩みの原因は思うようにならないことを思うようにしたいから発生するので発生する。望まない現実をも受け入れる心の準備が必要。でもこれがなかなか難しい。読了日:11月07日 著者:久坂部 羊プリズン・ドクター (幻冬舎文庫)の感想岩井圭也さんの小説は三作目。医療ミステリーとして読むと面白かった。ただ人間関係については少し意図的に感動させようと感じてしまった。刑務所の矯正医官の仕事は興味深く感じた。読了日:11月06日 著者:岩井 圭也ドクター・デスの再臨の感想犬養がドクターデスの助けを借りて模倣班の正体を明かすところまでは「羊たちの沈黙」のようで面白かった。いつもは最後のどんでん返しが中山七里さんの真骨頂だと思っていたが今回は少し無理した感が否めなかった。脱出劇もカルロス・ゴーンの既視感がありインパクトに欠けた気がする。読了日:11月01日 著者:中山 七里祖母姫、ロンドンへ行く!の感想作家さんが若かりし頃に祖母の付き添いでロンドンに行った時のエッセイ。航空会社のCAや老舗のホテルのバトラーからホスピタリティの真髄を学ぶ仕立てになっていた。タイトルの祖母姫は姫のように世間知らずで気位の高いという揶揄が窺われる。まだスマホもなくロンドンに三越やそごうのあった時代。飛行機のファーストクラスや一流ホテルを利用など想像できないほどのぜいたくを垣間見た気がする。読了日:10月28日 著者:椹野 道流広重ぶるうの感想梶よう子さんの小説は初読み。テレビの「広重ぶるう」を観ていたので図書館で借りた。小説の前半がドラマ化された印象。加代の内助の功と保永堂が記憶に残っている。小説では版元喜三郎や歌川国貞との交流が絵師の生き様を広重に気づかせる。また、初めての弟子昌吉の至誠に胸が打たれた。錦絵は絵師、彫師、摺師の技が重要と思うがベロ藍のぼかしの技が詳細に取り上げてられていた。読了日:10月26日 著者:梶 よう子広重 Hiroshige NBS-J (ニューベーシック・アート・シリーズ)の感想広重ぶるうの参考にしようと図書館で借りて読んだ。読了日:10月24日 著者:アデーレ・シュロンブス竹島の感想久しぶりに門井慶喜さんの小説を読んだ。タイトルからして竹島問題の論点解説が中心かと思った。坪山家に伝わる和本が竹島問題の決着をつける内容と知った健哉が金に替えようと画策するが失敗する。途中の日韓サッカーの賭けがラストのトランプの賭けに繋がり余韻のある結末だった。日中韓の問題の微妙な関係が物語をスリリングにしている。読了日:10月23日 著者:門井 慶喜幸せな虎、そらそうよの感想図書館のコーナーに展示されていて借りて読んだ。週刊ベースボールに10年以上連載されている「そらそうよ」というコラムをまとめた本でした。2023年の監督就任から戦い方、日本シリーズの秘話など阪神ファンにたまらない内容でした。今年はあれんぱはならなかったが岡田監督の財産は藤川球児監督にバトンタッチされそう。読了日:10月19日 著者:岡田彰布夏空 東京湾臨海署安積班の感想安積班の活躍する10の短編集。事件の内容は現代社会で問題になっているテーマが多かった。特に最後の外国人労働者の問題は少子化と併せてうまく受け入れていかざるを得ない気がした。読了日:10月16日 著者:今野 敏ただいま神様当番の感想「リカバリー・カバヒコ」を読んだ時の印象に似ている。今回は坂下というバス停で出会う5人の神様当番に無理やりされた人が自分の殻を破りチャレンジしていく物語。他人からどう思われるか気になる人が世の中を生きて行く上でもっと気楽にやることを応援したくなる。読了日:10月14日 著者:青山 美智子迅雷 (文春文庫 く 9-7)の感想ヤクザを誘拐して身代金を手に入れようとした三人。1度目はうまくいった。2度目はこの物語の本筋でヤクザとの駆け引きは想像を絶する。ヤクザを誘拐しても警察ざたにならないと踏んでいたがあまりやり過ぎで追いかけられる。最後はどうなったか不明。主人公とヤクザが捕まるシーンを見たかった。残念だったのは黒川さんお得意の主人公達のおかしな関西弁の会話が少なかった。読了日:10月08日 著者:黒川 博行リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)の感想他人にどう思われるか気にして自分の思いを伝えられないストレスから脳が信号を発する。その象徴としてアドヴァンス・ヒルの住人の頭、口、耳、足、目をテーマにした物語。日の出公園のカバのアニマルライドの伝説をサンライズクリーニングのおばあさんが伝え住人は新しい生き方にチャレンジする。青山さんの小説は良い話だが少し鼻につくように感じた。読了日:10月03日 著者:青山美智子横濱王の感想原三溪の物語のようで瀬田という実業家の生き様を描いた小説だった。永井さんの小説は江戸時代以前の歴史小説を読んだことがあるが昭和初期の話。今から10年ほど前の刊行だが拝金主義的な経済人に対する警鐘と感じた。幸せは他人と比較するものでなく自分がどう感じるかということ三溪とお蝶の生き様を知り得心。読了日:09月29日 著者:永井 紗耶子月の立つ林で (一般書)の感想新月は太陽が明るすぎて見えない。回りの人は自分のほんとうの姿を分かつてくれないことの象徴だろうか?青山さんの小説は良い話の短編がまるで月の満ち欠けのように巡り巡っているよう。個人的には三章のお天道様の親父が良かった。ポッドキャストのことは知らなくてスマホアプリで聞いてみたけど良さは分からなかつた。読了日:09月26日 著者:青山美智子連鎖 (単行本)の感想571ページの厚さに慄き読み始めるのは勇気がいった。自殺のおそれのある行方不明者を上坂、磯野刑事が担当するところから物語が始まる。関係者をあたっているうちに自殺と偽装された行方不明者が発見された。自殺か他殺か謎解きの連鎖は緊張感がありテンポが良い。合間での2人の会話はまさに黒川節。映画の話に詳しくない人は冗長と感じるかも。タフで切れる二人は割と真面目な捜査で犯人グループが素直に供述している感があった。読了日:09月25日 著者:黒川 博行団地のふたりの感想NHKのドラマの原作と知り図書館で借りた。ドラマではノエチが小泉今日子、奈津子が小林聡美で二人のほんわか感と団地の知人との関係が良い。原作でも二人の関係はなんでも言いあえる親友。知らなかったのは奈津子が乗り物恐怖症ということ。ドラマはノエチがわがままなように感じるけど原作でのわがまま度二人はいい勝負。初読みの作家さんと思ったら昨年「じい散歩」を読んでいた。読了日:09月19日 著者:藤野 千夜チーム・バチスタの栄光の感想本のタイトルはテレビ番組のお知らせで見た記憶がある。たまたま海堂尊さんが医者であることを知り、本作が「このミステリーがすごい!」大賞を取っていたので読んだ。不定愁訴外来の田口医師が高階医院長からチーム・バチスタの術中死の調査を依頼されるところから物語が始まる。途中で厚労省の白鳥技官が破天荒な行動で事故ではなく事件と判明する。第20章の「後日談」はミステリーと思えないほのぼのとした感じ。次は「ナイチンゲールの沈黙」にチャレンジしよう。読了日:09月19日 著者:海堂 尊幕末・維新人物伝 橋本左内 (日本の歴史 コミック版 54)読了日:09月13日 著者:加来 耕三,東山 成江能面検事の死闘の感想能面検事シリーズ3作目だと思う。今回も不破検事とその事務官惣領見晴が事件を解決する。もつとも見晴は狂言回しのような役割。無表情な能面検事に対し晴海は感情を面に出す引き立て役。途中で無差別殺人の被疑者笹清が殺される手口から犯人を推測出来るようになる。謎解きのあとの付け足しのようなシーンに余韻があった。読了日:09月12日 著者:中山 七里ヒポクラテスのため息の感想福田和代さんの小説は2作目。図書館でタイトルに惹かれて借り読了。病院経営の難しさを垣間見た気がする。主人公の翔を助ける有希と夏樹が優秀で微笑ましい。女性作家だからなのだろうか?基本的には悪人はいないすがすがしい内容だった。読了日:09月09日 著者:福田 和代時代小説 ザ・ベスト2024 (集英社文庫)の感想私が好きな作家たち朝井まかて、永井紗耶子、澤田瞳子、砂原浩太朗の短編が読めるので図書館で借りた。初読みの作家さんで高瀬乃一の「鑑草」と赤神諒の「蛟竜逝キテ」が面白かった。特に後者は橋本左内と松平春嶽の関係について興味を覚えた。読了日:09月08日 著者:朝井まかて,永井紗耶子,谷津矢車,逢坂剛,高瀬乃一,澤田瞳子,西條奈加,菊地秀行,赤神諒,砂原浩太朗,木下昌輝エール! 1 (実業之日本社文庫)の感想仕事にがんばる女性達のアンソロジー。碧野圭さんと近藤史恵さん以外は初読みの作家。第1編のいくたゆりさんが第4篇でちらっと登場するご愛嬌。好みからすると「わずか四分間の輝き」に登場するスポーツライターの物語でした。読了日:09月03日 著者:大崎 梢,平山 瑞穂,青井 夏海,小路 幸也,碧野 圭,近藤 史恵台北アセットの感想公安外事・倉島警部補と同僚の西本が台湾まで出かけてサイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人の実情を探る。そこで殺人事件が起きるが現地の警察と軋轢がありながら犯人を突き止める。ストーリーとしてまずまずだが、ロシアのハッカー集団が関与したか触れられておらずなんか中途半端な感じがした。読了日:09月03日 著者:今野 敏満州とアッツの将軍 樋口季一郎 指揮官の決断 (文春新書 758)の感想樋口季一郎中将の伝記かなと思つたけど評伝でした。ソ連と満州の国境でナチスの迫害から逃れて来たユダヤ人を救い、終戦後ソ連が千島を攻めて来た時に占守島で阻止命令を出した決断は凄い。それにしてもスターリンは国際法を守るという気はなく他国へ侵略したり捕虜を虐待するなど今のプーチンにも通じると感じた。読了日:09月01日 著者:早坂 隆大河への道 (河出文庫)の感想2022年に公開された映画の原作らしい。伊能忠敬の物語を大河ドラマにして町おこしをしようとする香取市役所の担当者とプロットを依頼した脚本家の奮戦記。高橋至時、景保親子と忠敬の関係が面白かった。読了日:08月30日 著者:立川志の輔咸臨丸にかけた夢: 幕末の数学者・小野友五郎の挑戦の感想今野敏さんの小説「天を測る」で初めて小野友五郎のことを知った。児童書であるがなかなか面白かった。幕末の官僚で優秀な人がたくさんいた事を改めて認識した。