樹里
?R3.4.27?【R.3/AmⅠ/(春季③-④) FIRE--GROUND】 | 俺の眼が限界なのにゲーム好きで何が悪い - 【Z】
https://oregengeesuki.blog.fc2.com/blog-entry-986.html■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ 現在、平常運営中です。ちょびっとずつ更新しております深夜帯のページ閲覧負荷の軽減の
【R.3/Am/(冬季①-②) FIRE--GROUND】 | 俺の眼が限界なのにゲーム好きで何が悪い - 【Z】
https://oregengeesuki.blog.fc2.com/blog-entry-983.html■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ***********************************************************************************************
?R3.08.19?【R.3/AmⅠ/(夏季⑦-⑧) FIRE--GROUND】 | 俺の眼が限界なのにゲーム好きで何が悪い - 【Z】
https://oregengeesuki.blog.fc2.com/blog-entry-994.html■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ 現在、平常運営中です。ちょびっとずつ更新しております最近Twitter の情報を共有しますとその
?R3.6.29?【R.3/AmⅠ/(夏季⑤-⑥) FIRE--GROUND】 | 俺の眼が限界なのにゲーム好きで何が悪い - 【Z】
https://oregengeesuki.blog.fc2.com/blog-entry-989.html■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ 現在、平常運営中です。ちょびっとずつ更新しております深夜帯のページ閲覧負荷の軽減の
上野樹里 in A PIACERE | 「四月」 Watashi no HARU
http://zzjacy.blog121.fc2.com/blog-entry-2.html樹里亜 | ムササビ日記(フレブルの風鈴・花音)
http://musasabitai.blog47.fc2.com/blog-entry-10552.html樹里亜 | ムササビ日記(フレブルの風鈴・花音)
http://musasabitai.blog47.fc2.com/blog-entry-10571.html樹里亜 | ムササビ日記(フレブルの風鈴・花音)
http://musasabitai.blog47.fc2.com/blog-entry-4581.html樹里亜 | ムササビ日記(フレブルの風鈴・花音)
http://musasabitai.blog47.fc2.com/blog-entry-4937.html樹里亜 | ムササビ日記(フレブルの風鈴・花音)
http://musasabitai.blog47.fc2.com/blog-entry-5500.html【えぇ…】貴乃花への”陰口”がこのタイミングで外に漏れちゃう相撲協会さん…
http://news4wide.net/article/466819393.html2025-09-28 09:00:00 -
二宮和也のブラックペアン 小春ちゃん可愛すぎるんですけど!!
http://yuzutadashi.seesaa.net/article/459496203.html2025-05-21 05:14:00 - 二宮和也のブラックペアン 小春ちゃん可愛すぎるんですけど!!ダビンチ、ダーウィン??名称はどっちでも良いんですけど、あんなでかい機械で小さい子を手術するっていうのは恐いです..
樹里
http://gravureidol-cup.seesaa.net/article/443811741.html2025-11-11 11:54:00 - 樹里カップサイズ F以上。
樹里 態度
http://kani4kiji.seesaa.net/article/%E6%A8%B9%E9%87%8C%E6%85%8B%E5%BA%A6.html2025-06-24 06:39:00 - 樹里 態度がでかい。キーワードになっている。レミにとってはそうだけど。一般人にはわからない。芸能人のコメントって怖いな。これで樹里の態度はで..
[樹里] 未来パラソル小さなキラキラ (銀時×土方) / endlesshashikko/sanshokudango
http://ippanjyo.seesaa.net/article/434652117.html2025-03-07 03:15:00 - [樹里] 未来パラソル小さなキラキラ (銀時×土方) / endlesshashikko/sanshokudango銀魂
まれ NHK 朝ドラ キャスト 蔵本一子 清水富美加
http://686445.seesaa.net/article/411381103.html2025-12-28 12:44:00 - 【送料無料】 SHIMIZU FUMIKA 1st Photobook 清水富美加 / 清水富美加 【単行本】価格:3,240円(税込、送料込) ■清水富美加 DVD【ミスマガジン2010 清..
【映画】赤々煉恋 動画 無料視聴
https://muryojapan.seesaa.net/article/406639362.html2025-10-10 10:00:00 - 朱川湊人の連作短編集『赤々煉恋』に収録された『アタシの、いちばん、ほしいもの』を「ウルトラマン」シリーズや「七瀬ふたたび」の小中和哉監督が映画化したファンタジーテイストの思春期ドラマ。自殺し..
上野樹里 孤立
http://mihinablog.seesaa.net/article/312535142.html2025-01-10 01:03:00 - 最近、全然表舞台で見てない上野樹里さん!!どうやらその上野樹里さんに撮影現場で完全孤立状態になっているというウワサが・・・我が強すぎる性格が災いして撮影現場で誰とも仲良くなれな..
【画像】上野まなライブで100人魅了
http://geisou5.seesaa.net/article/246402041.html2025-01-16 01:26:00 - 上野まなさん単独ライブで100人魅了?100人ってあんまりたいしたことないような…妹なら10倍は集めるんじゃない?[関連商品/楽天]http://headlines..
〔画像〕上野樹里の姉の上野まな
http://puremia12.seesaa.net/article/246157122.html2025-01-14 01:59:00 - 上野樹里の七光りだな…2世タレントが流行っているが、これも良くあるパターンこの姉妹のように売れたらいいけどね。http://headlines.yahoo.co.jp/hl..
上野樹里 熱愛
http://windowdiary.seesaa.net/article/209721721.html2025-06-14 06:59:00 - 上野樹里の熱愛のうわさって次々に出てきますね。NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で江役・上野樹里は、一途な女性を演じているのに…本当は自由奔放に恋愛を楽しむ女性かな!!▼上..
瑛太&樹里のドラマ
http://bbrku.seesaa.net/article/143280400.html2025-03-10 03:36:00 - 瑛太&樹里のドラマ「素直になれなくて」は豪華な顔ぶれですね。瑛太と上野はもちろん、玉山鉄二や関めぐみさんらも出演。また、東方神起のあの人も出演するかもしれません。ほんと楽しみな..
第375回 三七会 リニューアルされたマリンピア神戸へ
https://lejend.exblog.jp/37681378/2025-02-26 02:00:00 - 浅野さんは、親戚の集まりとかで、欠席です。ユニバードームは、恒例のマルシェやってませんでした。ここ3年ほど、必ず第3日曜には、マルシェが開催されていたのに。代わりに、高そうなミニの新車が3台入ってきました。展示会でもあるようです。今日は暖かくなるとの天気予報だったので、かなり薄着で来ました、しか~し、寒い!上村君は、植村直己のように着こんでいます。皆さんの集合が早かったので、予定より1台早い、9時36分発舞子高校周りの舞子駅行に乗車しました。始発から終点までです。舞子台あたりの車窓からは、伝説のバッティングセンター、新給食センター等、懐かしい景色と、見慣れぬ景色が交錯しています。青陽西でバリバリ働いていた頃が懐かしいです。私の、創作活動及び音楽活動の原点は、ここでした。喫茶『樹里』はずいぶん長いこと、閉店のまま、解体もされずに残っています。銀屋先生とは、よくここで、うだうだと長時間、神戸の障害児教育の将来について語り合いましたね。焼き鳥『喜一』は串カツ『串の家』になっています。時々食べた、ダイエー前のラーメン店『大連』は健在です。頭の中は、40年以上前にタイムスリップしながら、舞子駅到着。 さて、今は三七会です。上村母が、あわてて、お父さんに連絡。マリンピアで合流することになりました。予定より1台早いバスだったので、橋の科学館を見学することにしました。10分後に「3Dシアター」が放映されるので、これを見てから、マリンピアへ行くことにします。興味深い大橋の秘密を楽しく解説してくれる3Dシアター、ありがとう、わたる君。実は、下見でも、私、この映像を見ているのです。下見の時は、1台遅いバスだったので、入館した途端、シアターは始まっていました。受付で、もう始ります!と云われ、慌てて暗い座席に着き、鑑賞しました。日曜だと云うのに観客は私ひとり。しかし、映像が、おかしい。解説の文字はにじんでよく読めない。景色もぼやけている。なんや!これ!終わったら、受付に文句云うたろ!ともやもやしながら、放映終了。部屋を出ようとして、愕然としました!『この眼鏡をかけてください』が~ん!3Dやったんや~。そらそうやな、なんぼ古い施設や云うても、あんなへんな映像流すはずがない。受付に文句言わなくて、よかったです。恥かくとこでした。 その話は、内緒で、いよいよマリンピアに向かいます。薄着で来たので寒い、走りたい、けど、走れない。道の北には、かつて、一度三七会パーティをしたことのある本岡邸のある高級マンションがそびえています。海岸線を、30分歩いて、11時20分、マリンピア、フードコートに到着。何とか、全員かたまれる座席を確保できました。森本・久保・本田メンバーは、ガパオライス。お父さんが加わった上村・笹田メンバーはハンバーグ。2つに別れました。どちらもおいしかったです。私、ぱさぱさでちょっとほそ長いタイ米、わたし結構好きです、日本米が高いのなら、これでもいいです。今日は飲みませんでしたが、タイのビールもおいしいんですよ。今回、フードコートを観察していると、運搬カートがありました。3人分くらい台車で運べます。私もこれを使えばよかったと思いました。最近、お盆を持って歩くと、一人前でも落としそうになるのです。ベビーカー置き場もありました。子育て世代に優しい日本になり始めています、でも、少子化は抑えられませんね。 ランチタイム中に、うちの嫁さんからライン。私の知り合いの羊毛フェルト作家の、明石での展示を見に行った森本ファミリーが、浅野ファミリーと遭遇したようで、作品の前での画像が送られてきました。浅野家の親戚の集まりは、どうやら人丸花壇だったようですよ。びっくりです。 ご馳走様でした、やっぱりビール飲んだ方がよかったかな?さて、もう一度、舞子まで戻り、行きに見れなかったプロムナードを見学してかから解散しましょう!と提案しました。再び海岸線を戻ります。寒い!走りたい!でも、走れない。この道は、犬の散歩が多いので、本田さんは、かなりイラついています。 プロムナードに到着!登るぞ!と意気込むも、入り口には鎖がはられ、『臨時休業』の看板が出ていました。確かにさっき前を通ったのに、誰も見てないんか~い。仕方なく、そのまま、歩道橋の上で解散式。上村代行から、ご挨拶をいただきました、皆さん、お疲れさまでした。 久保さんと、多聞台経由で学園都市まで戻りました。ここでも、昔話に花が咲きました、私にとっては、舞子高校経由であれ、多聞団地経由であれ、どちらもタイムカプセルのような、バス路線でした。【2025年2月】
太陽は銀河系の中では主系列星の一つで、スペクトル型はG2V(金色)である。
https://maiu5750.exblog.jp/34474340/2025-02-23 02:00:00 - 約 187,000,000 件 (0.61 秒) 検索結果ローカル検索の結果バラの地図map expand icon評価バラ出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』Jump to navigationJump to searchQuestion book-4.svgこの記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2009年10月)曖昧さ回避 この項目では、園芸諸種について説明しています。その他の用法については「バラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。バラMrs. Herbert Stevens May 2008.jpgミセス・ハーバート・スティーブンスハイブリッド・ティー 1910年分類界 : 植物界 Plantae階級なし : 被子植物 angiosperms階級なし : 真正双子葉類 eudicots階級なし : バラ類 rosids階級なし : マメ類 fabids目 : バラ目 Rosales科 : バラ科 Rosaceae属 : バラ属 Rosaバラ(薔薇)は、バラ科バラ属の総称である[1][2][3]。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する[1]。ここでは、後者の園芸バラ・栽培バラを扱うこととする。バラ属の成形は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、葉や茎に棘を持つものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ(ただし、園芸種では大部分が八重咲きである)。北半球の温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地でここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。南半球にはバラは自生しない。目次1 名称2 分類2.1 系統別の分類2.1.1 原種2.1.1.1 原産地別の原種2.1.1.2 品種改良に使用された原種2.1.2 園芸品種2.1.2.1 オールドローズ(O)2.1.2.2 モダンローズ2.2 花弁の数による分類2.3 花型による分類2.4 花期による分類2.5 樹形による分類3 用途4 栽培の歴史4.1 西洋4.1.1 バラの母ジョゼフィーヌ皇后4.1.2 モダンローズの誕生4.1.2.1 ハイブリッド・ティー(HT)系の誕生4.1.2.2 黄色いバラの誕生4.1.2.3 欧米での品種改良の進展4.1.2.4 フロリバンダ系(FL)の誕生4.1.3 「奇跡」のブルー・ローズへの挑戦4.2 中国4.3 日本4.3.1 近代前4.3.2 明治以後4.3.3 第2次世界大戦以後4.3.3.1 バラ園の造園4.3.3.2 切り花の普及4.3.3.3 コンテスト4.3.4 ガーデニングのブームの中での大衆化4.3.5 バラの施設4.3.5.1 バラ園4.3.5.2 苗木生産施設5 シンボルとしてのバラ5.1 国や自治体の花5.1.1 アジア5.1.2 アフリカ5.1.3 ヨーロッパ5.1.4 北アメリカ5.2 その他6 バラのイベント7 育種家と研究家収集家7.1 日本7.2 イギリス7.3 フランス7.4 ドイツ7.5 オランダ7.6 アメリカ合衆国7.7 チェコ8 バラの品種名になった固有名詞8.1 人名8.2 神話、伝承8.3 地名、国名、建造物8.4 その他9 慣用句・熟語10 ギャラリー11 脚注12 関連項目名称「ばら」の名は和語で、「いばら」の転訛したもの[注 1]。漢語「薔薇」の字をあてるのが通常だが、この語はまた音読みで「そうび」「しょうび」とも読む。漢語には「玫瑰」(まいかい)や「月季」(げっき)の異称もある(なお、「玫瑰」は中国語においてはハマナスを指す)。欧州ではラテン語の rosa に由来する名で呼ぶ言語が多く、また同じ語が別義として「薔薇色」として「ピンク色」の意味をもつことが多い。6月の誕生花である。季語は夏(「冬薔薇」「ふゆそうび」となると冬の季語になる)。 花言葉は「愛情」であるが、色、状態、本数、組合せによって変化する。分類「バラ属」も参照バラの分類方法は定まったものがなく、以下に示すのは一例である。 また、バラにはしばしば略式記号が用いられるため、それもともに記述する。系統別の分類原種原産地別の原種ロサ・カニナロサ・グラウカ主なもののみ。ヨーロッパの原種ロサ・アルバ(Rosa alba)ロサ・カニナ(Rosa canina)ロサ・ガリカ(Rosa gallica)ロサ・キナモメナ(Rosa cinnamomea)ロサ・グラウカ(Rosa glauca)ロサ・ケンティフォリア(Rosa centifolia)ロサ・スピノシッシマ(Rosa spinosissma)ロサ・ウィクライアナ(Rosa wichuraiana)中近東の原種ロサ・フェティダ(Rosa foetida)ロサ・フェティダ・ビコロール(Rosa foetida bicolor)ロサ・フェティダ・ペルシアナ(Rosa foetida persiana)ロサ・フェッチェンコアナ(Rosa fedtschenkoana)ロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)中国の原種コウシンバラ(Rosa chinensis)グリーンローズ var. Viridiflora - 花弁・雄シベ・雌シベが葉に変化した品種、花期は長いが種子と花粉が出来ない。ナニワイバラ(Rosa laevigata)ロサ・ギガンティア(Rosa gigantea)ロサ・プリムラ(Rosa primula)ロサ・マリガニー(Rosa mulliganii)ロサ・セリカナ・プテラカンサ(Rosa sericana pteracantha)ロサ・ユゴニス(Rosa hugonis)ロサ・バンクシアエ・ルテア(Rosa banksiae lutea)(モッコウバラ)ロサ・キネンシス(Rosa chinensis)日本の原種テリハノイバラ(照葉野茨)イザヨイバラ(Rosa roxburghii)サンショウバラ(Rosa hirtula)タカネイバラ(Rosa aciculaisis nipponensis)ノイバラ(Rosa mulitiflora)テリハノイバラ(Rosa wichuraiana)ハマナス(Rosa rugosa) 英:Japanese Rose, Rugosa Roseサクライバラ(Rosa uchiyamana)モリイバラ(Rosa jasminoides)フジイバラ(Rosa fujisanensis)北米の原種ロサ・カリフォルニカロサ・キンナモメア(Rosa cinnamomea)ロサ・ニティダ(Rosa nitida)ロサ・カリフォルニカ(Rosa californica)ロサ・ヴィルギニアナ(Rosa virginiana)ロサ・パルストリス(Rosa palustris)品種改良に使用された原種ロサ・ムルティフローラ(ノイバラ)(Rosa mulitiflora)ロサ・ウィクライアナ (テリハノイバラ)(Rosa wichuraiana)コウシンバラ(Rosa chinensis)ロサ・ガリカ(Rosa gallica)ロサ・アルバ(Rosa alba)ロサ・ダマスケナ(Rosa damascena)ロサ・ケンティフォリア(Rosa centifola)ロサ・フェティダ(Rosa foetida)ロサ・モスカータ(Rosa moschata)ロサ・ギガンティア(Rosa gigantea)園芸品種スブニール・ドゥ・ラ・マルメゾン(O)ガリカイングリット・バーグマン(HT)、剣弁高芯咲き。グラハム・トーマス(ER)、オールドローズの花容に黄色の花色は画期的であった。オールドローズ(O)後述の「ラ・フランス」より前の品種をいう。野生の原種であるワイルドローズを含めるが、含めない場合もある。主な系列としてガリカ、ダマスク、アルバ、ケンティフォリア(センティフォリア)などがある。優雅な花形に豊かな香りが特徴である。また一季咲きのものが多い。アルバ(Alba)(A)ケンティフォリア(Centifolia)(C)ダマスク(Damask)(D) - 香水などに利用される、香りの良い系統。ガリカ(Gallica)(G) - 赤や桃色の品種。背丈が低く、香りのあるものが多い。ブルボン(Bourbon)(B)ノワゼット(Noisette)(N) - つる性の系統。ティ(Tea)(T)チャイナ(China)(Ch) - 背丈の低い系統。モス(Moss)(M) - ケンティフォリアとダマスクの派生種、茎や蕾に苔の様なものがつく。ポートランド(Portland)(P)ポリアンサ(Polyantha)(Pol) - 小型で連続開花性に優れ、房状に花をつける系統。フロリバンダの元となった品種。ランブラー(Rambler)(R) - テリハノイバラをもとに改良され、長くしなやかな枝を持つ系統。エグラテリア・ローズ(Eglanteria Roses)ハイブリッド・パーペチュアル(H.Perpetual)ハイブリッド・フェティダ (H.foetida) (HFt)ハイブリッド・マクランタ(H.Macrantha)ハイブリッド・ムスク(H.Musk)(HMsk)ハイブリッド・モエシー(H.Moyesii)(HMoy)ハイブリッド・センパビエレン(H.Semperviren)ハイブリッド・ムルティフローラ(H.Multiflora)(HMult)ハイブリッド・ルゴサ(H.Rugosa)(HRg)モダンローズ後述の「ラ・フランス」以降に作出されたものを指す。ハイブリッド・ティー(Hybrid Tea)(HT) - 木立性で四季咲きの品種。フロリバンダ(Floribunda)(FもしくはFL) - 木立性で四季咲き、房状に花をつける。ミニチュア(Miniature)(Min) - 小型の品種。つるハイブリッド・ティー(Climbing Hybrid Tea)(CLHT) - ハイブリッド・ティーの枝変わり。つるフロリバンダ(Climbing Floribunda)(CLFもしくはCLFL) - フロリバンダの枝変わり。つるミニチュア(Climbing Miniature)(CLMin) - ミニチュアの枝変わり。つる(Climbing)(CL)シュラブ(Shrub)(SもしくはSh)イングリッシュ・ローズ(English Roses) (ER) - 1969年にデビッド・オースチンが発表した、オールドローズとモダンローズの特徴を合わせ持つシュラブ(半つる性)のモダンローズである。なお新たな系統が出来た訳ではない。国際登録ではシュラブローズで登録してある。修景用(Landscape Roses)(LS)ハイブリッド・コルデシー(H.Kordesii)など花弁の数による分類コクテール(カクテル)(CL) 一重咲き。つるバラサリー・ホルムズ(CL) 原種を親に持つ、一重咲き。一重咲き半八重咲き八重咲き花型による分類セプタード・アイル(ER) カップ咲き。アブラハム・ダービー(ER) ロゼット咲き。平咲きカップ咲きロゼット咲きクオーター咲きポンポン咲き剣弁高芯咲き半剣弁高芯咲き丸弁抱え咲き花期による分類一季咲き返り咲き繰り返し咲き四季咲き樹形による分類ブッシュ(木立性)シュラブ(半つる性)クライミング(つる性)その他、ショートクライマー(小型のつる性)、ロングクライマー(大型のつる性)、ランブラー(つる性の枝垂れるもの)グラウンドカバー(匍匐性)など細かく分類される場合がある。用途現在では鑑賞用として栽培されることが圧倒的に多いが、他にもダマスクローズ(Damask rose)の花弁から精油を抽出した「ローズオイル(Rose oil)」は、香水の原料やアロマセラピーに用いられる。 花弁を蒸留して得られる液体「ローズウォーター(rose water)」は、中東やインドなどでデザートの香りづけに用いられる[4]。 また、乾燥した花弁はガラムマサラに調合したり、ペルシャ料理では薬味として用いる。 日本では農薬のかかっていない花弁をエディブル・フラワーとして生食したり、花びらや実をジャムや砂糖漬けに加工したり、乾燥させてハーブティーとして飲用することもある。栽培の歴史西洋バラが人類の歴史に登場するのは古代バビロニアの『ギルガメシュ叙事詩』である。この詩の中には、バラの棘について触れた箇所がある[5]。紀元前1500年頃の古代オリエントの地では約4種の野生バラがあり、ここから交雑によっていくつかの品種が誕生したといわれている[6]。バラはギリシャ時代を経て古代ローマへと伝播しヨーロッパの文化に定着することとなる[6]。古代ギリシア・ローマでは、バラは愛の女神アプロディテもしくはウェヌス(ヴィーナス)と関係づけられた[5]。また香りを愛好され、香油も作られた。プトレマイオス朝エジプトの女王クレオパトラはバラを愛好し[5]、ユリウス・カエサルを歓待したときもふんだんにバラの花や香油を使用したと伝えられている。ローマにおいてもバラの香油は愛好され、北アフリカや中近東の属州で盛んにバラの栽培が行われた。クレオパトラと同様にバラを愛した人物に、暴君として知られる第5代ローマ皇帝ネロがいる[5]。