出自や長幼を重んじて出る釘を打つ傾向にある日本人と比べ実力主義の欧米人との対比が面白い。読了日:08月29日 著者:鳴海 風人、イヌと暮らすー進化、愛情、社会 (教養みらい選書)の感想本書を読むきっかけは読売新聞の時代の証言者というコーナーで長谷川眞理子さんが登場したからである。その中でスタンダードプードルのキクマル、コギク、マギーが可愛くて図書館の本を調べた結果が本書。著者は行動生態学の学者で犬と人との関わりや犬の進化などについても触れている。表紙のキクマルとのツーショットに癒される。読了日:08月28日 著者:長谷川 眞理子棘の家の感想学校教育とイジメの対応について考えさせられる内容だった。被害者、加害者の家族とマスコミ、SNSの無責任さに今さらながら呆れる。「裏通りで弱者が自分より弱い者を痛めつけるのがイジメだ」という言い回しが重たい。読了日:08月25日 著者:中山 七里ツミデミックの感想直木賞受賞作の6篇の短編集でした。共通する内容はコロナのパンデミックに関わるもの。最初の3編は何となく狂気の世界で恐ろしい。あとの3編は辛い世界の中から抜け出す明かりが見える内容でほっとする。個人的には「祝福の歌」が好き。まだ4年前のコロナ禍の異常な世界の経験が懐かしく思えた。作者が若いのか文中の若者ことばが分からなくて読み進むのに苦労した。読了日:08月23日 著者:一穂ミチ玉村警部補の巡礼の感想海堂尊さんの小説は初読み。「チーム・バチスタの栄光」を読もうと図書館の棚を探したが貸出中で代わりに読むことにした。玉村警部補の四国巡礼に加納警視正が同行する。途中で起きた事件を加納警視正が謎解きをする。阿波、土佐、伊予、讃岐と章がある中で伊予が面白かった。讃岐は別の物語かと誤解するくらい違和感があった。読了日:08月22日 著者:海堂 尊スピノザの診察室の感想私のお気に入りの作家夏川草介さんの新作で図書館本。甥の保護者になるために京都の大学病院を退局して地域病院勤務する雄町哲郎が主人公。医療が生老病死に対して無力さを感じながら、出来る範囲はどこなのか考えながら努力する姿に感銘を受ける。夏川さんの小説は周囲の人との会話が暖かい。続編では中将、鍋島先生が原田病院に来ることになった経緯とか南先生との師弟関係以外での展開を期待。京都の矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅の店と緑寿庵清水の金平糖の店に行きたくなった。読了日:08月18日 著者:夏川 草介猫楠 南方熊楠の生涯 (角川文庫)の感想奇人の南方熊楠を奇人の水木しげるが描いた漫画。「われは熊楠」の参考文献だったので読んだ。小説の描写を振り返りながらイメージ化できたがかなり卑猥。読了日:08月15日 著者:水木 しげるわれは熊楠の感想岩井圭也さんの小説は初読み。直木賞候補になったことと南方熊楠のことを知りたくて手にした。独学で博物学や粘菌の研究者になるが父と弟の支えがあってこそと思う。変人ぶりは幻想や脳の中の幻聴で描写されている。粘菌の子実体と変形体が羽山兄弟のようであり、「生きることは死ぬること、死ぬることは生きること」という哲学的な解ではないかと思えた。牧野富太郎の生涯と似てるかも?読了日:08月14日 著者:岩井 圭也しんがりで寝ていますの感想三浦しをんさんの小説は好きだがエッセイは少し合わない気がする。三浦さんの押しの人物をよく知らないからだと思う。前作の「のっけから失礼します」ではあまり感じなかったけど・・・読了日:08月11日 著者:三浦 しをんテミスの剣の感想さすが中山さんの作品と感じる骨太の物語だった。法と正義、組織と個人、マスコミの大衆迎合と扇動の根源などについて考えさせられた。登場人物に判事の頃の静ばあちゃん、光崎教授や古手川刑事がちらちら顔を出すサービスに微笑む。それにしてもミスをした時の組織の隠蔽体質やそれを面白おかしく報道するメディアは変わらないなと思う。読了日:08月10日 著者:中山 七里スナック キズツキの感想連鎖的に傷ついた人が訪れるスナック。酒を飲まなくても発散できる場所はいいな。連鎖している人が一緒に来てしまったらどうなるかと心配する。読了日:08月08日 著者:益田ミリ広域警察 極秘捜査班 BUGの感想福田和代さんの本は初読み。巻末の略歴を見ると大学の理系を卒業後金融機関のシステム構築を手掛けるとある。物語は航空機事故の犯人とされた天才ハッカーが特殊技能を買われ極秘捜査班BUGに組込まれる。筋書きは少し荒っぽいが騙しのテクニックがはらはらするほど面白かった。暗号解読表情分析、犯罪者プロファイリング、仮想通貨などについても理解が深まったように思う。読了日:08月07日 著者:福田 和代おばちゃんに言うてみ?の感想岸和田在住のこてこての大阪のおばちゃんとし子がおせっかいをやく周辺の人を描いた人情物語でした。丹那が大阪の実家に戻ることになり戸惑う沙由美、ピークを過ぎた痛いタレント華、スニーカーの転売を糧にする達也との話はそれなりに面白かった。同級生の光代、息子アキラの元カノエリカとの物語はおせっかいなのかどうか分からなかつた。大阪の文化に馴染まない人が少し考え方が変わる話がいいのかも。読了日:08月04日 著者:泉 ゆたか徳川15代の定説を覆す (宝島社新書)の感想徳川家康はじめ歴代の将軍への評価の定説について反証する内容だった。大河ドラマ「どうする家康」に乗っかったような内容で少し面白味に欠けると感じた。読了日:08月02日 著者:井沢 元彦成瀬は信じた道をいくの感想前作の天下を取りにいくを読んでいないが面白いとのお勧めで読んだ。成瀬の住む膳所駅からときめき通りが交差する旧東海道あたりに義仲寺まで歩いたことがある。成瀬の小学校の後輩北川みらい、父親成瀬慶彦、成瀬のアルバイト先のクレーマー呉間言実、びわ湖大津観光大使の同僚篠原かれんがユニークな成瀬あかり像を浮き彫りにする。そして漫才コンビの同級生島崎みゆきが大晦日に成瀬家を訪ねたドタバタ劇だった。地域を特化した物語も展開次第で面白いと感じた。読了日:07月30日 著者:宮島 未奈おひとりさま日和 (双葉文庫 に 03-08)の感想独り住まいをテーマにした6人の女性作家のアンソロジー。坂井さんと岸本さん以外は初読み。アンソロジーは読了後に物語の好みを考えたくなる。個人的には大崎さんのレンタル番犬リクの話、松村さんの最上階の賃貸マンションのオーナーの話、新津さんの聞き上手に磨きをかける人生を歩む決断をする女性の話が面白かった。坂井さんの話は独り暮らしの謎解きのような余韻があった。読了日:07月28日 著者:大崎 梢,岸本 葉子,坂井 希久子,咲沢 くれは,新津 きよみ,松村 比呂美ヤメ銀 銀行を飛び出すバンカー (文春新書 1448)の感想タイトルに惹かれて図書館で借りた。はじめにと目次を見て銀行業界の歴史と将来像のような内容。パラパラと読んだけどあまり関心がわかず読了を断念。読了日:07月27日 著者:秋場 大輔ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)の感想前作というか、「ほろよい読書」を読了したのが偶然にも1年前の7月25日。作家は違うが、酒と本と恋愛をお題にした短編集でした。それぞれ素敵な話で甲乙つけがたい。続編が読みたくなるのは朱野帰子さんの「オイスター・ウォーズ」と青山美智子さんの「きのこルクテル」。読了日:07月25日 著者:青山 美智子,朱野 帰子,一穂 ミチ,奥田 亜希子,西條 奈加裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)の感想タイトルにあるような爆笑のお言葉とは思えなかった。結構有名な判決時の出来事が多く裁判に関心が湧いた。読了日:07月24日 著者:長嶺 超輝八月の御所グラウンドの感想直木賞受賞作ということで読んだ。前編は高校駅伝の西大路で新選組を見かける怪奇現象。後編は御所グラウンドに戦争で亡くなった3人の野球好きの青年が助太刀に現れる。信じられないような違和感を前篇は荒垣さん、後編はシャオさんと多聞くんが主人公と共感する。後編はなぜか昔見た映画「フィールド・オブ・ドリームズ」を思い出した。読了日:07月23日 著者:万城目 学物件探偵の感想不動産物件の間取図と公告から始まる6編の短編集。不動産業者の名前がマナティ、ウミウシ、イソギン、浜栗、熊野見、セイウチ。その物件の購入希望者が疑問に感じることを業者が答えることで公告の深い意味を知ることができた。そのほかの購入者が疑問に感じることを物件の気持ちが分かる不動尊子が謎解きをする物語。中では表参道の吉田敦也の話が面白かった。乾くるみさんは静岡大学理学部数学科卒業ということで数字に造詣が深い。読了日:07月23日 著者:乾 くるみ山の上の家事学校 (単行本)の感想新聞社で働く仲上が家庭を顧みず妻から離婚を申し立てられる。妻に見放された絶望感から自堕落になる。そんな時妹から山の上の家事学校を勧められ通ううちに生徒や先生から家事について考え仕事や家族のあり方の認識を変えていく。今の社会において外で働く人と家事を専業にする人の認識を固定化する風潮は誰も幸せにしないような気がする。こんな学校のモデルがあるかなと思って調べたけど分からなかつた。読了日:07月18日 著者:近藤 史恵レイモンさん 函館ソーセージマイスター (集英社文庫)の感想カール・レイモンというブランドのソーセージが函館にあると初めて知った。頑固な職人気質のレイモンさんを函館の旅館の娘コウの視点で描いた物語。この小説をもっと前に読んでいたら6年前函館に行った時に直売店や資料館に立ち寄っていただろう。便利な通販で取り寄せることにした。シャウエッセンと食べ比べてみよう。読了日:07月15日 著者:植松 三十里上手な老い方 (TJMOOK)の感想巻末の格言以外は著者の過去の著作で読んだ内容だった。それぞれの章のまとめで関心のあるところを読めば十分な気がする。読了日:07月14日 著者:くもをさがすの感想妻に勧められて読んだ。カナダでのがん闘病記である。カナダと日本の医療体制の違いに驚かされる。私はがん手術を受けた経験があるが、日帰り手術でドレーンをつけたまま帰るなんて考えられなった。カナダでは個人の問題と組織の問題が明確に区別されていて、医師や看護師も労働者として良い環境だと思う。著者は子供や猫に愛情を注ぐが開放的な性格や交際範囲の広さで周辺の人を頼ることができたと感じる。