彼がお気に入りの貴族たちを招いて開いた宴会では、庭園の池にバラが浮かべられ、バラ水が噴き出す噴水があり、部屋はもちろんバラで飾られ、皇帝が合図をすると天井からバラが降り注ぎ、料理にももちろんバラの花が使われていたと伝えられる。中世ヨーロッパではバラの美しさや芳香が「人々を惑わすもの」として教会によってタブーとされ、修道院で薬草として栽培されるにとどまった[5]。イスラム世界では、白バラはムハンマドを表し、赤バラが唯一神アッラーを表すとされた。また、香油などが生産され愛好された。『千夜一夜物語』などやウマル・ハイヤームの『ルバイヤート』にもバラについての記述がある。十字軍以降、中近東のバラがヨーロッパに紹介され、ルネサンスのころには再び人々の愛好の対象になった。イタリアのボッティチェッリの傑作「ヴィーナスの誕生」においてもバラが描かれ、美の象徴とされているほか、ダンテの『神曲』天国篇にも天上に聖人や天使の集う純白の「天上の薔薇」として登場する。またカトリック教会は聖母マリアの雅称として「奇しきばらの花」(Rosa Mystica)と呼ぶようになる。バラの母ジョゼフィーヌ皇后ナポレオン・ボナパルトの皇后ジョゼフィーヌはバラを愛好し、夫が戦争をしている間も、敵国とバラに関する情報交換や原種の蒐集をしていた。ヨーロッパのみならず日本や中国など、世界中からバラを取り寄せマルメゾン城に植栽させる一方、ルドゥーテに「バラ図譜」を描かせた[5]。このころにはアンドレ・デュポンによる人為交配(人工授粉)による育種の技術が確立された[5]。ナポレオン失脚後、またジョゼフィーヌ没後も彼女の造営したバラ園では原種の蒐集、品種改良が行われ、19世紀半ばにはバラの品種数は3,000を超え、これが観賞植物としての現在のバラの基礎となった。モダンローズの誕生ハイブリッド・ティー(HT)系の誕生1867年にフランスのギョーがハイブリッド・パーペチュアル系の「マダム・ビクトル・ベルディエ」を母にティー系の「マダム・ブラビー」を交配し「ラ・フランス」を作出し、これがモダンローズの第1号となり、品種改良が一層進むことになった。「ラ・フランス」が冬を除けば一年中花を咲かせる性質は「四季咲き性」といわれ、画期的なものであった。英国のベネットはこれに追随し、ティー系「デボニエンシス」とハイブリッド・パーペチュアル系「ビクトール・ベルディエ」を交配し、「レディ・マリー・フィッツウィリアム」を1882年に作り出し、これを新しいバラの系統として「ハイブリッド・ティー」系と命名した。ベネットの新品種は整った花容から、交配の親として広く利用されていった。黄色いバラの誕生当時のハイブリッド・ティー系には純粋な黄色の花はなかった。そこで、黄色のハイブリッド・ティー系の品種を作り出すことが課題とされた。1900年にフランスのジョセフ・ペルネ=デュシェ (Joseph Pernet-Ducher) が「アントワーヌ・デュシェ」の実生に原種の「ロサ・フェティダ(オーストリアン・イエロー)」をかけあわせて「ソレイユ・ドール」を作出、黄バラ第1号となった。しかし「ソレイユ・ドール」は「四季咲き性」がないので、一層の改良が加えられ、1907年には四季咲き性の「リヨン・ローズ」、さらに1920年には完全な黄色のバラ「スブニール・ド・クロージュ」を完成させた。ドイツのコルデスは「スブニール・ド・クロージュ」の子の「ジュリアン・ポタン」から1933年に「ゲハイムラート・ドイスゲルヒ(ゴールデン・ラピチュア)」を作出した。これが今の黄色のバラの親である。欧米での品種改良の進展コルデスは黄色のみならず、赤バラの改良にも尽力した。1935年に「クリムゾン・グローリー」を作り出し、これが後世の赤バラの品種改良に広く利用されることになる。英国では1912年に「オフェリア」を発表、花容、芳香に優れるだけでなく実をつけ易いことから、多くの品種の親になる。このようなヨーロッパでの品種改良は、第二次世界大戦で中断する。品種改良の中心は、戦火に見舞われないアメリカ合衆国に移る。1940年にラマーツが「クリムゾン・グローリー」から「シャーロット・アームストロング」を作り出し、フランスのメイアンの「マダム・アントワーヌ・メイアン」がアメリカで「ピース」と名づけられ、1945年に売り出された。「ピース」は大きな花をつけることから、「巨大輪」とよばれ品種改良に利用されるとともに、戦後のバラの流行を作り出すことになる。フロリバンダ系(FL)の誕生デンマークのポールセン兄弟が従来ある「ドワーフ・ポリアンサ系」の花を大きくし、北ヨーロッパの寒さに耐えられる品種を作出しようとしていた。1911年にポリアンサ系の「マダム・ノババード・レババースル」とランブラー系の「ドロシー・パーキンス」をかけ合わせ「エレン・ポールセン」を作り出し、続く1924年にはポリアンサ系の「オルレアンローズ」とハイブリッド・ティー系「レッドスター」の交配で「エルゼポールセン」「キルステンポールセン」などを出し、「ハイブリッド・ポリアンサ系」と命名された。これを受けてアメリカのブーナーなどが改良を続け、この系統は「フロリバンダ系」と命名される。さらにドイツのコルデスが1940年に「ピノキオ」を発表した。ブーナーがこれに追随して「レッド・ピノキオ」「ラベンダー・ピノキオ」を発表し、これがフロリバンダ系の完成と言われる。その後、フロリバンダ系の改良は色の多様性を求めることに重点がおかれ、1944年にはドイツのタンタウが「フロラドラ」、1949年ブーナーが「マスケラード」を、1951年にコルデスが「インデペンデンス」を作出した。新しい系統であるが、「フロリバンダ系」は切花ではスプレーバラとして利用されるため、多くの品種が作り出されることになり、またハイブリッド・ティーとの交配も試みられ、ますます多様性を強めている。「奇跡」のブルー・ローズへの挑戦「青いバラ (サントリーフラワーズ)」も参照「青いバラ」は、オールド・ローズの「カーディナル・ド・リシュリュー」などが知られていた。しかし、純粋な青さを湛えたバラを作り出すことは、青いチューリップと同様に世界中の育種家の夢であり、各国で品種改良競争が行われた。1957年、アメリカのフィッシャーが「スターリング・シルバー」を出し、「青バラ」の決定版といわれた。しかし、競争はやまず、1957年にはタンタウが一層青い「ブルームーン」を発表した。それにコルデスが1964年に「ケルナーカーニバル」を出し、1974年にフランスのメイアンは「シャルル・ド・ゴール」を発表と、熾烈な品種改良競争を展開した。日本でも青いバラに対する挑戦は盛んで、今日までに数多くの品種が生み出され、世界でも注目を浴びている。2008年現在、一般的な交配による品種改良で最も青に近いとされる品種は、岐阜県の河本バラ園が2002年に発表した「ブルーヘブン」、アマチュア育成家である小林森治が1992年に発表した「青龍」や2006年に発表した「ターンブルー」等が挙げられる。従来、青い色素を持つ原種バラは発見されていなかったため、従来の原種を元にした交配育種法では青バラ作出は不可能とされてきた。そのため、現在の園芸品種にも青色といえる品種は存在しない。また「青バラ」と呼ばれる品種は、主に赤バラから赤い色素を抜くという手法で、紫や藤色に近づけようとしたものである。しかし最近、サントリーの福井祐子らの研究により、青い色素を持たないとされてきたバラから、シアニジン誘導体のバラ独自の青い色素が発見された(「青龍」を始めとするいくつかの青バラより)。これはバラ独自のもののため、「ロザシアニン」(Rosacyanin)と命名された([1]、[2])。しかし、この色素を持つ「青龍」は花粉をほとんど出さないために、交配親としては不向きとされており、遺伝子操作に頼らない青バラへの道は依然険しく長い道のりのままではある。だが、「ロザシアニン」の発見は、純粋な青バラ作出を目指す育種家にとって一つの希望を示したといえる。中国中国の庭園で伝統的に栽培されたバラは8種である[6]。18世紀、中国を旅したヨーロッパ人が中国庭園で見たバラは、灌木性で四季咲き、多くは重弁の品種群であった[6]。特に華中地域ではチャイネンシスバラなど優れたバラ類が庭園に栽培されておりヨーロッパにも持ち運ばれた[7]。[icon] この節の加筆が望まれています。日本近代前日本はバラの自生地として世界的に知られており、品種改良に使用された原種のうち3種類(ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナシ)は日本原産である。古くバラは「うまら」「うばら」と呼ばれ、『万葉集』にも「みちのへの茨(うまら)の末(うれ)に延(ほ)ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」という歌がある。『常陸国風土記』の茨城郡条には、「穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために、イバラを穴に仕掛け、追い込んでイバラに身をかけさせた」とある。常陸国にはこの故事にちなむ茨城(うばらき)という地名があり、茨城県の県名の由来ともなっている。また、中国で栽培されていたバラもその多くは江戸時代までに日本に渡来している[6]。江戸時代初期には仙台藩の慶長遣欧使節副使・支倉常長が西洋からバラを持ち帰った。そのバラは、伊達光宗の菩提寺の円通院にある光宗の霊廟「三慧殿」の厨子に描かれたため、同寺は「薔薇寺」の通称で呼ばれるようになった。江戸時代には職分を問わず園芸が流行ったが、バラも「コウシンバラ」「モッコウバラ」などが栽培されており、江戸時代に日本を訪れたドイツ人ケンペルも「日本でバラが栽培されている」ことを記録している。また、与謝蕪村が「愁いつつ岡にのぼれば花いばら」の句を残している。ノイバラの果実は、利尿作用があるなど薬用に利用された。明治以後このように日本人にゆかりのある植物であるが、バラがいまのように「花の女王」として愛好されるようになるのは明治以降である。明治維新を迎えると、明治政府は「ラ・フランス(和名:天地開)」を農業試験用の植物として取り寄せ、青山官制農園(いまの東京大学農学部)で栽培させた。馥郁とした香りを嗅ごうと見物客がしばしば訪れたので、株には金網の柵がかけられたという。まだ、バラは西洋の「高嶺の花」であった。その後、バラが接ぎ木で増やせることから、優秀な接ぎ木職人のいる東京郊外の川口市の安行や京阪神地域の郊外・宝塚市山本で栽培が行われるようになった。バラは皇族、華族、高級官僚といったパトロンを得て、日本でも徐々に愛好され始め、生産量も増え始めた。大正から昭和のころには一般家庭にも普及し、宮沢賢治が「グリュース・アン・テプリッツ(和名:日光)」を愛し、北原白秋の詩にもバラが登場している。第二次世界大戦で日本でもバラの栽培より野菜の栽培が優先され、生産が停滞する。第2次世界大戦以後しかし、戦後すぐの1948年には銀座でバラの展示会が開かれた。さらに1949年には横浜でバラの展示会が開かれ、そのときにはアメリカから花を空輸して展示用の花がそろえられた。鳩山一郎や吉田茂などのバラの愛好は、戦後日本でのバラの普及に大いに貢献した。このように戦後の高度成長の波に乗り、バラは嗜好品として庶民にも普及していき、日本でも品種改良が行われるようになった。また、鉄道会社が沿線開発の一環として、バラ園の造営を行うようになり、各地にバラ園が開園された。バラ園の造園バラの価格が安くなり、一般に普及し始めたとはいえ、花の観賞を楽しむことができるのは、庭を持つ比較的裕福な家庭に限られていた。そのため、私鉄各社は沿線開発の一環として、バラ園の造営を沿線に行い、利用者の増加を図ることになった。その嚆矢は京阪電鉄であった。同社は戦前から枚方市で菊人形の展示などをおこなっていた。キクが秋の風物であるなら、春の風物として独自のバラ園でのバラの展示をし、集客を計画した。同社は「東洋一のバラ園」の造園をぶち上げ、当時、日本人ではただ一人の英国園芸協会会員で、バラの導入や品種改良で実績のあった岡本勘治郎をバラ園造営の監督に迎え、「ひらかたばら園」を開園するに至った。その後、社名が京阪薔薇園になる。切り花の普及日本ではバラは花卉としてはキク、カーネーションと並ぶ生産高があり、ハウス栽培で年中市場に供給されるようになった。コンテストバラが戦後急速に一般に普及し始めると、ハイブリッドティの花のできばえを競うコンテストが盛んに行われた。これはキクの品評会と同様に栽培技術を競うものであり、大いに栽培技術の向上につながった反面、「喧嘩花」と呼ばれるほど熾烈を極め、栽培家の間で喧嘩や絶交という事態まで発生したと言われる。ガーデニングのブームの中での大衆化最近ではガーデニングの流行などで、オールドローズなどが植栽素材に再び注目を集め、多くの人に愛好されるようになった。バラの施設バラの施設一覧を表示するには右の [表示] をクリックしてください。 [表示]シンボルとしてのバラ社会主義インターナショナルや社会民主主義政党のシンボルに赤いバラが使われる。スウェーデン社会民主労働党のロゴチリ急進社会民主党のロゴ国や自治体の花以下、バラをシンボルとする国・地域・自治体名を明確にするため、太字で表記。アジア日本北海道 - 札幌市白石区、岩見沢市、秩父別町、羽幌町秋田県 - 潟上市山形県 - 村山市茨城県 - 五霞町(茨城県の花もバラ)群馬県 - 前橋市、玉村町埼玉県 - 伊奈町千葉県 - 市川市、八千代市、神崎町東京都 - 港区神奈川県 - 横浜市、綾瀬市山梨県 - 笛吹市、山中湖村長野県 - 中野市、坂城町岐阜県 - 可児市、神戸町、大野町静岡県 - 富士市、島田市愛知県 - 西尾市京都府 - 精華町大阪府 - 大阪市北区・西区・東成区、松原市、茨木市、豊中市、寝屋川市、岸和田市広島県 - 福山市福岡県 - 粕屋町鹿児島県 - 鹿屋市大韓民国京畿道 - ソウル特別市中区 龍山区 西大門区 瑞草区、仁川広域市、光明市、高陽市、安山市、東豆川市江原道 - 原州市忠清北道 - 鎮川郡慶尚北道 - 大邱広域市寿城区・達西区、浦項市、永川市、尚州市慶尚南道 - 馬山市中華人民共和国山西省 - 晋城市陝西省 - 銅川市江蘇省 - 常州市イラクイランサウジアラビアアフリカモロッコヨーロッパイギリスイングランドブルガリアカザンラクポルトガルルーマニアルクセンブルク北アメリカアメリカ合衆国ニューヨーク州その他鹿屋市 - 鹿児島県の都市。「ばらのまち」として丘陵地にバラ園を設置しており、西日本一の規模を誇る。静岡県静岡市清水区 - (旧・清水市、日本一のバラの生産量を誇る)岐阜県揖斐郡大野町 - (日本一のバラの苗木生産量を誇る)静岡県島田市ばらの丘バラのイベント世界バラ会議西武ドームイベント『国際バラとガーデニングショウ』ハウステンボスイベント『100万本のバラ祭』バラ制定都市会議(通称・ばらサミット)花フェスタ記念公園 春のバラまつり ~世界の薔薇をあなたへ~ 2017年5月13日(土)~6月18日(日)育種家と研究家収集家日本今井清(今井ナーセリー)鈴木省三平林浩岡本勘治郎柴田正寺西致知寺西菊雄小山内健河合伸志小林森治大野耕生有島薫イギリスジャック・ハークネスデヴィッド・C・H・オースティン ("English" roses)ポール・バーデン, Old Garden Roses and Beyond http://www.rdrop.com/~paul/, The Uncommon Roseピーター・ビールズフライヤー社マグレディ社イギリスでは、バラの国立コレクションの異なる分野がデヴィッド・オースティンとピーター・ビールズによって維持された。王立ローズ・ソサエティは、それらを1900年以前のシュラブローズを維持したモティスフォント修道院と、コレクションを維持したバーミンガム大学ウィンターボーン植物園とともに「ヨーロッパのバラの歴史遺産」に指定している。フランスジャン=バティスト・ギヨーメイアンデルバール社ドリュ社ジュール・グラヴロー大ジャン・ペルネドイツコルデス家ローゼン・タンタウオランダデイルスター社インタープランツ社ジョセフ・ペーター・ダッチャーアメリカ合衆国ジャクソン&パーキンス社トム・キャルース:ウィークスローズ社のバラの育種家、9つの「オール・アメリカン・セレクション賞」を受賞。ポール・ケスムコナード・パイル社(スター・ローズ)ルドルフ・ムーア:シークオイア・ナーサリ―を営む。ミニチュアローズの専門家。グリフィス・バック:アイオワ州立大学で1948年から1985年まで園芸学の教授職を務め、90近いバラの品種を作成した。バックの作出したバラは耐病性と耐寒性に優れていることで有名。チェコルドルフ・ゲシュヴィント(1829年 - 1910年)現チェコ共和国(当時はオーストリア=ハンガリー帝国)の人物バラの品種名になった固有名詞バラの品種名になった固有名詞の一覧を表示するには右の [表示] をクリックしてください。 [表示]慣用句・熟語under the rose - 秘密の意味。茨の道 - 辛く険しい道のりのこと。青いバラ(the blue rose) - 神の祝福、または、不可能の意きれいなバラには棘がある - 外見の美しさに気を取られると危険な目に会う事があるThere's no rose without a thorn. - 「棘のないバラは無い。」または「世に完全な幸福はない。」フランスでは「誰にでも弱点がある。」という意味。Run for the roses - ケンタッキーダービーの意ギャラリーピンクグルーテンドルスト(OL)ピンクパンサー(HT)ブルームーン(HT)花音(HT)千代(HT)マヌウ・メイアン(HT)メヌエット(FL)レッドシャトー(HT)カウンティー・オブ・チェシャー(S)ローズミュージック(HT)ラ・フランス(HT)ソレイユ・ドール(HFt)ピース(マダム・アントワーヌ・メイアン)(HT)アンバークイーン(FL)「シャルル・ド・ゴール」、HT、メイアン(1974)サントリーフラワーズの青いバラ「アプローズ」(2004)紫雲(鈴木省三 1984作、大輪・四季咲き HT)日本で作出されたバラの一つ「朝雲(あさぐも)」脚注[ヘルプ]注釈^ 語頭母音の脱落による。「いだく → 抱く」「いづ(る) → 出る」「いまだ → まだ」などと同様の変化。^ 2013年にリニューアルされるまでは243種、株数は国内第4位の22,000株だった。出典^ a b 小林義雄 (1972), “バラ”, in 相賀徹夫, 万有百科大事典 19 植物^ 亀岡泰家 (1993), “バラ”, in フランク・B・ギブニー, ブリタニカ国際大百科事典, 第2版改訂版^ 日外アソシエーツ, ed. (2008), “バラ”, 植物3.2万名前大辞典, 紀伊國屋書店^ TOTOSK KITCHEN Vol. 24 ローズウォーターにんじんのローズグラタン _ dacapo (ダカーポ) the web-magazine(2014年11月18日閲覧)^ a b c d e f g バラをたどる:バラの歴史|蓬田バラの香り研究所(2014年11月18日閲覧)^ a b c d e 中尾佐助『中尾佐助著作集 6 照葉樹林文化論』北海道大学出版会、2006年、452頁。^ 中尾佐助『中尾佐助著作集 6 照葉樹林文化論』北海道大学出版会、2006年、453頁。^ “日本一長い“バラのトンネル” 川島平成の森公園、ライトアップも”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社). (2016年5月14日). オリジナルの2016年5月15日時点によるアーカイブ。 2016年5月21日閲覧。^ 県内最大の「バラ園」伊奈町制施行記念公園 - 伊奈町商工会、2016年5月21日閲覧。^ バラ園(町制施行記念公園) - 伊奈町. (2016年5月20日)、2016年5月21日閲覧。^ World Rose Awards(英語)^ Atsuhime - かのやばら園植栽図鑑2014年11月18日閲覧^ 靭公園バラ園2015年3月7日閲覧関連項目ウィキメディア・コモンズには、バラに関連するメディアおよびカテゴリがあります。ウィキクォートに薔薇に関する引用句集があります。バラ属の種の一覧バラ油ローズヒップ宇宙バラ - 向井千秋が宇宙でバラを開花させ、持ち帰った。2003年4月、宇宙バラの枝から挿木により育てられた4株が埼玉県川口市に贈られ、川口市内のバラ園で育てられ、11月11日に川口SKIPシティ・科学館に植樹された。川口緑化センター(樹里安)にある。ばら星雲 - 赤いバラの花のように見える散光星雲シトクロムP450 - (青い花に必要な色素を作る酵素)ビオランテ - 特撮映画『ゴジラvsビオランテ』に登場する架空の怪獣。誕生の際にバラの細胞が用いられている。典拠管理GND: 4050536-4 LCCN: sh85115443 NDL: 00560519カテゴリ:バラバラ科花観賞用樹木アメリカ合衆国の国の象徴茨城県の象徴案内メニューログインしていませんトーク投稿記録アカウント作成ログインページノート閲覧編集履歴表示検索メインページコミュニティ・ポータル最近の出来事新しいページ最近の更新おまかせ表示練習用ページアップロード (ウィキメディア・コモンズ)ヘルプヘルプ井戸端お知らせバグの報告寄付ウィキペディアに関するお問い合わせツールリンク元関連ページの更新状況ファイルをアップロード特別ページこの版への固定リンクページ情報ウィキデータ項目このページを引用印刷/書き出しブックの新規作成PDF 形式でダウンロード印刷用バージョン他のプロジェクトコモンズウィキスピーシーズウィキクォート他言語版ČeštinaDeutschEnglishفارسیFrançaisहिन्दी한국어Latina中文リンクを編集最終更新 2018年8月14日 (火) 08:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。テキストはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承ライセンスの下で利用可能です。追加の条件が適用される場合があります。詳細は利用規約を参照してください。プライバシー・ポリシーウィキペディアについて免責事項開発者Cookieに関する声明モバイルビューWikimedia Foundation Powered by MediaWiki 時間 青和ばら公園3.8 (55) · 公園東京都足立区総合レクリエーション公園 バラ園4.1 (54) · 公園江戸川区 東京都現在営業中薔薇4.5 (13) · カフェ・喫茶東京都港区居心地が良い · カジュアルさらに表示ウェブ検索結果バラ - Wikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/バラバラ(薔薇)は、バラ科バラ属の総称である。あるいは、そのうち特に園芸種(園芸バラ・栽培バラ)を総称する。ここでは、後者の園芸バラ・栽培バラを扱うこととする。 バラ属の成形は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、葉や茎に棘を持つものが多い。バラ · バラ (曖昧さ回避) · バラ目 · 京成バラ園芸旧古河庭園のバラフェスティバル | 文京区本郷 ホテル機山館公式フォトブログhttps://kizankan.co.jp/blog/rose-fes/201305152013/05/15 - 2013春のバラフェスティバルを見学してきました。良いお天気だったので、薔薇が一層綺麗に見えました。文京区 本郷給水所公苑www.city.bunkyo.lg.jp › › みどり・公園 › 公園等の案内 › 区立公園一覧2017/11/13 - お知らせ. バラ園の最新状況. 05月09日. バラ園の春バラが見ごろを迎えました。 パーゴラをバックにしたバラの写真 バラ園全体の様子. 彫刻付近のバラの写真 パーゴラ横のバラの写真. 例年より開花は遅めでしたが、5月第一週の気温が 動画2:37〜横浜イングリッシュガーデン〜バラの夏剪定をご紹介tvk3chYouTube - 2014/09/152:18バラ公園 薔薇の庭園 rose rosaroos Роуз وارتفعbeaphoto1YouTube - 2011/06/1723:56四季咲きバラ ( 粉粧楼 )の剪定(ノーカット)protoleafYouTube - 2018/01/290:57おつまみにぴったり!豚バラと大葉チーズのくるくる巻き | How ToMake DELISH KITCHEN - デリッシュキッチンYouTube - 2017/09/132:51アデニウム 砂漠のバラの育て方・日常管理protoleafYouTube - 2014/08/153:25バラ / 小林沙羅ColumbiaMusicJpYouTube - 2014/02/120:16「Cook Do® きょうの大皿®」 豚バラなす篇 15秒 CM小池栄子 八木修 味の素KK公式チャンネル(AJINOMOTOYouTube - 2018/01/1136:24黒バラ無双 第223話 リノ・小次郎 キコーナ守口店前編【沖ドキ janbaritvYouTube - 23 時間前0:56レンジでできる!豚バラもやしのバターポン酢 | HowTo MakeBaked DELISH KITCHEN - デリッシュキッチンYouTube - 2017/04/204:24「バラが咲いた 」マイク眞木と眞木家浜口家CAPITALVILLAGEYouTube - 2015/08/06ウェブ検索結果薔薇(バラ) - 季節の花300www.hana300.com/bara00.htmlクリーム色のバラ) 2003. 5. 5 江東区 東砂写真集 1(写真9枚)へ (若葉、つぼみ、春の花) 写真集 2(写真6枚)へ (春の花) 写真集 3(写真8枚)へ (春の花) 写真集 4(写真6枚)へ (秋の花) 写真集 5(写真6枚)へ (秋の花) 写真集 6(写真5枚)へ (冬の花) 旧古河庭園|公園へ行こう!https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html9時~17時(最終入園は16時30分) 旧古河庭園「秋のバラフェスティバル」 · kyufurukawa_20180926.jpg 平成30年11月9日(金) ①10時~ ②13時~ (各回60分程度)※荒天中止 旧古河庭園「庭さんぽ センター長と歩こう」 · kyufurukawa_20180905.jpg バラ | 花木の苗 | | 種・苗・ガーデニング用品の【タキイネット通販】https://shop.takii.co.jp/CGI/shop/search/product_list.cgi?ctg_cd=00004031タキイネット通販の【バラ】紹介ページ。