また他人がどう思うかではなく自分がどうしたいかを実践する行動力が素敵。「くもをさがす」というタイトルは蜘蛛なのか雲なのか。読了日:07月12日 著者:西 加奈子梅と水仙の感想植松さんの小説は初読み。自伝「おばさん四十八歳 小説家になりました」を読んで面白かったので図書館のコーナーで借りた。この度の新五千円札の肖像になった偉人の物語。梅子のことは岩倉使節団に6歳同行した女子留学生、津田塾大学の創設者というくらいの知識だった。標題にあるように父津田仙の物語でもあった。黒田清隆、森有礼、伊藤博文、大山巌、勝海舟など明治の偉人がいきいきと描かれている。5人の留学生のなかでは捨松の生き方も良かった。読了日:07月09日 著者:植松 三十里しょせん幸せなんて、自己申告。の感想きみまろさんの人生や生き様が面白かった。ビートたけしさんとの出会いと再会のシーンは泣かせる。読了日:07月04日 著者:綾小路きみまろモップの精と二匹のアルマジロ (ジョイ・ノベルス)の感想あとがきを読むと清掃作業員探偵キリコの4冊目の本で初めての長編らしい。浮気の調査と謎解きは友也の性同一性障害かと想像したがAセクシャルだった。人を愛せないが、周りから結婚や交際を迫られる。片や自分に自信の無い女性の真琴がタイトルの2匹のアルマジロ。狂言回しはキリコの夫大介。大介とキリコがベタなというか軽い感じで若い人向きの小説と思った。読了日:07月03日 著者:近藤 史恵おしまいのデート (集英社文庫)の感想5つの短編で女子中学生と祖父、男子高校生と教師、男子高校生同士、バツイチのOLと大学生の転機を迎える出会いを描いたものでした。最後の短編は保育士と園児とその父親との未来を想像させる結末。それぞれ心あたたまる話だが、個人的にはタイトルのおしまいのデートが好き。再婚同士の子供達が上手くやっていけそうな予感。読了日:06月29日 著者:瀬尾 まいこセイレーンの懺悔の感想切り裂きジャック事件の後日談のようなスタートだった。事件を追うのは宮藤刑事というより帝都テレビ報道局の里谷と朝倉多香美。中山さんの小説は犯人探しのどんでん返しが多いけど今回はマスコミの報道姿勢に一石を投じる内容だった。里谷と宮藤は立場が違うものの信頼関係がありそれが里谷から多香美に引き継がれそうな予感がするラストがおしゃれ。読了日:06月28日 著者:中山 七里佐藤愛子の世界 (文春ムック)読了日:06月26日 著者:佐藤 愛子九十八歳。戦いやまず日は暮れずの感想一昨日「90歳。何がめでたい」という映画を観て図書館で借りた。別に直木賞受賞作の「戦いすんで日が暮れて」も読んだが佐藤愛子さんの人となりに触れることができたような気がする。歯に衣を着せぬ発言というが誰にも忖度することなく思ったことが言い合える重要性を認識した。ネット社会で他人の発言を目の敵にする風潮はいかがなものかと思った。読了日:06月23日 著者:佐藤 愛子大人は泣かないと思っていた (集英社文庫)の感想寺地はるなさんの「希望のゆくえ」を読んで他の本も読みたくなった。主人公の翼は男尊女卑の風習が強い田舎でも自分の生き方にこだわり暮らしている。その周囲の人の生き様が対照的に描かれる。それぞれが他人にどう思われるかではなく、自分がどうしたいかと変化を求めている姿が素敵。なかでも鉄也の家族が玲子さんの出現で劇的に変化するシーンが楽しかった。前作もそうだったが全体を通して優しさにあふれる内容だった。読了日:06月22日 著者:寺地 はるな海神の子の感想国姓爺と称される鄭成功の物語だった。鄭成功の両親が中国人の海賊と日本人だったことや国姓爺と称される経緯など初めて知った。川越さんの小説は4冊目だが今回もスケールの大きい内容だった。リーダーとして決断する時の主人公の苦悩が良く分かる。結果について間違うことも多かったが付いてきてくれる人も多く台湾で早逝しなければと思った。読了日:06月20日 著者:川越 宗一健康の分かれ道 死ねない時代に老いる (角川新書)の感想久坂部さんの本で類似した内容のものも読んでいた。健康、長寿、人生・死生観等について同意する内容だった。後期高齢者となっても健康長寿でいたいと考えて運動や健康診断の受診を続けているが、少し考え方を変えてみようかとも思った。健康の呪縛から自由になり自分を甘やかし人生を大切に生きる。意外と難しいかも?読了日:06月15日 著者:久坂部 羊落語速記はいかに文学を変えたかの感想録音、録画が出来なかつた時代に落語という話芸を速記により文章化した。当時の文学は文語体で現されていたが口語体で現されるきっかけとなった。坪内逍遥、二葉亭四迷、夏目漱石などに影響を与えたことに興味を覚えた。読了日:06月10日 著者:櫻庭 由紀子希望のゆくえの感想寺地はるなさんの作品は初読み。タイトルの希望は普通名詞ではなくのぞむという人名だった。母から希望と連絡が取れなくなったのでゆくえを探して欲しいと頼まれた兄の誠実(まさみ)は関わりのあったと思われる人から希望についての情報を尋ねる。見て見ぬふりをする自分と人の気持ちに寄り添おうとする弟との対比や親子の関係性について人間の多様性を感じる。希望に接した人達が少しでも未来志向になっていると思えた。読了日:06月08日 著者:寺地 はるな人面瘡探偵 (小学館文庫 な 33-2)の感想人面瘡と称する身体に出来た傷痕が宿主を連続殺人事件の犯人探しに導く物語。因習の強く残る地域でのワンマン経営者が亡くなりその相続人が次々と殺される。奇想天外の結末と思いきや少し期待外れだった。読了日:06月06日 著者:中山 七里まんがで読む 南総里見八犬伝 (学研まんが日本の古典)の感想朝井まかてさんの「秘密の花園」を読んで曲亭馬琴の南総里見八犬伝に興味を持ち手っ取り早く概要を知るために読んだ。子供の頃に少年向けの本を読んだ時わくわくした記憶が蘇った。読了日:06月02日 著者:キラキラした80歳になりたい (かやワイド新書)の感想テレビに出ている元厚生省官僚の著書。医学的な話と女性特有の話が多く少し違うなと感じた。読了日:06月01日 著者:木村盛世切り裂きジャックの告白の感想中山七里さんの本は文章に切れ味があるのでお気に入り。「ヒポクラテスの誓い」というドラマの原作が中山七里さんと知り本を読んだ。それから「ドクター・デスの遺産」を読み、刑事犬養隼人シリーズの1作目として読んだ。今回は脳死のドナーから移植することについて考えさせられた。連続猟奇事件の解明や犯人を追い詰めるシーンがテンポ良かった。最後のどんでん返しに流石と思い犬養刑事と古手川刑事の関係も良かった。読了日:05月31日 著者:中山 七里ともぐいの感想直木賞受賞作ということで読んだ。河崎秋子さんの小説は初読み。北海道白糠近くで自然と同化するように生活する漁師熊爪の物語。人間社会を煩わしいと思う感覚がリアルに描かれている。老いや病で将来が不安になった時に生き方を変更するのは中途半端となり違和感を抱いたままだと何か違うと感じる。その苦悩を解消するのは死を選択することもありかと考えさせられた。読了日:05月28日 著者:河﨑 秋子秘密の花園の感想曲亭馬琴の物語でした。稗史小説の執筆作法は史実の種を見出し、文章を耕して種を蒔き、大いなる虚を育てる。朝井さんの歴史小説に対する思いを曲亭馬琴の信条に投影している気がした。馬琴の交友関係で山東京伝、葛飾北斎、蔦屋重三郎が永井さんの小説「きらん風月」における栗杖亭鬼卵の交友関係の上田秋成、円山応挙、木村兼葭堂を連想した。個人的には馬琴の生き方よりも京伝の方が好きだ。江戸時代の武家と町人の関係や出版関係の事情について勉強になった。読了日:05月21日 著者:朝井まかてドクター・デスの遺産の感想図書館の映画・ドラマの原作コーナーにあったので借りた。映画は見ていない。終末期の患者や家族の苦痛を和らげるため違法な安楽死を実行するドクター・デス。極限状態において死ぬ権利をどう捉えるかというテーマは重たい。著者の問題意識と刑事が犯人を絞り込み逮捕する展開が面白かった。ラストシーンの娘のセリフが泣かせる。読了日:05月16日 著者:中山 七里夜の向こうの蛹たち(祥伝社文庫こ14-9) (祥伝社文庫 こ 14-9)の感想レズビアンの小説家織部妙と美人小説家橋本さなぎとその秘書初芝祐が織りなす人間模様はどろどろの関係になっていくかなと想像したが裏切られた。ストーリーの中で他人のことは一面しか見ていないのであまり深入りしないほうが良いと感じた。でもそれでは小説にならないかも?読了日:05月09日 著者:近藤史恵大奥づとめの感想大奥というのは御台様を中心とする女の世界だとぼんやり考えてた。当然そこにはいろいろな仕事があるわけでその仕事につく人間模様が面白かった。特にくれなゐの女の章の夕顔さんがちょぼくれの章のお正様として登場して場を和ませるやり取りがおかしかった。男がいないので女がしなくてならない仕事や大奥を和ませるイベントや芸事の世界は将軍のお手付きになり子をなす世界とは違い日常生活を感じた。読了日:05月08日 著者:永井 紗耶子61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめましたの感想香山さんの本は初読み。というかタイトルに惹かれて図書館で借りた。精神科医がへき地医療に取り組むようになった経緯が書かれていた。内容的には自分の気持ちの部分が多くへき地医療ならではの苦労話や総合診療の難しさの部分が少なく徐々に興味がなくなった。読了日:05月04日 著者:香山 リカ月と日の后の感想読後感は重たい。藤原彰子の物語だが、巻末の関係図を見ると一条天皇に嫁いだのは定子が先で彰子の従姉妹。そして彰子は12歳で中宮になる。夫、父、二人の子に先立たれるが天皇家と藤原家の関係が複雑すぎる。また、怨み疫病と呪詛や加持祈祷などが多すぎうんざりした。読了日:05月04日 著者:冲方 丁縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイルの感想新川さんの作品を読むのは久しぶり。副題に離婚弁護士松岡紬の事件ファイルとあり周りの人物聡美、出雲、玄太郎が絡む章立てになっている。離婚に絡む法律問題と子供の養育についていろいろと知る事ができた。紬さんに振り回される出雲君が可愛いそう。第四話の紬の過去と依頼人愛里の娘樹里の想いが切なかった。