家庭菜園・ガーデニング向きの種・苗・球根・園芸用品・農業資材を販売する通販サイトです。家庭菜園アドバイス、用語解説、料理レシピなどのお役立ち情報も満載です。全国のバラの見頃情報|ウォーカープラスhttps://www.walkerplus.com/search/rose/全国のバラの見頃情報2018年版をお届けします。おでかけの際、役に立つウォーカーおすすめのバラの見頃情報が満載です。9月20日 - 11月4日茨城県フラワーパーク 秋バ 茨城県フラワー 10月6日 - 11月11日おいしいバラグランプリ京成バラ園 ロ 10月6日 - 11月11日オータムフェア2018 おいし 京成バラ園 ネット通販 - 京成バラ園芸ネット通販 - バラ苗・鉢バラ・ガーデニング資材の ec.keiseirose.co.jp/sp/寒冷地への「バラ大苗(裸苗)」のお届けについて◇◇ 早掘り苗の注文受付は9月9日(日)のご注文分をもちまして、締切となりました。 09月07日. 球根の植え付けにおすすめ『ガーデンスコップ』☆細幅なので、狭い隙間もラクに作業でき、深さメモリがついている 東京&首都圏のバラ園ガイド|おでかけガイド-東京版park.tachikawaonline.jp › 庭園・花ガーデン東京&関東のバラ園を徹底ガイド。旧古河庭園や神代植物公園、京成バラ園、谷津バラ園、青和ばら公園、港の見える丘公園。華やかなイングリッシュローズや珍しいオールドローズが艶やかに咲き誇るバラ園と見ごろ情報.タイプでの絞り込みアレンジメント・ブーケフラワーケーキバラに関連する検索キーワードバラ 種類バラ 見頃バラ 育て方バラ 季節バラ 通販バラ イラストバラ 剪定京成バラ園旧古河庭園 バラバラ 絵ページの操作1 2345678910次へ関連する結果ナレッジの結果「バラ」の画像検索結果「バラ」の画像検索結果「バラ」の画像検索結果
風のふく島 第5話
https://perple.exblog.jp/33509044/2025-02-08 02:00:00 - 福島12市町村を舞台に、実在する12人の移住者たちにフォーカスした一話完結のヒューマンドラマ。実在する場所やモデルとなる人へインタビューを行い、葛藤や挫折をしながらもそれぞれの課題に挑戦して移住に至る姿や福島県の人々との交流を通じて成長していく様子をオムニバス形式で描く。主演は大友康平、黒木華、佐藤大樹ら。東日本大震災の際、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった福島12市町村。 そこには、夢をもって移住してきた者、復興のために動き出した者、福島の地で生まれ育った者、挑戦し続ける者…それぞれの想いを胸に激動の福島を駆け抜けて活躍する移住者たちの姿があった―。実在する12人の福島県移住者たちを軸に繰り広げられる、新しい福島県、そして新時代に向かう人々の暮らしをオムニバス形式で描き出すヒューマンドラマ!ひょっとして、オートバイ競技「トライアル」って、かつて『ラストフレンズ』で、上野樹里が挑戦していた競技でしょうか?アイディアとしては、面白いと感じました。映像も、ドキュメンタリー風の独特の余韻。しばし、興味深く、様子見… です。 (ストーリー)オートバイ競技「トライアル」専門雑誌のカメラマン兼編集者の東道(渋川清彦)は、友人の風(音尾琢真)、恋人の紗綾(内田慈)と共にトライアルでの町おこし計画を始動!向かった先は、福島県の川内村。コースの整備や助成金など課題が山積みの中、到着早々3人の前に立ちはだかったのは、なんと警官!?さらに、謎の心霊現象にも惑わされ…。次から次へと障害にぶつかる中、3人の関係性にも徐々に変化が訪れるのだった…。
何気ない一日
https://ekinasea.exblog.jp/243432988/2025-02-05 02:00:00 - 立春を過ぎたと思った途端に急に寒くなって来た。隣街のショッピングモールで、久しぶりに「樹里」さんのシフォンケーキに遭遇カロリー控えめで、猿島茶、コーヒー、ココア、チョコバナナなどのふんわりシフォンケーキ。くんくんマカロン「ぼくも大好きなんよー🐱」大量に制作したリバーシブルアームカバーがすべて手元になくなった。ちょっとしたプレゼントに良いので作っておこうと思ったが、適当な生地はほぼ使い切り、注文したものは届かず、ちょっと厚手かな、と思う生地で作ったが、出来上がってみたら良い感じ❤️生花の持ちが良い今の季節、あったら良いなーと思う、こんなアンティーク調の切花のミニブーケアートフラワーならあるけれど、切花ではなかなかお目にかかれない好きな色合い。物価高騰の折、すべてが生きるためのものが優先になっていて何だか淋しい。せめてお手頃ミニブーケが店先で売られていたら敷居も低くなり、生花で暮らしが彩られるのに、、と思う。
オヤツの時間
https://askizuna.exblog.jp/30578797/2025-01-16 01:00:00 - オヤツの時は樹里を先ずサークルに入れて歯が悪いからチュールを与えそれから庭で皆にオヤツ永陽が先でホップルップ葵笑の順番頂いたオヤツ美味しそうに食べています。
2024年の読書
https://rmcdiary.exblog.jp/34392431/2025-01-06 01:00:00 - 2024年の読書メーター読んだ本の数:146読んだページ数:40677ナイス数:1693編集ども集まれ!の感想「じい散歩」「団地のふたり」の作者なので図書館で借りたが世代的に固有名詞の世界が違うと感じ挫折。読了日:12月29日 著者:藤野 千夜北斎まんだらの感想梶さんの「広重ぶるう」を読んで北斎のことを知りたくなり図書館で借りた。小布施の豪商高井三九郎が北斎に弟子入り志願する。三九郎が北斎と周辺の葛飾応為、渓斎英泉や北斎の孫重太郎を観察し絵師とは何かを知る。自由奔放な応為と英泉に振り回される三九郎の姿が可笑しい。北斎が晩年に小布施で直筆画を残した理由が分かる気がした。読了日:12月29日 著者:梶 よう子とわの文様 (角川文庫)の感想常葉屋という呉服商の娘の十和(とわ)と兄利一が辛い境遇に押しつぶれそうな女性を助ける3話の人情話。最後はめでたしめでたしだが行方不明の母律さんが気になる。続編がありそうなラストでした。読了日:12月25日 著者:永井 紗耶子つげ義春 名作原画とフランス紀行 (とんぼの本)の感想団塊の世代の私は月刊ガロのつげ義春の漫画を読んで暗い感じで不条理な世界が理解できなかった。改めて本誌を読んで懐かしさと意味不明さを実感。読了日:12月23日 著者:つげ 義春,つげ 正助,浅川 満寛祝祭のハングマンの感想祝祭はハロウィンでハングマンは私刑執行人。謎解きもどんでん返しも期待外れだった。せめて毒物による大量殺人事件と関連深い事案であれば面白かったのに。読了日:12月22日 著者:中山 七里超合理的!ミステリーの書き方 (幻冬舎新書 742)の感想中山七里さんの小説の幅広さや多作の裏側が分かる。いろいろなテーマは取材ではなく自分のストックからだが、その記憶力の凄さや博識は想像を絶する。第4章「ミステリーと生活」の中で編集者との付き合い方や日常生活に触れているが本当に多忙を楽しんでいるのか疑いたくなる。読了日:12月20日 著者:中山七里月まで三キロの感想地球や宇宙の話と心に悩みを抱える人の未来を予測させる短編集だった。介護疲れの人、男性不信で婚期を逃しそうな女性、中学受験前に親が離婚して進路に悩む小学生、優秀な長男とは違い高校卒業後にバンドに参加していたがプロにはなれずかまぼこ店を継ごうとしている次男坊、母と祖母が亡くなり不眠がちな少女、家族を支えるために自己犠牲してきた主婦の物語は優しいストーリーでした。個人的には「山を刻む」の専業主婦が山小屋を継ぐこれからを応援したくなった。読了日:12月19日 著者:伊与原 新可燃物の感想群馬県警本部葛警部が事件の謎解きをする5つの短編集。証拠や証言を鵜呑みにせず何故かを考え被疑者と対峙するやり方はまどろっこしい感じもするが冤罪を生まない正攻法だと思う。個人的には「命の恩」のバラバラ事件が何のためだったのかを解決する流れが一番楽しめた。読了日:12月16日 著者:米澤 穂信幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)の感想第四話で商い世傳の意味が分かつた。巻末の作者が語るように取敢えず幸の話はおしまいか?!第一話 智ぼんの忘れがたみ貫太は立派。第二話 菊栄さんと惣次さんいい関係。第三話 結さんの娘桂は後継者の物語に登場しそう。忠兵衛は枯れて渋くなった。第四話 後継者は貞七どんかなと思わせる。後継者の話と桂のこれからを期待する。それにしても治兵衛さんやお竹さん長生きやなぁ!読了日:12月12日 著者:髙田 郁そらそうや (単行本)の感想阪神の岡田監督の口癖のようなタイトル。目次やあとがきを読むといろんな寄稿の集大成でした。京都市立芸術大学出身は知っていたけど作家になるまでや嫁はんとの出会いや日常を知りますます黒川作品が好きになりそうです。とりあえず疫病神シリーズの未読「国境」「暗礁」から。そして仲の良かった藤原伊織、鷺沢萌さんの遺作も。本の中では嫁はんとのやりとりにほっこりさせてもらいました。読了日:12月09日 著者:黒川 博行令和元年の人生ゲームの感想直木賞候補作になり図書館で借りて読んだ。4話からなる短編で大学のサークルに入った新入生、人材系企業の新人、シェアハウスのチューター、銭湯の活性化を考える会のメンバーの視点で物語が展開する。一人称の僕、私が沼田という人物に会ってその心情が変化していく描写は面白かった。読了日:12月07日 著者:麻布競馬場こちら空港警察の感想成田空港の警察署長仁志村賢作がグランドスタッフが対応する顧客との間で起きた事件、入管で起きた殺人事件、管制塔の占拠事件の謎解きと鮮やかな解決が面白かった。署長自ら事件を担当する違和感は拭えないが話がスピーディ。中山さん作品の特長である他の作品の主人公が登場する。署長は千葉県警の高頭冴子でさえ恐れる上司だったというご愛嬌。読了日:12月05日 著者:中山 七里博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室の感想ドラマ「宙わたる教室」に刺激されて久しぶりに伊与原新さんの作品を読んだ。国立自然史博物館の怪人こと箕作塁が博識を活かして事件の謎を解くという物語。狂言回し的に登場する池之端環と一緒にその推理の流れを共感する。塁と環はこれからどうなるかと気になる。読了日:12月01日 著者:伊与原 新契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)の感想商い世傳金と銀の特別編で惣次、佐助、お竹、賢輔の番外編でした。本編は9巻まで読んだのですが中断しています。当時の人物はそれなりに覚えていて特別巻上もすんなり楽しめました。惣次の話は幸と雪乃の対照が面白く、佐助の話はさよとりうが姉妹だったという縁の不思議さを感じました。読了日:11月27日 著者:髙田 郁掟上今日子の乗車券の感想図書館の推薦コーナーにあったので読んでみた。西尾維新という作家は名前を聞いたことがあるが初読み。記憶が1日しか持たないが速攻で事件を解決する探偵掟上今日子の物語。ことば遊びが多い気がして推理にはすんなり入って行けない気がする。1話で挫折。読了日:11月22日 著者:西尾 維新小説 透明なゆりかご (下) (講談社文庫 た 129-3)の感想原作が漫画でTVドラマになりそれを小説にしたもの。漫画とテレビはビジュアルで小説は表情や心情や動作、景色を描く。ドラマを見ていないけど生まれる命と消える命が、たえず交差する場所である産婦人科の現状を考えさせられた。少子化を経済の問題だけにしないよう男性に多く読んでもらって夫婦で子育てする参考にしてもらいたい。団塊世代の私は男は仕事、女は家事と育児なんて考えていた事を反省。読了日:11月21日 著者:橘 もも,安達 奈緒子小説 透明なゆりかご (上) (講談社文庫 た 129-2)の感想中山七里さんの小説「特殊清掃人」に参考文献として沖田×華の「不浄を拭うひと」がクレジットされていた。残念ながら図書館に「不浄を拭うひと」は無かったが、代わりに沖田✕華さん原作ということで本作を読んだ。沖田さんの略歴をみると主人公の青田アオイのモデルと思った。由比産婦人科でアルバイトをしながら出産や中絶に関わる人生勉強をして成長していく物語。先生や先輩看護師の思いや行動が感動的。下巻を読むのが楽しみ。読了日:11月17日 著者:橘 もも,安達 奈緒子帝国ホテル建築物語の感想明治村に帝国ホテルを移設するという話から始まる。帝国ホテルの設計者フランク・ロイド・ライトとその助手遠藤新とホテルの支配人林愛作の物語だった。ライトの美意識に振り回される工事関係者も最後には仕事を誇りに思う。関東大震災や火事などの不運を乗り越えたが予想外の支出増加と工事の遅延で三人は傷つく。古い建物を観ることが好きな私にとって興味深い内容だった。読了日:11月15日 著者:植松 三十里特殊清掃人の感想孤独死で放置された遺体の残滓や遺品を片付ける特殊清掃人の五百旗頭、秋廣、白井が亡くなった方の想いを推理するという4篇の物語でした。個人的には白井と音楽仲間だった川島と美香の話が良かった。謎解きとしては最後の資産家と家政婦さんの話が中山七里さんらしかったと感じた。しかし、特殊清掃の現場の描写を読むのは辛い。読了日:11月12日 著者:中山 七里草を褥に―小説牧野富太郎 (サライBOOKS)の感想大原富枝さんは牧野富太郎さんと同郷でご縁があることをこの小説で知った。朝井まかてさんの「ボタニカ」や朝ドラの「らんまん」で描いた牧野氏とは違う味わいがある。妻寿恵子が富太郎に宛てた手紙が残されていて貧窮の様子がわかる。それに対して富太郎の自叙伝にある散財には呆れる。また、矢田部教授や松村教授に対する印象も変わった。牧野富太郎は周囲に迷惑をかけながらも頓着しない。世の天才と言われる人はこのような傾向がなきにしもあらずと思わせた。読了日:11月09日 著者:大原 富枝人はどう悩むのか (講談社現代新書 2755)の感想今回も示唆に富んだ言葉が散りばめられていました。結婚生活をうまく続ける秘訣「一に努力、二に辛抱、三にあきらめ」。「現実に対して悩んだり、ムカついたり、失望したりするのは、現実と期待値の関係が原因」悩みの原因は思うようにならないことを思うようにしたいから発生するので発生する。望まない現実をも受け入れる心の準備が必要。でもこれがなかなか難しい。読了日:11月07日 著者:久坂部 羊プリズン・ドクター (幻冬舎文庫)の感想岩井圭也さんの小説は三作目。医療ミステリーとして読むと面白かった。ただ人間関係については少し意図的に感動させようと感じてしまった。刑務所の矯正医官の仕事は興味深く感じた。読了日:11月06日 著者:岩井 圭也ドクター・デスの再臨の感想犬養がドクターデスの助けを借りて模倣班の正体を明かすところまでは「羊たちの沈黙」のようで面白かった。いつもは最後のどんでん返しが中山七里さんの真骨頂だと思っていたが今回は少し無理した感が否めなかった。脱出劇もカルロス・ゴーンの既視感がありインパクトに欠けた気がする。読了日:11月01日 著者:中山 七里祖母姫、ロンドンへ行く!の感想作家さんが若かりし頃に祖母の付き添いでロンドンに行った時のエッセイ。航空会社のCAや老舗のホテルのバトラーからホスピタリティの真髄を学ぶ仕立てになっていた。タイトルの祖母姫は姫のように世間知らずで気位の高いという揶揄が窺われる。まだスマホもなくロンドンに三越やそごうのあった時代。飛行機のファーストクラスや一流ホテルを利用など想像できないほどのぜいたくを垣間見た気がする。読了日:10月28日 著者:椹野 道流広重ぶるうの感想梶よう子さんの小説は初読み。テレビの「広重ぶるう」を観ていたので図書館で借りた。小説の前半がドラマ化された印象。加代の内助の功と保永堂が記憶に残っている。小説では版元喜三郎や歌川国貞との交流が絵師の生き様を広重に気づかせる。また、初めての弟子昌吉の至誠に胸が打たれた。錦絵は絵師、彫師、摺師の技が重要と思うがベロ藍のぼかしの技が詳細に取り上げてられていた。読了日:10月26日 著者:梶 よう子広重 Hiroshige NBS-J (ニューベーシック・アート・シリーズ)の感想広重ぶるうの参考にしようと図書館で借りて読んだ。読了日:10月24日 著者:アデーレ・シュロンブス竹島の感想久しぶりに門井慶喜さんの小説を読んだ。タイトルからして竹島問題の論点解説が中心かと思った。坪山家に伝わる和本が竹島問題の決着をつける内容と知った健哉が金に替えようと画策するが失敗する。途中の日韓サッカーの賭けがラストのトランプの賭けに繋がり余韻のある結末だった。日中韓の問題の微妙な関係が物語をスリリングにしている。読了日:10月23日 著者:門井 慶喜幸せな虎、そらそうよの感想図書館のコーナーに展示されていて借りて読んだ。週刊ベースボールに10年以上連載されている「そらそうよ」というコラムをまとめた本でした。2023年の監督就任から戦い方、日本シリーズの秘話など阪神ファンにたまらない内容でした。今年はあれんぱはならなかったが岡田監督の財産は藤川球児監督にバトンタッチされそう。読了日:10月19日 著者:岡田彰布夏空 東京湾臨海署安積班の感想安積班の活躍する10の短編集。事件の内容は現代社会で問題になっているテーマが多かった。特に最後の外国人労働者の問題は少子化と併せてうまく受け入れていかざるを得ない気がした。読了日:10月16日 著者:今野 敏ただいま神様当番の感想「リカバリー・カバヒコ」を読んだ時の印象に似ている。今回は坂下というバス停で出会う5人の神様当番に無理やりされた人が自分の殻を破りチャレンジしていく物語。他人からどう思われるか気になる人が世の中を生きて行く上でもっと気楽にやることを応援したくなる。読了日:10月14日 著者:青山 美智子迅雷 (文春文庫 く 9-7)の感想ヤクザを誘拐して身代金を手に入れようとした三人。1度目はうまくいった。2度目はこの物語の本筋でヤクザとの駆け引きは想像を絶する。ヤクザを誘拐しても警察ざたにならないと踏んでいたがあまりやり過ぎで追いかけられる。最後はどうなったか不明。主人公とヤクザが捕まるシーンを見たかった。残念だったのは黒川さんお得意の主人公達のおかしな関西弁の会話が少なかった。読了日:10月08日 著者:黒川 博行リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)の感想他人にどう思われるか気にして自分の思いを伝えられないストレスから脳が信号を発する。その象徴としてアドヴァンス・ヒルの住人の頭、口、耳、足、目をテーマにした物語。日の出公園のカバのアニマルライドの伝説をサンライズクリーニングのおばあさんが伝え住人は新しい生き方にチャレンジする。青山さんの小説は良い話だが少し鼻につくように感じた。読了日:10月03日 著者:青山美智子横濱王の感想原三溪の物語のようで瀬田という実業家の生き様を描いた小説だった。永井さんの小説は江戸時代以前の歴史小説を読んだことがあるが昭和初期の話。今から10年ほど前の刊行だが拝金主義的な経済人に対する警鐘と感じた。幸せは他人と比較するものでなく自分がどう感じるかということ三溪とお蝶の生き様を知り得心。読了日:09月29日 著者:永井 紗耶子月の立つ林で (一般書)の感想新月は太陽が明るすぎて見えない。回りの人は自分のほんとうの姿を分かつてくれないことの象徴だろうか?青山さんの小説は良い話の短編がまるで月の満ち欠けのように巡り巡っているよう。個人的には三章のお天道様の親父が良かった。ポッドキャストのことは知らなくてスマホアプリで聞いてみたけど良さは分からなかつた。読了日:09月26日 著者:青山美智子連鎖 (単行本)の感想571ページの厚さに慄き読み始めるのは勇気がいった。自殺のおそれのある行方不明者を上坂、磯野刑事が担当するところから物語が始まる。関係者をあたっているうちに自殺と偽装された行方不明者が発見された。自殺か他殺か謎解きの連鎖は緊張感がありテンポが良い。合間での2人の会話はまさに黒川節。映画の話に詳しくない人は冗長と感じるかも。タフで切れる二人は割と真面目な捜査で犯人グループが素直に供述している感があった。読了日:09月25日 著者:黒川 博行団地のふたりの感想NHKのドラマの原作と知り図書館で借りた。ドラマではノエチが小泉今日子、奈津子が小林聡美で二人のほんわか感と団地の知人との関係が良い。原作でも二人の関係はなんでも言いあえる親友。知らなかったのは奈津子が乗り物恐怖症ということ。ドラマはノエチがわがままなように感じるけど原作でのわがまま度二人はいい勝負。初読みの作家さんと思ったら昨年「じい散歩」を読んでいた。読了日:09月19日 著者:藤野 千夜チーム・バチスタの栄光の感想本のタイトルはテレビ番組のお知らせで見た記憶がある。たまたま海堂尊さんが医者であることを知り、本作が「このミステリーがすごい!」大賞を取っていたので読んだ。不定愁訴外来の田口医師が高階医院長からチーム・バチスタの術中死の調査を依頼されるところから物語が始まる。途中で厚労省の白鳥技官が破天荒な行動で事故ではなく事件と判明する。第20章の「後日談」はミステリーと思えないほのぼのとした感じ。次は「ナイチンゲールの沈黙」にチャレンジしよう。読了日:09月19日 著者:海堂 尊幕末・維新人物伝 橋本左内 (日本の歴史 コミック版 54)読了日:09月13日 著者:加来 耕三,東山 成江能面検事の死闘の感想能面検事シリーズ3作目だと思う。今回も不破検事とその事務官惣領見晴が事件を解決する。もつとも見晴は狂言回しのような役割。無表情な能面検事に対し晴海は感情を面に出す引き立て役。途中で無差別殺人の被疑者笹清が殺される手口から犯人を推測出来るようになる。謎解きのあとの付け足しのようなシーンに余韻があった。読了日:09月12日 著者:中山 七里ヒポクラテスのため息の感想福田和代さんの小説は2作目。図書館でタイトルに惹かれて借り読了。病院経営の難しさを垣間見た気がする。主人公の翔を助ける有希と夏樹が優秀で微笑ましい。女性作家だからなのだろうか?基本的には悪人はいないすがすがしい内容だった。読了日:09月09日 著者:福田 和代時代小説 ザ・ベスト2024 (集英社文庫)の感想私が好きな作家たち朝井まかて、永井紗耶子、澤田瞳子、砂原浩太朗の短編が読めるので図書館で借りた。初読みの作家さんで高瀬乃一の「鑑草」と赤神諒の「蛟竜逝キテ」が面白かった。特に後者は橋本左内と松平春嶽の関係について興味を覚えた。読了日:09月08日 著者:朝井まかて,永井紗耶子,谷津矢車,逢坂剛,高瀬乃一,澤田瞳子,西條奈加,菊地秀行,赤神諒,砂原浩太朗,木下昌輝エール! 1 (実業之日本社文庫)の感想仕事にがんばる女性達のアンソロジー。碧野圭さんと近藤史恵さん以外は初読みの作家。第1編のいくたゆりさんが第4篇でちらっと登場するご愛嬌。好みからすると「わずか四分間の輝き」に登場するスポーツライターの物語でした。読了日:09月03日 著者:大崎 梢,平山 瑞穂,青井 夏海,小路 幸也,碧野 圭,近藤 史恵台北アセットの感想公安外事・倉島警部補と同僚の西本が台湾まで出かけてサイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人の実情を探る。そこで殺人事件が起きるが現地の警察と軋轢がありながら犯人を突き止める。ストーリーとしてまずまずだが、ロシアのハッカー集団が関与したか触れられておらずなんか中途半端な感じがした。読了日:09月03日 著者:今野 敏満州とアッツの将軍 樋口季一郎 指揮官の決断 (文春新書 758)の感想樋口季一郎中将の伝記かなと思つたけど評伝でした。ソ連と満州の国境でナチスの迫害から逃れて来たユダヤ人を救い、終戦後ソ連が千島を攻めて来た時に占守島で阻止命令を出した決断は凄い。それにしてもスターリンは国際法を守るという気はなく他国へ侵略したり捕虜を虐待するなど今のプーチンにも通じると感じた。読了日:09月01日 著者:早坂 隆大河への道 (河出文庫)の感想2022年に公開された映画の原作らしい。伊能忠敬の物語を大河ドラマにして町おこしをしようとする香取市役所の担当者とプロットを依頼した脚本家の奮戦記。高橋至時、景保親子と忠敬の関係が面白かった。読了日:08月30日 著者:立川志の輔咸臨丸にかけた夢: 幕末の数学者・小野友五郎の挑戦の感想今野敏さんの小説「天を測る」で初めて小野友五郎のことを知った。児童書であるがなかなか面白かった。幕末の官僚で優秀な人がたくさんいた事を改めて認識した。出自や長幼を重んじて出る釘を打つ傾向にある日本人と比べ実力主義の欧米人との対比が面白い。読了日:08月29日 著者:鳴海 風人、イヌと暮らすー進化、愛情、社会 (教養みらい選書)の感想本書を読むきっかけは読売新聞の時代の証言者というコーナーで長谷川眞理子さんが登場したからである。その中でスタンダードプードルのキクマル、コギク、マギーが可愛くて図書館の本を調べた結果が本書。著者は行動生態学の学者で犬と人との関わりや犬の進化などについても触れている。表紙のキクマルとのツーショットに癒される。読了日:08月28日 著者:長谷川 眞理子棘の家の感想学校教育とイジメの対応について考えさせられる内容だった。被害者、加害者の家族とマスコミ、SNSの無責任さに今さらながら呆れる。「裏通りで弱者が自分より弱い者を痛めつけるのがイジメだ」という言い回しが重たい。読了日:08月25日 著者:中山 七里ツミデミックの感想直木賞受賞作の6篇の短編集でした。共通する内容はコロナのパンデミックに関わるもの。最初の3編は何となく狂気の世界で恐ろしい。あとの3編は辛い世界の中から抜け出す明かりが見える内容でほっとする。個人的には「祝福の歌」が好き。まだ4年前のコロナ禍の異常な世界の経験が懐かしく思えた。