新川さんの表現で感心するのは人物像を服装や持ち物のブランドや使用状況で読者の想像力を掻き立てるのが上手いと思う。読了日:05月02日 著者:新川 帆立もう別れてもいいですか (単行本)の感想垣谷さんの本を久しぶりに読みかけた。我儘な夫に嫌悪感を持つが経済的な理由で別れることを決断できない主人公のイライラがこれでもかと綴られる。三分の一ほどで読み進むのに疲れて結末を読んでしまった。相手や世間がどう思うと自分の道は自分で選択するのが正解かな?読了日:04月28日 著者:垣谷 美雨太郎物語 高校編 (新潮文庫 そ 1-10)の感想三浦太郎の妻暁子さんの「太郎の嫁の物語」を読んで本書を読みたくなり図書館で借りた。昭和53年初版の新潮文庫で55年ほど前の文庫は活字が小さく読みづらかった。三浦朱門一家の太郎さんの青春物語だが、かなりユーモラスで暁子さんの本を読んでいたから余計に面白かった。世間に流されず自分の主張を通す曾野綾子さんの面目躍如の内容だった。読了日:04月27日 著者:曾野 綾子エリザベート (講談社漫画文庫)の感想ハプスブルク家の最後について知る事ができた。漫画だけど原作が良く史実にかなり忠実だと思う。読了日:04月25日 著者:水野 英子静かな雨の感想図書館の映画とドラマの原作コーナーにあった。著者が「羊と鋼の森」の作者だったので読んでみた。行助はたいやき屋のこのみに出会い何度か店を訪れるうちに親しくなる。このみは事故の後遺症で記憶障害になるが行助と同居するようになる。二人の世界が微妙にズレて来るがそれもありかなと思わせる優しい物語でした。読了日:04月21日 著者:宮下 奈都太郎の嫁の物語の感想著者は三浦朱門、曽野綾子のひと粒だね太郎の嫁。太郎の祖父母のことは知らなかったけど凄い人だと思った。三浦朱門さんと曽野綾子さんが義父母になるのかとたじろぐでもなく、さり気なく気配りしながら可愛がられている姿が微笑ましい。太郎と結婚するようになった経緯と息子太一の現在についても知りたかった。読了日:04月20日 著者:三浦 暁子ふたたび嗤う淑女の感想五つの章のタイトルになっている人物が死んでいく。柳井耕一郎という国会議員の周辺の人物が野々宮恭子に騙され破滅の道に進んで行く過程が恐ろしい。最後の柳井と恭子が殺されるが本当の犯人は?読了日:04月18日 著者:中山 七里雨月物語 魔道、呪い、愛、救い、そして美の物語集 (ストーリーで楽しむ日本の古典 5)読了日:04月16日 著者:金原 瑞人雨月物語―上田秋成が描いた怪異小説の世界 (ビジュアル版 日本の古典に親しむ14)読了日:04月16日 著者:藤本 義一あっぱれ! 日本の新発明 世界を変えるイノベーション (ブルーバックス)の感想新発明とされている技術の革新性がよくわからなかった。それと開発段階なのか普及している状況が見えて来なかった。読了日:04月15日 著者:ブルーバックス探検隊,産業技術総合研究所80歳の壁 (幻冬舎新書)の感想人生100年時代と言われても健康で生きることが重要だとよく分かる内容だった。過度な医療や専門医の言うことについて懐疑的だったが不安をあおる風潮に警鐘を鳴らすことは勇気がいると思う。読了日:04月14日 著者:和田 秀樹喫茶おじさんの感想主人公の気持ちについていけない。喫茶店のメニュー描写が多い。原田さんの作品としては面白くなかった。読了日:04月13日 著者:原田 ひ香きらん風月の感想永井さんの直木賞受賞作「木挽町のあだ討ち」を読んだ後の新作。戯作者栗杖亭鬼卵という人物が実在したことは知らなかった。師匠の木端やコーディネーター蒹葭堂に導かれ自分の生き様を掴んでいく。上田秋成、円山応挙などの一流の文化人との出会いや妻夜燕、弟子で養女の須美との出会いと死別等を通じて生きる意味を悟る。松平定信は対極の生き方だが、偶然の出会いで定信の信条を考えさせるシーンが面白かった。読了日:04月12日 著者:永井 紗耶子俺たちは神じゃない (新潮文庫)の感想中山祐次郎さんの小説で泣くな研修医シリーズ以外を読むのは始めて。生真面目な性格の主人公のイメージは似ているが外科医のレベルは数段上だった。内容は医療現場で起こったと思われるモデルがあると思われる。現実の世界は正解はなく悩ましいことは多いと思うが主人公のような医者ばかりではない。医療に過度な期待はしないほうが良いと思う。読了日:04月09日 著者:中山 祐次郎三淵嘉子と家庭裁判所の感想NHKの朝ドラのモデルのことを知りたくて読んだ。戦前から戦後にかけ男性社会だった法曹界で活躍した決断実行力に脱帽。読了日:04月08日 著者:清永 聡宙わたる教室の感想伊与原新さんの小説は「八月の銀の雪」「オオルリ流星群」に続き3作目。著者の略歴にあるように東大大学院で地球惑星科学専攻していたから出来た感動的な物語でした。東新宿高校夜間部の個性的な四人が藤竹という教師に導かれ科学部で創造的な研究をする。藤竹は著者を連想させ、日本のアカデミズムの権威主義的な世界に痛烈な批判をする。しかし、JAXAの世界では研究の成果を正当に評価しているとも認識。ストーリーとあまり関係ないが要くんの弟がどうなったのか、また佳純との関係は進むのか気になる。読了日:04月03日 著者:伊与原 新藤原道長・王者の月 (PHP文庫)の感想藤原道長の物語だが自分の娘を3代の天皇に嫁がせ栄華を極めたことがよく分かつた。藤原家の権謀術数は他家に対してだけでなく兄弟、叔父甥、従兄弟などの間で繰り広げられる。そこに天皇も従兄妹や叔母と嫁ぐし、それも複数いるのでややこしい。一条天皇の后定子と彰子はその家庭教師である清少納言と紫式部の関係で有名だが、二人は従姉妹関係。一夫一妻制の現代では考えられない。NHKの大河ドラマを理解するために参考になった。読了日:04月01日 著者:篠 綾子ブラックリスト 警視庁監察ファイルの感想伊藤源太郎さんの小説は初読み。警察の不祥事を取り締る監察の相良が特殊詐欺グループの幹部のリストが内部から漏洩した疑いを突き止める物語。残念ながらあまり共感できないストーリーだった。読了日:03月29日 著者:伊兼 源太郎ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵 (文春文庫 い 112-1)の感想一色さゆりさんの小説は初読み。著者紹介の欄には東京芸大卒で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞している。アートの旅を企画する梅村トラベルの桐子から直島への旅行招待を受けた優彩が人生を見つめ直す物語。美術館巡りと二人の関係の謎解きのストーリーは優しい。読了日:03月26日 著者:一色 さゆり外科医、島へ 泣くな研修医6 (幻冬舎文庫 な 46-6)の感想泣くな研修医シリーズの新刊なので図書館で借りた。雨野隆治が半年の任期で離島の診療所に派遣される。都会の総合病院では考えられない体験をする。專門の消化器外科との違いを経験したことにより自分に向いている医療について考える。将来は故郷鹿児島に帰り母の側で活躍することを期待する。読了日:03月24日 著者:中山 祐次郎悪逆の感想久しぶりに黒川さんの小説を読んだ。詐欺師のような悪党二人と麻薬に関係する新興宗教の幹部が手荒いやり方で殺される。手口はかなり周到で捜査陣は振り回される。府警の館野と所轄の玉川が名コンビで捜査の輪を縮めていく物語はハラハラしたり二人の会話に笑ったり。まさに黒川節と言う感じだった。かなり慎重な犯人が車の処分や強奪した金の換金が少し軽率な感じはしたが迷宮入りにならなくて良かった。不謹慎かもしれないが殺された連中に同情出来なかった。読了日:03月23日 著者:黒川 博行推し、燃ゆの感想芥川賞受賞作として図書館のコーナーにあったので借りて読み始めた。若者の感性が良くわからず、面白くなりそうにないので挫折。読了日:03月18日 著者:宇佐見りん警視庁FC (講談社文庫 こ 25-44)の感想ロケを円滑に進めるFCという部署が警視庁にあるかどうかは知らない。ロケ現場で殺人事件が起こったがその捜査について謎が深まるばかり。地域総務課担当の楠木が謎を解決する不思議な?ストーリー。読了日:03月14日 著者:今野 敏初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖 (時代小説文庫)の感想「えどめぐり」というアンソロジーで篠綾子さんの「名水と葛」が良かったので図書館で借りた。町奴の息子喜八と弥助に親を弾圧した鬼の勘解由こと鬼勘の中山直房が織りなす人情ばなしだった。江戸時代の木挽町という場所の理解が少し進んだ。読了日:03月12日 著者:篠 綾子おばさん四十八歳 小説家になりましたの感想図書館の植松三十里さんのコーナーで「群青」を探していたらあった。小説家になるまでのいきさつ、テーマの選定などを語るところが興味深かった。また、亭主と二人の娘との家族関係も楽しい?!エピソード満載。正直に言うと植松さんの小説を読んだことが無い。「桑港にて」「調停の階段」を読んでみたくなった。横田美砂緒さんの装画・挿画が素敵。読了日:03月10日 著者:植松 三十里透明な螺旋の感想図書館の返却棚にあり作者名を見て借りた。読み始めてガリレオシリーズだと気付く。出産したものの事情があって育児出来ず子供を手放した女性達の苦悩が伝わる物語りでした。読了日:03月08日 著者:東野 圭吾石内都 都とちひろの感想内田也哉子さんの本で写真家石内都さんを知った。母藤倉都と画家いわさきちひろの共通点が多いことに驚いた。そして著者名は母親の旧姓を使っていることを知り母子の絆の強さを感じた。読了日:03月07日 著者:石内都BLANK PAGE 空っぽを満たす旅の感想内田也哉子さんと著名人との対談集。彼女の感性が樹木希林さんの影響によるものと感じられた。孤独感は哲学的であり対談の相手からも共感を得ていると思った。それぞれの方たちの著作等に触れてみたくなった。也哉子さんの次男玄兎くんの挿絵が良い。読了日:03月06日 著者:内田 也哉子消えゆくメディアの「歴史と犯罪」の感想朝日新聞と敵対?する二人の対談は尽きない。新聞、テレビのマスコミと記者クラブの実情と、日本のマスコミの左寄りという思想よりもドリーマーという観点が面白かった。今政治資金規制法で騒いでる野党もマスコミとと同じと感じる。マスコミは国民の知る権利と称し真相究明を煽る。