作者が若いのか文中の若者ことばが分からなくて読み進むのに苦労した。読了日:08月23日 著者:一穂ミチ玉村警部補の巡礼の感想海堂尊さんの小説は初読み。「チーム・バチスタの栄光」を読もうと図書館の棚を探したが貸出中で代わりに読むことにした。玉村警部補の四国巡礼に加納警視正が同行する。途中で起きた事件を加納警視正が謎解きをする。阿波、土佐、伊予、讃岐と章がある中で伊予が面白かった。讃岐は別の物語かと誤解するくらい違和感があった。読了日:08月22日 著者:海堂 尊スピノザの診察室の感想私のお気に入りの作家夏川草介さんの新作で図書館本。甥の保護者になるために京都の大学病院を退局して地域病院勤務する雄町哲郎が主人公。医療が生老病死に対して無力さを感じながら、出来る範囲はどこなのか考えながら努力する姿に感銘を受ける。夏川さんの小説は周囲の人との会話が暖かい。続編では中将、鍋島先生が原田病院に来ることになった経緯とか南先生との師弟関係以外での展開を期待。京都の矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅の店と緑寿庵清水の金平糖の店に行きたくなった。読了日:08月18日 著者:夏川 草介猫楠 南方熊楠の生涯 (角川文庫)の感想奇人の南方熊楠を奇人の水木しげるが描いた漫画。「われは熊楠」の参考文献だったので読んだ。小説の描写を振り返りながらイメージ化できたがかなり卑猥。読了日:08月15日 著者:水木 しげるわれは熊楠の感想岩井圭也さんの小説は初読み。直木賞候補になったことと南方熊楠のことを知りたくて手にした。独学で博物学や粘菌の研究者になるが父と弟の支えがあってこそと思う。変人ぶりは幻想や脳の中の幻聴で描写されている。粘菌の子実体と変形体が羽山兄弟のようであり、「生きることは死ぬること、死ぬることは生きること」という哲学的な解ではないかと思えた。牧野富太郎の生涯と似てるかも?読了日:08月14日 著者:岩井 圭也しんがりで寝ていますの感想三浦しをんさんの小説は好きだがエッセイは少し合わない気がする。三浦さんの押しの人物をよく知らないからだと思う。前作の「のっけから失礼します」ではあまり感じなかったけど・・・読了日:08月11日 著者:三浦 しをんテミスの剣の感想さすが中山さんの作品と感じる骨太の物語だった。法と正義、組織と個人、マスコミの大衆迎合と扇動の根源などについて考えさせられた。登場人物に判事の頃の静ばあちゃん、光崎教授や古手川刑事がちらちら顔を出すサービスに微笑む。それにしてもミスをした時の組織の隠蔽体質やそれを面白おかしく報道するメディアは変わらないなと思う。読了日:08月10日 著者:中山 七里スナック キズツキの感想連鎖的に傷ついた人が訪れるスナック。酒を飲まなくても発散できる場所はいいな。連鎖している人が一緒に来てしまったらどうなるかと心配する。読了日:08月08日 著者:益田ミリ広域警察 極秘捜査班 BUGの感想福田和代さんの本は初読み。巻末の略歴を見ると大学の理系を卒業後金融機関のシステム構築を手掛けるとある。物語は航空機事故の犯人とされた天才ハッカーが特殊技能を買われ極秘捜査班BUGに組込まれる。筋書きは少し荒っぽいが騙しのテクニックがはらはらするほど面白かった。暗号解読表情分析、犯罪者プロファイリング、仮想通貨などについても理解が深まったように思う。読了日:08月07日 著者:福田 和代おばちゃんに言うてみ?の感想岸和田在住のこてこての大阪のおばちゃんとし子がおせっかいをやく周辺の人を描いた人情物語でした。丹那が大阪の実家に戻ることになり戸惑う沙由美、ピークを過ぎた痛いタレント華、スニーカーの転売を糧にする達也との話はそれなりに面白かった。同級生の光代、息子アキラの元カノエリカとの物語はおせっかいなのかどうか分からなかつた。大阪の文化に馴染まない人が少し考え方が変わる話がいいのかも。読了日:08月04日 著者:泉 ゆたか徳川15代の定説を覆す (宝島社新書)の感想徳川家康はじめ歴代の将軍への評価の定説について反証する内容だった。大河ドラマ「どうする家康」に乗っかったような内容で少し面白味に欠けると感じた。読了日:08月02日 著者:井沢 元彦成瀬は信じた道をいくの感想前作の天下を取りにいくを読んでいないが面白いとのお勧めで読んだ。成瀬の住む膳所駅からときめき通りが交差する旧東海道あたりに義仲寺まで歩いたことがある。成瀬の小学校の後輩北川みらい、父親成瀬慶彦、成瀬のアルバイト先のクレーマー呉間言実、びわ湖大津観光大使の同僚篠原かれんがユニークな成瀬あかり像を浮き彫りにする。そして漫才コンビの同級生島崎みゆきが大晦日に成瀬家を訪ねたドタバタ劇だった。地域を特化した物語も展開次第で面白いと感じた。読了日:07月30日 著者:宮島 未奈おひとりさま日和 (双葉文庫 に 03-08)の感想独り住まいをテーマにした6人の女性作家のアンソロジー。坂井さんと岸本さん以外は初読み。アンソロジーは読了後に物語の好みを考えたくなる。個人的には大崎さんのレンタル番犬リクの話、松村さんの最上階の賃貸マンションのオーナーの話、新津さんの聞き上手に磨きをかける人生を歩む決断をする女性の話が面白かった。坂井さんの話は独り暮らしの謎解きのような余韻があった。読了日:07月28日 著者:大崎 梢,岸本 葉子,坂井 希久子,咲沢 くれは,新津 きよみ,松村 比呂美ヤメ銀 銀行を飛び出すバンカー (文春新書 1448)の感想タイトルに惹かれて図書館で借りた。はじめにと目次を見て銀行業界の歴史と将来像のような内容。パラパラと読んだけどあまり関心がわかず読了を断念。読了日:07月27日 著者:秋場 大輔ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)の感想前作というか、「ほろよい読書」を読了したのが偶然にも1年前の7月25日。作家は違うが、酒と本と恋愛をお題にした短編集でした。それぞれ素敵な話で甲乙つけがたい。続編が読みたくなるのは朱野帰子さんの「オイスター・ウォーズ」と青山美智子さんの「きのこルクテル」。読了日:07月25日 著者:青山 美智子,朱野 帰子,一穂 ミチ,奥田 亜希子,西條 奈加裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)の感想タイトルにあるような爆笑のお言葉とは思えなかった。結構有名な判決時の出来事が多く裁判に関心が湧いた。読了日:07月24日 著者:長嶺 超輝八月の御所グラウンドの感想直木賞受賞作ということで読んだ。前編は高校駅伝の西大路で新選組を見かける怪奇現象。後編は御所グラウンドに戦争で亡くなった3人の野球好きの青年が助太刀に現れる。信じられないような違和感を前篇は荒垣さん、後編はシャオさんと多聞くんが主人公と共感する。後編はなぜか昔見た映画「フィールド・オブ・ドリームズ」を思い出した。読了日:07月23日 著者:万城目 学物件探偵の感想不動産物件の間取図と公告から始まる6編の短編集。不動産業者の名前がマナティ、ウミウシ、イソギン、浜栗、熊野見、セイウチ。その物件の購入希望者が疑問に感じることを業者が答えることで公告の深い意味を知ることができた。そのほかの購入者が疑問に感じることを物件の気持ちが分かる不動尊子が謎解きをする物語。中では表参道の吉田敦也の話が面白かった。乾くるみさんは静岡大学理学部数学科卒業ということで数字に造詣が深い。読了日:07月23日 著者:乾 くるみ山の上の家事学校 (単行本)の感想新聞社で働く仲上が家庭を顧みず妻から離婚を申し立てられる。妻に見放された絶望感から自堕落になる。そんな時妹から山の上の家事学校を勧められ通ううちに生徒や先生から家事について考え仕事や家族のあり方の認識を変えていく。今の社会において外で働く人と家事を専業にする人の認識を固定化する風潮は誰も幸せにしないような気がする。こんな学校のモデルがあるかなと思って調べたけど分からなかつた。読了日:07月18日 著者:近藤 史恵レイモンさん 函館ソーセージマイスター (集英社文庫)の感想カール・レイモンというブランドのソーセージが函館にあると初めて知った。頑固な職人気質のレイモンさんを函館の旅館の娘コウの視点で描いた物語。この小説をもっと前に読んでいたら6年前函館に行った時に直売店や資料館に立ち寄っていただろう。便利な通販で取り寄せることにした。シャウエッセンと食べ比べてみよう。読了日:07月15日 著者:植松 三十里上手な老い方 (TJMOOK)の感想巻末の格言以外は著者の過去の著作で読んだ内容だった。それぞれの章のまとめで関心のあるところを読めば十分な気がする。読了日:07月14日 著者:くもをさがすの感想妻に勧められて読んだ。カナダでのがん闘病記である。カナダと日本の医療体制の違いに驚かされる。私はがん手術を受けた経験があるが、日帰り手術でドレーンをつけたまま帰るなんて考えられなった。カナダでは個人の問題と組織の問題が明確に区別されていて、医師や看護師も労働者として良い環境だと思う。著者は子供や猫に愛情を注ぐが開放的な性格や交際範囲の広さで周辺の人を頼ることができたと感じる。また他人がどう思うかではなく自分がどうしたいかを実践する行動力が素敵。「くもをさがす」というタイトルは蜘蛛なのか雲なのか。読了日:07月12日 著者:西 加奈子梅と水仙の感想植松さんの小説は初読み。自伝「おばさん四十八歳 小説家になりました」を読んで面白かったので図書館のコーナーで借りた。この度の新五千円札の肖像になった偉人の物語。梅子のことは岩倉使節団に6歳同行した女子留学生、津田塾大学の創設者というくらいの知識だった。標題にあるように父津田仙の物語でもあった。黒田清隆、森有礼、伊藤博文、大山巌、勝海舟など明治の偉人がいきいきと描かれている。5人の留学生のなかでは捨松の生き方も良かった。読了日:07月09日 著者:植松 三十里しょせん幸せなんて、自己申告。の感想きみまろさんの人生や生き様が面白かった。ビートたけしさんとの出会いと再会のシーンは泣かせる。読了日:07月04日 著者:綾小路きみまろモップの精と二匹のアルマジロ (ジョイ・ノベルス)の感想あとがきを読むと清掃作業員探偵キリコの4冊目の本で初めての長編らしい。浮気の調査と謎解きは友也の性同一性障害かと想像したがAセクシャルだった。人を愛せないが、周りから結婚や交際を迫られる。片や自分に自信の無い女性の真琴がタイトルの2匹のアルマジロ。狂言回しはキリコの夫大介。大介とキリコがベタなというか軽い感じで若い人向きの小説と思った。読了日:07月03日 著者:近藤 史恵おしまいのデート (集英社文庫)の感想5つの短編で女子中学生と祖父、男子高校生と教師、男子高校生同士、バツイチのOLと大学生の転機を迎える出会いを描いたものでした。最後の短編は保育士と園児とその父親との未来を想像させる結末。それぞれ心あたたまる話だが、個人的にはタイトルのおしまいのデートが好き。再婚同士の子供達が上手くやっていけそうな予感。読了日:06月29日 著者:瀬尾 まいこセイレーンの懺悔の感想切り裂きジャック事件の後日談のようなスタートだった。事件を追うのは宮藤刑事というより帝都テレビ報道局の里谷と朝倉多香美。中山さんの小説は犯人探しのどんでん返しが多いけど今回はマスコミの報道姿勢に一石を投じる内容だった。里谷と宮藤は立場が違うものの信頼関係がありそれが里谷から多香美に引き継がれそうな予感がするラストがおしゃれ。読了日:06月28日 著者:中山 七里佐藤愛子の世界 (文春ムック)読了日:06月26日 著者:佐藤 愛子九十八歳。戦いやまず日は暮れずの感想一昨日「90歳。何がめでたい」という映画を観て図書館で借りた。別に直木賞受賞作の「戦いすんで日が暮れて」も読んだが佐藤愛子さんの人となりに触れることができたような気がする。歯に衣を着せぬ発言というが誰にも忖度することなく思ったことが言い合える重要性を認識した。ネット社会で他人の発言を目の敵にする風潮はいかがなものかと思った。読了日:06月23日 著者:佐藤 愛子大人は泣かないと思っていた (集英社文庫)の感想寺地はるなさんの「希望のゆくえ」を読んで他の本も読みたくなった。主人公の翼は男尊女卑の風習が強い田舎でも自分の生き方にこだわり暮らしている。その周囲の人の生き様が対照的に描かれる。それぞれが他人にどう思われるかではなく、自分がどうしたいかと変化を求めている姿が素敵。なかでも鉄也の家族が玲子さんの出現で劇的に変化するシーンが楽しかった。前作もそうだったが全体を通して優しさにあふれる内容だった。読了日:06月22日 著者:寺地 はるな海神の子の感想国姓爺と称される鄭成功の物語だった。鄭成功の両親が中国人の海賊と日本人だったことや国姓爺と称される経緯など初めて知った。川越さんの小説は4冊目だが今回もスケールの大きい内容だった。リーダーとして決断する時の主人公の苦悩が良く分かる。結果について間違うことも多かったが付いてきてくれる人も多く台湾で早逝しなければと思った。読了日:06月20日 著者:川越 宗一健康の分かれ道 死ねない時代に老いる (角川新書)の感想久坂部さんの本で類似した内容のものも読んでいた。健康、長寿、人生・死生観等について同意する内容だった。後期高齢者となっても健康長寿でいたいと考えて運動や健康診断の受診を続けているが、少し考え方を変えてみようかとも思った。