読了日:03月05日 著者:門田 隆将,井沢 元彦嗤う淑女 二人の感想「笑え、シャイロック」を読んだあと図書館に配架されている表題を見て借りた。連続した事件に関与するさゆりと美智留の異常さが恐ろしい。結末が逮捕に繋がらす残念。ウィキペディアで調べたら前作が2刊あったので読まなくては。読了日:03月04日 著者:中山 七里日本の建築 (岩波新書 新赤版 1995)の感想国立競技場を設計した隈研吾さんが日本建築と西洋建築の関わりの歴史を哲学的にまとめた内容だった。隈さんがバブル崩壊後に仕事が無くなつた時に私の故郷の高知県梼原町の芝居小屋ゆすはら座を見る。また役場から杉材を使うことを条件に宿泊施設の設計を依頼され木造建築の奥深さを知ったことが転機になったと語られていた。モダニズム建築の独善的な排他主義でなく多様性をはらみダイナミックな変遷を遂げる日本建築の良さを理解する上での参考書となった。読了日:03月02日 著者:隈 研吾刑事の慟哭の感想下村敦史さんの小説は「同姓同名」に続き2作目。前半は少しまどろっこしい感じかして読むのを中断しょうかと思った。爆破事件の法定場面から俄然面白くなり一気に読了した。日頃私が感じている不寛容な社会はメディアが煽り、SNSで正義の味方ぶった人が炎上させる。承認欲求が強くて相手に自分が正しいことを認めさせるために手段を選ばない人が多いと感じる。そんな時代に信頼してくれる相棒がいることはありがたい。読了日:02月29日 著者:下村 敦史笑え、シャイロックの感想不良債権の回収の部署渉外部に配属された主人公結城に仕事を教えていた上司が殺され、その仕事を引継ぐ。一癖二癖ありそうな債務者から債権を回収するストーリーが面白かった。最後に怪しいと思った渉外部長ではなく真犯人が分り、部長の後任者からシャイロックの異名を知らされるエンディングが良かった。気丈な彼女との幸せな家庭を築けるといいな。読了日:02月26日 著者:中山 七里笠置シヅ子自伝 歌う自画像 私のブギウギ伝記の感想朝ドラ「ブギウギ」を見ています。主人公福来スズ子のモデル笠置シヅ子の自伝を今までのドラマの復習のような気持ちで読みました。ドラマは脚色があるもののかなり忠実に描かれていると感じました。読了日:02月22日 著者:笠置 シヅ子月曜日の抹茶カフェの感想東京の睦月に臨時営業の抹茶カフェで出合った二人。如月から霜月までのいろんな人が京都と東京をつなぐ。出会いや時間が自分の成長を助けてくれる。そして師走に再会する二人。メルヘンを読んでいるみたいにホッコリする結末。読了日:02月20日 著者:青山 美智子同姓同名の感想下村敦史さんの小説は初読み。同姓同名というタイトル通りにやたらと同じ名前やそれを識別することばが出て混乱する。犯罪被害者の家族へのメディアの対応、加害者が未成年だった時の実名報道のあり方、加害者と同姓同名だった人への世間の目など考えさせられる内容だった。メディアやSNSによるバッシングは不寛容な世の中を助長していると感じていて同調圧力は恐ろしいと思っている。他人がどう言おうが自分の道を貫く需要性を示唆してくれる内容だった。読了日:02月18日 著者:下村 敦史【2023年・第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)の感想小西マサテルさんの小説は初読み。このミステリーがすごい!大賞受賞作ということで読んだ。祖父の影響でミステリー好きの主人公 楓の心象風景が楽しい。あまりミステリー作品を読んだことのない私には作家や作品の固有名詞に着いて行けなかった。楓をストーカーしている犯人と香苗の殺人犯が同じことに意外性は無かった。結末はリドル・ストーリー風になっているところがオシャレ!でも結末は想像出来る。もう一つの結末だったりして!?読了日:02月15日 著者:小西 マサテル人はどう老いるのか (講談社現代新書 2724)の感想久坂部羊さんの持論で老いと死に向かう心構えみたいなものを学んだ。特に身内が認知症になった時に介護する人が寄り添うことが大事だと感じた。それと久坂部さんの父上が良く口にしたという「無為自然」「莫妄想」「少欲知足」を心掛けだい。読了日:02月13日 著者:久坂部 羊ウルトラ・ダラーの感想外交ジャーナリストの面目躍如という内容だった。日米英と中国、北朝鮮の情報員達の凄まじい暗躍が描かれている。拉致、偽ドル、ミサイルの密輸など北朝鮮が絡んでいる事件をヒントにしていると思うが、中国の暗躍を警鐘を鳴らしている。2006年発行の小説だが、現在の世界が米中衝突の危険性が増していると痛感する。読了日:02月11日 著者:手嶋 龍一カモナマイハウス (単行本)の感想久しぶりに重松清さんの小説を読んだ。空き家のあれこれを考えながら夫婦、親子、兄妹の接し方についても考えた。西条真知子という記者の奔放さとそれに対しての水原孝夫の心理描写が面白かった。読了日:02月08日 著者:重松 清星屑のうた―抒情詩宝石集 (1982年)の感想月刊「詩とメルヘン」の編者やなせたかしが選んだ朱玉詩集。「アンパンマンの遺書」がきっかけで久しぶりに詩集を読む。奥付には発行者 辻信太郎、発行所 株式会社サンリオとあった。高名な詩人はいないが素朴な心に沁みる作品が多かった。読了日:02月05日 著者:やなせ たかし歌われなかった海賊への感想逢坂冬馬さんの作品は2作目。第二次世界大戦末期のドイツ片田舎の物語。ナチスが押し付ける価値観に反発して抵抗する若者(海賊)がいたことに衝撃を受けた。ナチスの思想に迎合した善良なる?市民からの同調圧力は強かったと思うが、戦後ナチスのせいにする大人の保身を海賊は許せない。日本でも戦中、戦後において同様なことがあったと思う。今もマスコミやいわゆる専門家などが同調圧力を強めコメンテーターが同調する図式が散見される。不寛容な世の中が生き辛さを助長していると感じる。最後に序章を再読したが重たい内容だった。読了日:02月04日 著者:逢坂 冬馬迎撃 〈新装版〉 (徳間文庫)の感想紛争地にいる日本人と行動を共にしたジャーナリストを通じて戦争と平和を考え、今さらながら日本人と世界の人達との常識の差を感じた。また、作者あとがきに戦争の原因は民族と宗教にあるが朝鮮戦争やウクライナ戦争のように独裁者の狂気でも起こる。平和憲法で戦争しないことは良いが防衛するために戦う、PKO等の国際貢献で自衛隊をどのようにするか課題が多いと感じさせた。読了日:02月02日 著者:今野敏テロリストの家の感想公安部の外事課でテロ対策担当の捜査員幣原の身内に起きた不祥事。殺人事件までに発展し、犯人逮捕までの筋書きの中で公安部と刑事部の捜査方法の違いとマスコミや論説者の倫理感の無さが興味深い。母と子、夫婦関係、兄妹の愛が切なかったストーリーだった。読了日:01月30日 著者:中山 七里アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫)の感想私と同郷のやなせたかし夫婦をモデルにした朝ドラが25年春から始まるらしい。アンパンマンの作者であることは知っていたがこの自伝では知らないことだらけ。不思議な縁で交友関係が幅広く、でも我が道を行く姿を読んで感動した。次は詩とメルヘンを読んで見たくなった。読了日:01月26日 著者:やなせ たかし大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒントの感想中村メイコという女優を知っているようでほとんど知らなかった。天才子役ゆえに大勢の俳優と親交がありその方達から頂いた物などを捨てるという冒頭から始まった。そこまでやるかと思いながら章を読み進めていくと彼女の人生観がよく伝わって来て大半は同感であった。夫婦関係、子育て、老後の処し方の参考になる。読了日:01月24日 著者:中村 メイコとんずら屋弥生請負帖の感想第三話の鐘ヶ淵−往還を「えとめぐり」で読み面白かったので図書館で借りた。誰が味方で誰が敵か混乱させる筋立てだが、啓治郎と進右衛門だけは弥生を守っていると思った。甘っちょろい感じの弥生が成長していると感じる結末だった。読了日:01月23日 著者:田牧 大和楽園の犬の感想読売新聞の書評を見て図書館で借りた。岩井圭也さんの小説は初読み。舞台は太平洋戦争直前のサイパン島。3話まで不本意ながら堂本海軍少佐の防諜活動の手先(犬)となった麻田が隠れた能力を発揮する。その後は表紙の南洋桜と言われる鳳凰木がキーワードとなり麻田の生き様が息子に伝わるシーンは感動的だった。読了日:01月19日 著者:岩井 圭也木挽町のあだ討ちの感想直木賞の候補にあがった時に図書館で予約したのだがやっと読了した。木挽町は芝居小屋があった場所。歌舞伎の場面のように木戸芸者の一八、立師の与三郎、女形で衣装担当のほたる、小道具の久蔵とその妻お与根、戯作者の金治が仇討ちの場面と自分の訳あり人生を語る。最後に敵討ちの当事者菊之助がその種明かしをするという物語。だんだん物語に引き込まれ流石直木賞を受賞するだけのことはあると納得。読了日:01月16日 著者:永井 紗耶子鳴かずのカッコウの感想手嶋龍一さんの小説は初読み。外交ジャーナリストとしてテレビなどで解説する人だと知っていたが、作家とは知らなかった。本書を新聞広告で見て読んだ。公安調査庁のことは弱小官庁と言いながら本当に主人公のような人がいたら心強いと思う。最初は北朝鮮の非合法活動をウオッチしている内容と思った。だんだんと米中関係の機微や日英のしたたかさに接する内容になり楽しめた。読了日:01月13日 著者:手嶋 龍一星に願いをの感想14歳の時「さよなら、田中さん」で文壇デビューした鈴木るりかさんも20歳。本作は「太陽はひとりぼっち」の続編のような感じ。花ちゃんの母真千子さんとおばぁちゃんタツヨさんの壮絶な生き様をタツヨさんが残したノートで知る。人の思いのすれ違いが悲しい。前半は面白かったが後半は重たすぎた。読了日:01月09日 著者:鈴木 るりか鬼はもとより (文芸書)の感想藩札を守るため国を捨てた奥脇抄一郎がある縁で貧乏藩の梶原清明を助けることになる。今まで誰も責任を取らなかった藩政改革のため鬼になる清明。自分の役割が終わった時に潔く後任に託す。藩札の役割が良く分かる内容だった。今の時代は清明のような政治家を求めるのは無理かな?!読了日:01月07日 著者:青山文平えどめぐり <名所>時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)の感想五人の作家さんの江戸を舞台とした短編集。篠綾子さん、田牧大和さん、宮本紀子さんは初読み。私の好みは「名水と葛」と「鐘ヶ淵―往還」。読了日:01月04日 著者:宮部 みゆき,朝井 まかて,田牧 大和,宮本 紀子,篠 綾子読書メーター
香取神宮 佐原の町を散策してきました
https://ouchilove.exblog.jp/37163743/2024-12-14 12:00:00 - 今日は1度行きたかった香取神宮に行ってきました本宮と奥宮に茅の輪が設置されており形代と茅の輪守りを大祓い受付にて頂いてから初めて茅の輪をくぐり今年1年の感謝と新しく迎える年の無病息災を祈願してきました参道入口のお食事処でお昼ご飯を食べて会計する時にお店のご主人が佐原の観光マップを見ながら「まずここに車を停めて、 それからここへ‥そしてここへ‥」ととてもご親切に教えて頂き私と主人はその教えの通り佐原の町を散策してきました東京駅と同じ赤レンガの佐原三菱館へ川崎銀行当時のとてもモダンな建築様式の建物の中も見ることができます次はジャージャー橋へ30分ごとに落水します「残したい日本の音風景100選」に選ばれてますそしてこの舟に乗って小江戸さわら舟めぐりなんと今日から舟の上にこたつ(*^^*)それはそれは暖かかったです舟から見上げる佐原の街並みのなんともすてきなことその後伊能忠敬旧宅を見て焼き芋食べてさつま芋とお団子をお土産に買って帰ってきました素敵な1日でした(*^^*)にほんブログ村 人気ブログランキング
2020/1/20~2/4歴史ネタまとめ:大泉学園のお松さま、人頭杖のすべて、久が原古跡、泪橋、心霊妙見坂、羽田空港の赤鳥居、切支丹屋敷、小日向神社の銀杏、蛇窪神社、柳原浮世絵
https://okab.exblog.jp/34331029/2024-12-12 12:00:00 - むかし明治男幻想みたいなものがあったが昭和オヤジ幻想と同じようなもんだな。だいたいどんな大雑把な括りだ。。 https://pic.twitter.com/lAxdAUeddE 昭和初期の今で言う中学生の副読本。謎の構成だがこういう絵はけっこうきれいで参考になる。胴丸着用の図がなんかすごく恥ずかしい感。江戸時代の男服がいかに突飛かがわかるなあ。それまではおおまかには構成が変わらない感。 https://pic.twitter.com/wwfCNpvlwhで、考古遺物からの幻獣を獣に混ぜて書いてある。参考書だから教科書に沿ってあるんだろう。魑魅(魍魎のチミ)がほんとにわけわからない。諸星大二郎か。 https://pic.twitter.com/7KhGGV4UTF中盤に掲載の小林清親の鉄道図について。非常に人気があり虫穴があっても例外的に高額が付く近代浮世絵ですが、最近は海外の銅版画(アメリカの新聞)の写しという説がとられる。煙突など描画当時の車体にはないんだとか。弁慶号でもないのか。:写真追加:港区三田を行くシリーズ(2)「幽霊地蔵」 https://okab.exblog.jp/26577802/#a01あまりのきれいさに涙がとまらん(そりゃここを使う層も高齢化したり代替わりしたりして冷暖房完備にもなる)泪橋 https://pic.twitter.com/gENYIh4f6yそういえば毛羽毛現に札付けされた石仏って似てるよね水木しげる的風景 https://pic.twitter.com/sf5CY0AF5n牛窓の朝鮮通信使<心霊マップの場所に興味(東京)>わざわざ行く気はしないんだよな、チェックリスト作ってみよ(私有地以外で写真撮ってないとこは集めるか)東京都の心霊スポット一覧 https://ghostmap.net/spotlist.php?precd=8… #東京心霊スポット @全国心霊マップよりこれね妙見坂は妙見堂の参道で違うんだ(樹老人という精霊話はあるが)。マップは正しく地蔵のとこになってる。そしてこれ大した事件で無かったとも【東京都】妙見坂(首吊り坂) https://ghostmap.net/spotdetail.php?spotcd=2628… #東京心霊スポット @全国心霊マップより https://pic.twitter.com/Pu1LpafXeN口コミなので仕方ないが古い話とともにネタ本のぱくりっぽいのもあるね。佐々木喜善の幻覚とされる小日向神社の木娘は今もあるが、砧公園の第六天と共に収録されていることから「心霊現場」の引用であるみたいだ。小日向行ってみよう(今年2回目) https://powerspot-quest.com/diary/posts/661/comments/554…すっげー寒くて電車は止まり心身に悪影響を与えたけど移設当時はニュースで検証及び中継され、米軍接収モニュメントで残され昭和初期の頑丈な基礎のせいで動かせなかったとも(本社は既に移転改装中【東京都】羽田空港の赤鳥居 https://ghostmap.net/spotdetail.php?spotcd=1039… #東京心霊スポット @全国心霊マップより https://pic.twitter.com/vj4s1Gc9SX山屋敷自体は比較的早く無くなったらしく、迷信及び忌み地的な扱いがこの伝承になった、が、再開発でシドッチ神父の遺骨が発掘され俄然心霊ぽくなったのね【東京都】切支丹坂 https://ghostmap.net/spotdetail.php?spotcd=550… #東京心霊スポット @全国心霊マップより →八兵衛石等 https://okab.exblog.jp/26883776/ https://pic.twitter.com/lq8ycCXiy3もともと有名だったらしいが、前記サイトにては吉田悠軌「怪談現場」をソースにしたであろう心霊スポット、小日向神社銀杏。話者佐々木喜善は今凸版印刷小石川ビル敷地の下宿から茗荷谷駅向こうの柳田国男邸を訪ねてたが、小日向は途中にあたり石段や鳥居は当時のものか、僅か2本の銀杏が「白い女の顔」の木と。水野葉舟本(小説)と佐々木喜善全集2(日記)未確認 https://pic.twitter.com/Wgm1PunrwL(後記)引用女の顔これは自分の友人のK氏から聞いた話である。或る時、K氏は知り合いの女の人と二人で小石川の某所を散歩して帰りに、或る八幡宮の下に来ると、女の人が頻りと、上にあがって休もうと言う。K氏は疲れていたが、あまりたってすすめられるのでとうとう上にあがって、境内に当る大きい銀杏樹の根元に腰を掛けて休んだ。すると、どう何か恐ろしいような気がしてならないので、K氏はその女をうながして、宮の前の石段を降りた。K氏は女と並んで降りて来ると、ふと女は「ア・・・・・・!!」と言うと、両手で顔を覆うてしゃがんでしまった。この不意の有様に驚いて、K氏はふと上を見ると、石段に覆いかぶさっている銀杏樹の技の先きに、ぼっと白く光って女の額が見えた。非常に驚いて、恐ろしさでしゃがんだまま、動かぬ女の手を取って、引きずるようにして走けて帰って来た。後で聞くとその女も女の顔を見たので、その顔は女の友人で、肺病で死んだ人の顔であったそうだ。(佐々木鏡石(喜善)談、水野葉舟「怪談」〜東雅夫編「夢魔は蠢く 明治編」2011/7ちくま文庫)気が入ってないため混迷してるが、小日向神社の顔の怪談、どうも葉舟ではなく誰かの実録で読んだと思ったら、東雅夫さんの昔のブログで田中貢太郎と言及があった。田中貢太郎蟇はあのへんの溝に棲んでたので道理だ。青空文庫には無かった。佐々木喜善本人の日記に依るのが一番だな。 https://pic.twitter.com/O7h9N8t5uWジャネッターの仕様で画像が左倒しになります。。あと直リンクがはりづらい。【東京都】小日向神社 https://ghostmap.net/spotdetail.php?spotcd=549… #東京心霊スポット @全国心霊マップより https://pic.twitter.com/lJnYc0Lpcu切支丹屋敷跡の碑はそのまま。八兵衛地蔵の構成が変わっており石質から地蔵前の黒石が八兵衛石の欠片と思う。シドッチ神父確認地はとっくに再開発完了してるがこのあたり。切支丹坂は少し右折石積塀の短いとこで、トンネル内湧水が元の川、高札場、遠く望むとこんな。牛天神下!中世田圃は出たのかな? https://pic.twitter.com/xeLBacZUtrはい。何百年前の話なんだということですが切支丹は魔道士だと思われていたので、あるいはキリストの復活のイメージがゾンビ的な歪んだ印象も与えたかもですが、聖遺物と称して殉教者の骨を食べたとかそう(カテドラルには世界でも珍しいフランシスコ・ザビエルの一部がある) 【東京都】切支丹坂 https://ghostmap.net/spotdetail.php?spotcd=550… #東京心霊スポット @全国心霊マップより https://pic.twitter.com/HcGC1c4WuZなぜか吉祥寺(寺の方)にあったお七比翼塚。 https://pic.twitter.com/dKQzJLiToH吉祥寺(超巨大)は吉祥寺駅のあるあたりの人が信仰してたとかなんとか。本駒込から水道橋あたりを江戸時代動いたくらい。大変多くの大名墓があり、しかも巨大な墓石を荒れてはいるが今だに残していて景観的に実に貴重。浅草寺の焼けた経蔵を想起する経蔵。榎本武揚。二宮金次郎。鳥居龍蔵。 https://pic.twitter.com/CudCvzgqg3この謎の六地蔵サークル、クレイジージャーニーの羊サークルおもいだしたが、なんかこういう形は他でも見たな。女性ないし尼墓では。 https://pic.twitter.com/XWkkSArYzr溝口伊勢守のお墓は見つかりませんでした。あたりまえだ掘り返したんだから(?)吉祥寺 https://pic.twitter.com/Zvi15xtCCp洞泉寺都史跡儒学者原4代墓について、戦国武将の末裔という刻銘が比較的新しいと思われる墓石の脇に彫られているが、こういうのはもし明治まで下ると良いように作られてる可能性も否定できないのでなんともいえんですね。。(吉祥寺の脇、4時で閉まります) https://pic.twitter.com/az0DeYc742あと目赤不動いったよ、吉祥寺の前だし。近場のお寺に樋口一葉の師匠で恋慕先だった小説家もいた。近所から集めたと思われる蕩けた大小石造物。多分中世板碑が一枚(目赤不動)。 https://pic.twitter.com/U9278NGyEM宮内庁ぽいやつ。 https://pic.twitter.com/JL91aMMCsiピンク僧衣そういえば。新橋「ご存知鈴ヶ森」千龝楽のようです。Twitterだったか忘れた。パンフに絵金の鈴ヶ森写真をひっそり提供させていただきましたよ。幡随院長兵衛の墓参りに浅草いくの忘れた>初春歌舞伎公演 https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2020_hatsuharu_enbujyo/…<蛇窪神社>提灯だけだと怖い人の儀式みたいだ https://pic.twitter.com/o9pGpUE0Zeことしは顔ハメか(今だに七福神めぐる人やドラクエかなんかやりに来る人で盛況でサブカルシフトなにより)でも弁財天小顔過ぎね?1の悪意に触れたら10の善意に触れないと癒えないひとっているけど、うーん100の悪意の中に善意にとれなくもないのが1あるくらいが塩梅だと気づいてしまった年頃だなあ https://pic.twitter.com/M0y3pI6zAFたぶんここは節分まで正月なとこなんだなー<エジプト最初期の動物園>ペット埋葬(ざっくりしすぎてとても手に負えない範囲…)に興味を持ったはいいけど、ヒエラコンポリスの動物園(地球大紀行)に行き着いたらどうでもよくなった。。エジプト初期王朝で動物園を営んだ王がいて、動物も女子供も全て殉死させた、動物神の概念は古代エジプトに受け継がれたと。。クロマニヨン人は犬を埋葬したんだっけ。ヒエラコンポリス初期の動物園において神はおろか人と獣の区別すら明確でなかったか、動物園には人間も飼育され殉死用途だったか。のち単なる瞬時の生贄として食されもした動物。ナルメルは明確に動物神というエジプト宗教の特徴を記録した初のファラオだったかここでホルスの不在がヒエラコンポリスの動物神源流説への疑念を抱かせたが、5500年前のハヤブサの彫刻が示唆するものは。ヒエラコンポリス動物園の三千年後に近くエドフにハヤブサ神殿が建てられていて、ローマ時代ではあるが巨大レリーフの動物は全てヒエラコンポリスと同じ…単に棲息してただけ?…ヒエラコンポリスは6千年前だから、ハヤブサ彫刻も5百年も経ってるんだな。明智光秀、小栗栖の明智藪にて土民に討たれる。竹槍にて脇腹を貫かれハラワタの飛び散ったとこに笹も生えなくなった(ので緑を使ってるのかどうか知らんしここの写真がでてこないので今度行ってくる)ワタ出という。光秀の怨霊が呻く、軍勢の声が轟くとも囁かれたそうだ。https://www.travel.co.jp/guide/article/15300/2/… https://pic.twitter.com/ufm5sSUU2e道三好きだなー。明智光秀は忠義の真逆ということで忠義好きな武士にとっても庶民にとっても江戸も明治もアンチヒーローで、三日天下を揶揄する変な話も広がってたが、明治時代の歌舞伎で維新前は武智光秀なので家紋が同じでも別人に違いない。このお色気シーンは夏頃かな?違 https://pic.twitter.com/aFmtdfwnLnサムライ天下って、元から獣のように人殺そうだったんじゃなくて案外と近代になってからそのマッチョな考えの矛盾や理不尽を解決するための方便として武士道みたいなのができあがったゆえ、戦国頃はあんな惑いも往往あったんじゃないかなという。こんご明智光秀がどう堕ちるかを描くのかなあ。 https://pic.twitter.com/wTiiy7E8op史上最も長く漂流した男、船頭重吉口述「船長日記」NHKドキュメンタリーみた。壮絶だなあ。文化文政頃は諸外国船が通過点として日本近海をうろうろし、スキあらば開国させ交易条約を結ぼう利権を手にしようとしていた、だからカリフォルニアで助けられた後も2年運命に翻弄されたのね。帰国後もいい。サンバリュ枠のノンフィクションタクシー。題名はハードボイルドグルメを想起させるもののヒリヒリするクレイジージャーニー感は無く、土曜版陸海空的なアポ無し旅。タクシー感が弱い。でもネタは珍しい。インド最恐のバンガール城に聖人が呪い殺した一万人の幽霊が出るというのはギネスかな。何時も気にも留めなかった通用口の鳥居。よく見ると石造には普通は作らない明神鳥居の細かな造作が加えられており扁額を載せる金具もある。大正初期、二本榎の参明教会本部長渡辺秋子、渡辺秋徳。情報が無いが、同教会安立秋子なる富士講系統一新宗教(教派神道)行者がいたらしい。なるほど。 https://pic.twitter.com/cIG0aUAXu9 新宗教の遺物は富士講以外にも近くの浄真寺に石柱がある。しかしもう大正に入っているからこちらのほうが新しく、戦争によって痕跡が消されよくわからなくなったのだろう。新宗教は興味がないので追わない。日本霊異記が棚から落下して額を打った。読んでたらファミリーヒストリー終わってた。飛鳥→奈良の元興寺が出てきた。大陸臭い未完成感の奇談もあれば江戸話がパクッてるのもある。今昔物語かどちらかしらんが教養だね。僧が人に薪を与え死に、苦役の牛に転生したのを観音が引導を渡し解き放つの良いな 理不尽系の話はのちのち翻案時にちょっと鞣されてましにはなってる。誤って死神に連れてかれたから戻されたものの火葬されて肉体が既になく、本来死ぬ者の霊の頭をかち割って連れてったとこに残された肉体へ入れと言われ、何だかんだで四人の親を持つ子になる…中国の話ぽいな(日本霊異記)幡随院長兵衛夫妻供養墓谷文晁墓伊能忠敬師弟墓源空寺梵鐘銘文(徳川家康戒名)伊豆長八墓島田虎之助兄弟墓伝葛飾北斎父佛清墓葛飾北斎墓///<突然の人頭杖ブームとお松様の塚確認に大泉学園(もともと学園はない)>精神的に人頭杖なので水ダウ見て休みます。鎌倉時代〜現代。 https://pic.twitter.com/upexjiKTmU人頭杖で叩かれるあるある探検隊あるある探検隊… https://pic.twitter.com/D0pp9xF16gみんなおんなじようでいて、パターンがある人頭杖。。案外と立体がないなあ※吉祥天女の妹の黒闇天女(俗に貧乏神)が持つのが人の頭の一つ載った杖だそうで、密教では閻魔王の后のひとり。ちょっと混同してしまったかも… https://pic.twitter.com/TZvgbBVrO3飽きちゃったよもう人頭杖!檀拏幢(だんだどう)今日は水木先生を思う日だった先のツイートに境港の地獄もあるおわりです https://pic.twitter.com/hw69pZRTAR人頭杖の人気なさすぎ萎える(幕末明治の形式化あるいは思っきり崩れた姿) https://pic.twitter.com/tgdYHCZgnf人頭杖をしつこく押す目鼻タイプを投入!地獄太夫幡随院長兵衛衣装清親の戯画と暁斎の本画(河鍋暁斎は多いようにおもう)いつの時代も『皿にのった頭』は魅力的だワイルド。 https://pic.twitter.com/ftZupyWab4浮世絵に見る人頭杖、そろそろネタ切れでございます。草双紙とか手に余るしネットにもあんま出てないのでやめます。地獄草紙にも無いんだよな。 https://pic.twitter.com/hQPkZrStP6ツイートしてたら消えてしまった。もう思い出せない。自分の記憶がないのに、地獄に行ったら閻魔にあることないこと所業を言われて『やってないです』なんて言えない。檀拏幢よ。(外国向けちりめん本、明治20年代)大泉学園の石造檀拏幢見に行きたい。 https://pic.twitter.com/IVZ52nDF7B日文研所蔵『The rat's plaint』明治25年挿絵posted at 10:14:26縮緬本は蓮華になった例posted at 15:22:13大泉学園教学院の石造人頭杖。正確には檀拏幢(杖は最初は閻魔王らが手に持つものだったらしく、のち置物になり、皿だけになり、目玉と鼻になったようだ)。はい、これでおわりー。やっぱ立体はいいですね。撮禁なければ木造ならもっとありそう。 https://pic.twitter.com/v9e8Inxs6h(整理)人頭杖の編年1閻魔王やそれに準ずる者の携えた杖(一頭個別型)特殊な信仰の場合に限られ、祖型ではないかもしれない鎌倉時代の閻魔天像にみられるけど、日本独自の表現なのかどうかは、知らんがな(杖一本手にする像)灯明台型(ニ頭分離型)台の形をとることが多い供物台型(ニ頭同皿型)檀拏幢型蓮華台型(供物台型のバリエーションもしくは省略形と思われる)https://pic.twitter.com/kJlMBR2YiE蓮華型(図案のみの宗教的背景のないものか、明治)飛行皿型(同じく図案として台が省かれたか、江戸後期)飛行頭部型(河鍋暁斎の絵にみられる、江戸後期にはあったぽく、頭がバラバラに飛ぶこともある)目鼻型(2つの頭を極度に単純化したもので江戸後期衣装図案のみか) https://pic.twitter.com/XFTKhZiFRRこうも(ビューはあれど)興味を惹かないとなると人頭杖の存在価値を疑うねおもわず黄表紙から。。 https://pic.twitter.com/UsgvX6JGjZ※わたしは本垢が頻繁にリツイートしてるほうの本垢です。 https://pic.twitter.com/ENogr4RBrC水がきれいなら温泉出てもいいでしょうが?!(謎)さむい… https://pic.twitter.com/kIdDWPhUHFお松さまの塚は壊滅ね。あまりよくない祠だし、2代前くらいで伝承が途絶えたのも道理。近所とされた妙福寺は鬼子母神も祀り、そのバス停脇という場所は今の鉄道沿い幹線(昔はこの道しか通りはなかったと聞いたので間違いない)。老醜女お松が死後も花嫁行列を襲うというので前を通るのを忌んだ。爺さんの代までという。松の木におじやをぶつけた顔…白子河畔の松はほぼ残ってない。 https://pic.twitter.com/dvjaSkqpVO縁切りマニアでお松様知らないのはモグリ西望さんの日蓮を見たのは島原以来だ。(妙福寺) https://pic.twitter.com/67GqgX51kP鉢状穴のある石塔が多く見られたのも大泉学園近辺の特徴だが、珍しいことにおそらく削るのに使われる丸石が残されている(妙福寺門前題目供養塔)。現代も継続していることが伺える。穴に石を投げ込む願掛けとは違うだろう。うーん。 https://pic.twitter.com/sOkovcktHiTwitterで絶望的に受けなくなったね、こういう案件。大泉学園で鉢状穴がみつかった石柱たち。幹線沿いというのが重要なのだが、手水など新調される一方、特に題目塔でも道標でもなく、江戸時代の目立つ標というだけで穴を穿たれるものが目だった。 https://pic.twitter.com/CL7rDU49Urあ、日蓮宗であることは承前posted at 23:21:56惣兵衛の馬頭観音力石は恐らく近年まで妙福寺門前にあったものだ。ただ妙福寺には大樹の間に一回り大きな力石(共に力石としては裏に地味な重量陰刻があるのみ)が祀られており、混同もあったかもしれない。力石の余りの重さに馬が死んだ、馬頭観音にという話。寧ろ辻だし丸石道祖神ぽい。塞の神。 https://pic.twitter.com/06CphrdbIl大農家跡の石庭踏石が昔の丸ポストの台石だった件。なぜ。そして夥しすぎる。 https://pic.twitter.com/6vrPv1kS0E長いこと工事してるのに今頃でてきたのか…(震災後とすると記録の多そうな時期だがめんどくさいので調べない)御茶ノ水橋の市電レール。 https://pic.twitter.com/H2GC6i6yZ8スマホを探せば出てくるもんだ。御茶ノ水橋の市電古今。たぶん昭和初期コロタイプ印刷の絵はがき。この時期のものはあんま興味がないのでなくなったかと。 https://pic.twitter.com/MET3B1iiEZ鶯谷銭洗大弁天大 https://pic.twitter.com/A8cIQsnDQL首がなくなったら、そりゃ嫁もいらんわ https://pic.twitter.com/OlCMfj36eAたぶん嫁いらず観音院(岡山)の関係。嫁の助けはいらんようにというやつ。マリア様がみてる https://pic.twitter.com/ycYXcpCchIじゃがたら娘☆ https://pic.twitter.com/jf88zpSv56介助用車椅子は初。車輪小さい。手押し車式と同じ。ガタガタいうなあ。日本霊異記で2つほど出てくる「作りかけの仏像は既に仏である」というような話、それは木に仏が埋まってる埋まってないという話ではない。宿るというか自然の中に顕現することに近いとは思うが、形にした時点で敬わねば罰されるという、教訓臭いことなんだろうと思うがてきとう。<足立区柳原の浮世絵(明治)>一景など。どうも2枚目の構図を見ると一枚目の元ネタの広景同様、柳島と混同しているのかわざと混同させているのかという絵がある。。こちらはもともと綾瀬で維新後の治水により足立区エリアに入った https://pic.twitter.com/qlHQQcWQVY一景が書きすぎなのか。。 https://pic.twitter.com/hVzx89EzwI清親ってややこしい。。色味もコントラストも細部の表現もバリエーションがあるし印刷や写真の写りによって変わってくる。。 https://pic.twitter.com/tgiF4nuoxm麒麟がくるのはまだまだ先。 https://pic.twitter.com/647DLLkpxV<山田浅右衛門墓の不思議>古い本はあいまいということはあるが昭和5年の史跡本によれば深川霊巌寺に墓があり代々(家)の戒名が刻まれていたという。しかし現在墓は石森章太郎墓で知られる池袋の祥雲寺(大正4年移転)にあるとされ、代々名は記念碑(昭和13年墳墓殆ど壊滅した故建碑と)に刻まれている。明治の首斬役8代吉豊はこちらにある。霊巌寺では血附の石塔と渾名された。怨念が血痕となり現れたと。髻塚なるものもあったようだが不明。まずもって震災で元の墓が失われての建碑なのだろうか。松蔭らを斬った7代吉利のみ新宿の勝興寺(埋め墓は実家側白金の正源寺)に墓。(おわり)
てくてく散歩
https://huubread.exblog.jp/30546141/2024-12-07 12:00:00 - 昨日、夫と2人で新聞記事を片手に散歩に出掛けてきました。全部回ると10キロコース。 地元なので歩いてみたくなって。まずは深川公園から。ここは中学生の時運動会をした場所です。学校の校庭が狭かったのでここを借りたのかな。そして深川不動尊。なんか境内がメッチャ広くなってて物販がすごいです。こちらは富岡八幡宮。伊能忠敬像が作られてました。晩年この辺に住んでたらしい。七五三の親子が数組見られました。でも閑散としてます。その後順番通り回り、こちらにきました。この親水公園はほぼ全域の両側に牡丹が植えられてます。これ咲いたらメッチャ綺麗なはず‼︎ 絶対に春に来たいと思います。ここの地名が牡丹町だから始まった取り組みのようです。昨年と今年植えられたらしいので来年の春はまだ少ししか咲いてないかも…でも何十種類も植えられてて本当に楽しみな場所を見つけちゃいました。門仲の赤札堂がまだあった。懐かしすぎる〜ここも中学生の時しょっちゅう遊びに来てたし、夫もボーリングに来てたそうです。次の時は中に入ってみようかな。そしてこの辺は結構いろんな碑があるんですね。⑬の赤穂浪士休息の碑まで全部回った所で、私がギブアップ…昨日は朝からお腹の調子が悪かったせいで、もう無理ってなりました。どこかでランチの予定だったけどそんな気分じゃ無くなって断念しました。つづく。
10月24日 6年修学旅行② 佐原の様子
https://tatenosyo.exblog.jp/34221789/2024-10-24 10:00:00 - 6年生は佐原についたようです。グループ別行動に入りました。それぞれのグループで決めたテーマに基づき見学場所を決めました。伊能忠敬記念館では熱心にメモを録る姿が印象的だったそうです。その後はさわら舟めぐりに乗船しました。
The hardest part about traveling is eating too much of the local cuisine.
https://delsol100.exblog.jp/30503902/2024-10-19 10:00:00 - デルソル軍団の街道を行くシリーズもついに本州最北端まで来てしまった、斗南藩と北国街道は何も関係ないけど会津の亡霊が私をここまで運んでくれた伊能忠敬の足跡もありました海の向こうは蝦夷地だ 函館の光が見える青森と言えば大間 マグロ以外はメシじゃあねぇバカうまで激安、マグロが飯でメシはおかずだ帰りに恐山に寄ってみた、なるほど様々な霊が浮遊しているのがよくわかるしかし・・希典殿 貴方が背負った霊に比べればアリの鼻くそにも及びません閣下も旅順攻略だけで帰還されたらよかったのに
豊岡市竹野町「秋の夜長を楽しむ会」
https://tikagoronotanba.exblog.jp/243216006/2024-10-12 10:00:00 - 豊岡市竹野町の「御用地館(おようちかん)」で毎年開催されている「秋の夜長を楽しむ会」に出させていただきました。御用地館は、300年以上の歴史を誇る住吉屋の庄屋屋敷を復元した歴史資料館。伊能忠敬が全国を測量して回った際にここに宿泊したんだそうです。会場入りして高座を設営したあと、お抹茶をいただいたり、ボリュームたっぷりのお弁当をいただいたりしているうちに、お客さまがどんどん入って来られます。約100人のお客さまで会場は満席状態。そよかぜちゃんはいまや鉄板ネタの「手水廻し~但馬弁ver.」。マクラから反応良く笑っていただき、とっても温かい雰囲気の中で演らせていただきました。丹馬は「うぬぼれ屋」。竹野海岸のはさかり岩を舞台にしましたので、喜んでいただけました。落語のあとは、フルートの演奏。空を見れば、くっきりと半月が出ていました。ご来場の皆さんに秋の夜長をゆっくりと楽しんでいただけたのではないかと思います。
Vol.973 My Blue Heaven
https://ponki.exblog.jp/30493726/2024-10-07 10:00:00 - ■My Blue HeavenJonathan Stout - Allan Reuss Style Jazz Guitar Chord Solo (My Blue Heaven) (youtube.com)-------------------------------------------------------------------【旅プラン⑮】千葉編千葉県は自宅からは意外と遠い。一番近い野田市に行くのもほぼ東京までの距離があり、観光地の佐原、香取(伊能忠敬記念館)、成田、銚子、白浜、鴨川、館山と大体いっているが宿泊したのは白浜だけだ。1日目犬吠埼2日目香取神宮【グルメ】はかりめ丼-------------------------------------------------------------------日数計算(日付−日付) - 高精度計算サイト (casio.jp)-------------------------------------------------------------------■Cafe’オープンまであと177日 (^^)/カフェの仕様・会員制度:オープンマイク、楽器練習等のメンバー登録カード発行(BG250401~250405:river、dike、white、mickey、alice)・お客は1組ごとの入れ替え制:1人運営のため・オープンマイク利用客が入ると入り口に"貸し切り"の札を下げる・オープンマイクは1500円/H(1ドリンク付き)・営業時間:10~19時(楽器音が出るので夜間営業なし)・休日:火、水●カフェルーム仕様・大広間 客席:テーブル2(4人用)×2 オープンマイク使用時はステージ(1人用)を設置 マイクスタンド2本、PA、コンソールミキサー・個室 客席:テーブル1(4人用)●駐車場・4台(8台まで可)//////////////////////// Since 2011.1.4 ////////////////////////【2024/10/7】月曜日(曇) 起床:2時00分 気温: ℃ //////////////////////// Bluegrass Cafe ////////////////////////