健康の呪縛から自由になり自分を甘やかし人生を大切に生きる。意外と難しいかも?読了日:06月15日 著者:久坂部 羊落語速記はいかに文学を変えたかの感想録音、録画が出来なかつた時代に落語という話芸を速記により文章化した。当時の文学は文語体で現されていたが口語体で現されるきっかけとなった。坪内逍遥、二葉亭四迷、夏目漱石などに影響を与えたことに興味を覚えた。読了日:06月10日 著者:櫻庭 由紀子希望のゆくえの感想寺地はるなさんの作品は初読み。タイトルの希望は普通名詞ではなくのぞむという人名だった。母から希望と連絡が取れなくなったのでゆくえを探して欲しいと頼まれた兄の誠実(まさみ)は関わりのあったと思われる人から希望についての情報を尋ねる。見て見ぬふりをする自分と人の気持ちに寄り添おうとする弟との対比や親子の関係性について人間の多様性を感じる。希望に接した人達が少しでも未来志向になっていると思えた。読了日:06月08日 著者:寺地 はるな人面瘡探偵 (小学館文庫 な 33-2)の感想人面瘡と称する身体に出来た傷痕が宿主を連続殺人事件の犯人探しに導く物語。因習の強く残る地域でのワンマン経営者が亡くなりその相続人が次々と殺される。奇想天外の結末と思いきや少し期待外れだった。読了日:06月06日 著者:中山 七里まんがで読む 南総里見八犬伝 (学研まんが日本の古典)の感想朝井まかてさんの「秘密の花園」を読んで曲亭馬琴の南総里見八犬伝に興味を持ち手っ取り早く概要を知るために読んだ。子供の頃に少年向けの本を読んだ時わくわくした記憶が蘇った。読了日:06月02日 著者:キラキラした80歳になりたい (かやワイド新書)の感想テレビに出ている元厚生省官僚の著書。医学的な話と女性特有の話が多く少し違うなと感じた。読了日:06月01日 著者:木村盛世切り裂きジャックの告白の感想中山七里さんの本は文章に切れ味があるのでお気に入り。「ヒポクラテスの誓い」というドラマの原作が中山七里さんと知り本を読んだ。それから「ドクター・デスの遺産」を読み、刑事犬養隼人シリーズの1作目として読んだ。今回は脳死のドナーから移植することについて考えさせられた。連続猟奇事件の解明や犯人を追い詰めるシーンがテンポ良かった。最後のどんでん返しに流石と思い犬養刑事と古手川刑事の関係も良かった。読了日:05月31日 著者:中山 七里ともぐいの感想直木賞受賞作ということで読んだ。河崎秋子さんの小説は初読み。北海道白糠近くで自然と同化するように生活する漁師熊爪の物語。人間社会を煩わしいと思う感覚がリアルに描かれている。老いや病で将来が不安になった時に生き方を変更するのは中途半端となり違和感を抱いたままだと何か違うと感じる。その苦悩を解消するのは死を選択することもありかと考えさせられた。読了日:05月28日 著者:河﨑 秋子秘密の花園の感想曲亭馬琴の物語でした。稗史小説の執筆作法は史実の種を見出し、文章を耕して種を蒔き、大いなる虚を育てる。朝井さんの歴史小説に対する思いを曲亭馬琴の信条に投影している気がした。馬琴の交友関係で山東京伝、葛飾北斎、蔦屋重三郎が永井さんの小説「きらん風月」における栗杖亭鬼卵の交友関係の上田秋成、円山応挙、木村兼葭堂を連想した。個人的には馬琴の生き方よりも京伝の方が好きだ。江戸時代の武家と町人の関係や出版関係の事情について勉強になった。読了日:05月21日 著者:朝井まかてドクター・デスの遺産の感想図書館の映画・ドラマの原作コーナーにあったので借りた。映画は見ていない。終末期の患者や家族の苦痛を和らげるため違法な安楽死を実行するドクター・デス。極限状態において死ぬ権利をどう捉えるかというテーマは重たい。著者の問題意識と刑事が犯人を絞り込み逮捕する展開が面白かった。ラストシーンの娘のセリフが泣かせる。読了日:05月16日 著者:中山 七里夜の向こうの蛹たち(祥伝社文庫こ14-9) (祥伝社文庫 こ 14-9)の感想レズビアンの小説家織部妙と美人小説家橋本さなぎとその秘書初芝祐が織りなす人間模様はどろどろの関係になっていくかなと想像したが裏切られた。ストーリーの中で他人のことは一面しか見ていないのであまり深入りしないほうが良いと感じた。でもそれでは小説にならないかも?読了日:05月09日 著者:近藤史恵大奥づとめの感想大奥というのは御台様を中心とする女の世界だとぼんやり考えてた。当然そこにはいろいろな仕事があるわけでその仕事につく人間模様が面白かった。特にくれなゐの女の章の夕顔さんがちょぼくれの章のお正様として登場して場を和ませるやり取りがおかしかった。男がいないので女がしなくてならない仕事や大奥を和ませるイベントや芸事の世界は将軍のお手付きになり子をなす世界とは違い日常生活を感じた。読了日:05月08日 著者:永井 紗耶子61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめましたの感想香山さんの本は初読み。というかタイトルに惹かれて図書館で借りた。精神科医がへき地医療に取り組むようになった経緯が書かれていた。内容的には自分の気持ちの部分が多くへき地医療ならではの苦労話や総合診療の難しさの部分が少なく徐々に興味がなくなった。読了日:05月04日 著者:香山 リカ月と日の后の感想読後感は重たい。藤原彰子の物語だが、巻末の関係図を見ると一条天皇に嫁いだのは定子が先で彰子の従姉妹。そして彰子は12歳で中宮になる。夫、父、二人の子に先立たれるが天皇家と藤原家の関係が複雑すぎる。また、怨み疫病と呪詛や加持祈祷などが多すぎうんざりした。読了日:05月04日 著者:冲方 丁縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイルの感想新川さんの作品を読むのは久しぶり。副題に離婚弁護士松岡紬の事件ファイルとあり周りの人物聡美、出雲、玄太郎が絡む章立てになっている。離婚に絡む法律問題と子供の養育についていろいろと知る事ができた。紬さんに振り回される出雲君が可愛いそう。第四話の紬の過去と依頼人愛里の娘樹里の想いが切なかった。新川さんの表現で感心するのは人物像を服装や持ち物のブランドや使用状況で読者の想像力を掻き立てるのが上手いと思う。読了日:05月02日 著者:新川 帆立もう別れてもいいですか (単行本)の感想垣谷さんの本を久しぶりに読みかけた。我儘な夫に嫌悪感を持つが経済的な理由で別れることを決断できない主人公のイライラがこれでもかと綴られる。三分の一ほどで読み進むのに疲れて結末を読んでしまった。相手や世間がどう思うと自分の道は自分で選択するのが正解かな?読了日:04月28日 著者:垣谷 美雨太郎物語 高校編 (新潮文庫 そ 1-10)の感想三浦太郎の妻暁子さんの「太郎の嫁の物語」を読んで本書を読みたくなり図書館で借りた。昭和53年初版の新潮文庫で55年ほど前の文庫は活字が小さく読みづらかった。三浦朱門一家の太郎さんの青春物語だが、かなりユーモラスで暁子さんの本を読んでいたから余計に面白かった。世間に流されず自分の主張を通す曾野綾子さんの面目躍如の内容だった。読了日:04月27日 著者:曾野 綾子エリザベート (講談社漫画文庫)の感想ハプスブルク家の最後について知る事ができた。漫画だけど原作が良く史実にかなり忠実だと思う。読了日:04月25日 著者:水野 英子静かな雨の感想図書館の映画とドラマの原作コーナーにあった。著者が「羊と鋼の森」の作者だったので読んでみた。行助はたいやき屋のこのみに出会い何度か店を訪れるうちに親しくなる。このみは事故の後遺症で記憶障害になるが行助と同居するようになる。二人の世界が微妙にズレて来るがそれもありかなと思わせる優しい物語でした。読了日:04月21日 著者:宮下 奈都太郎の嫁の物語の感想著者は三浦朱門、曽野綾子のひと粒だね太郎の嫁。太郎の祖父母のことは知らなかったけど凄い人だと思った。三浦朱門さんと曽野綾子さんが義父母になるのかとたじろぐでもなく、さり気なく気配りしながら可愛がられている姿が微笑ましい。太郎と結婚するようになった経緯と息子太一の現在についても知りたかった。読了日:04月20日 著者:三浦 暁子ふたたび嗤う淑女の感想五つの章のタイトルになっている人物が死んでいく。柳井耕一郎という国会議員の周辺の人物が野々宮恭子に騙され破滅の道に進んで行く過程が恐ろしい。最後の柳井と恭子が殺されるが本当の犯人は?読了日:04月18日 著者:中山 七里雨月物語 魔道、呪い、愛、救い、そして美の物語集 (ストーリーで楽しむ日本の古典 5)読了日:04月16日 著者:金原 瑞人雨月物語―上田秋成が描いた怪異小説の世界 (ビジュアル版 日本の古典に親しむ14)読了日:04月16日 著者:藤本 義一あっぱれ! 日本の新発明 世界を変えるイノベーション (ブルーバックス)の感想新発明とされている技術の革新性がよくわからなかった。それと開発段階なのか普及している状況が見えて来なかった。読了日:04月15日 著者:ブルーバックス探検隊,産業技術総合研究所80歳の壁 (幻冬舎新書)の感想人生100年時代と言われても健康で生きることが重要だとよく分かる内容だった。過度な医療や専門医の言うことについて懐疑的だったが不安をあおる風潮に警鐘を鳴らすことは勇気がいると思う。読了日:04月14日 著者:和田 秀樹喫茶おじさんの感想主人公の気持ちについていけない。喫茶店のメニュー描写が多い。原田さんの作品としては面白くなかった。読了日:04月13日 著者:原田 ひ香きらん風月の感想永井さんの直木賞受賞作「木挽町のあだ討ち」を読んだ後の新作。戯作者栗杖亭鬼卵という人物が実在したことは知らなかった。師匠の木端やコーディネーター蒹葭堂に導かれ自分の生き様を掴んでいく。上田秋成、円山応挙などの一流の文化人との出会いや妻夜燕、弟子で養女の須美との出会いと死別等を通じて生きる意味を悟る。松平定信は対極の生き方だが、偶然の出会いで定信の信条を考えさせるシーンが面白かった。読了日:04月12日 著者:永井 紗耶子俺たちは神じゃない (新潮文庫)の感想中山祐次郎さんの小説で泣くな研修医シリーズ以外を読むのは始めて。生真面目な性格の主人公のイメージは似ているが外科医のレベルは数段上だった。内容は医療現場で起こったと思われるモデルがあると思われる。現実の世界は正解はなく悩ましいことは多いと思うが主人公のような医者ばかりではない。医療に過度な期待はしないほうが良いと思う。読了日:04月09日 著者:中山 祐次郎三淵嘉子と家庭裁判所の感想NHKの朝ドラのモデルのことを知りたくて読んだ。戦前から戦後にかけ男性社会だった法曹界で活躍した決断実行力に脱帽。読了日:04月08日 著者:清永 聡宙わたる教室の感想伊与原新さんの小説は「八月の銀の雪」「オオルリ流星群」に続き3作目。著者の略歴にあるように東大大学院で地球惑星科学専攻していたから出来た感動的な物語でした。東新宿高校夜間部の個性的な四人が藤竹という教師に導かれ科学部で創造的な研究をする。藤竹は著者を連想させ、日本のアカデミズムの権威主義的な世界に痛烈な批判をする。しかし、JAXAの世界では研究の成果を正当に評価しているとも認識。ストーリーとあまり関係ないが要くんの弟がどうなったのか、また佳純との関係は進むのか気になる。読了日:04月03日 著者:伊与原 新藤原道長・王者の月 (PHP文庫)の感想藤原道長の物語だが自分の娘を3代の天皇に嫁がせ栄華を極めたことがよく分かつた。藤原家の権謀術数は他家に対してだけでなく兄弟、叔父甥、従兄弟などの間で繰り広げられる。そこに天皇も従兄妹や叔母と嫁ぐし、それも複数いるのでややこしい。一条天皇の后定子と彰子はその家庭教師である清少納言と紫式部の関係で有名だが、二人は従姉妹関係。一夫一妻制の現代では考えられない。NHKの大河ドラマを理解するために参考になった。読了日:04月01日 著者:篠 綾子ブラックリスト 警視庁監察ファイルの感想伊藤源太郎さんの小説は初読み。警察の不祥事を取り締る監察の相良が特殊詐欺グループの幹部のリストが内部から漏洩した疑いを突き止める物語。残念ながらあまり共感できないストーリーだった。読了日:03月29日 著者:伊兼 源太郎ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵 (文春文庫 い 112-1)の感想一色さゆりさんの小説は初読み。著者紹介の欄には東京芸大卒で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞している。アートの旅を企画する梅村トラベルの桐子から直島への旅行招待を受けた優彩が人生を見つめ直す物語。美術館巡りと二人の関係の謎解きのストーリーは優しい。読了日:03月26日 著者:一色 さゆり外科医、島へ 泣くな研修医6 (幻冬舎文庫 な 46-6)の感想泣くな研修医シリーズの新刊なので図書館で借りた。雨野隆治が半年の任期で離島の診療所に派遣される。都会の総合病院では考えられない体験をする。專門の消化器外科との違いを経験したことにより自分に向いている医療について考える。将来は故郷鹿児島に帰り母の側で活躍することを期待する。読了日:03月24日 著者:中山 祐次郎悪逆の感想久しぶりに黒川さんの小説を読んだ。詐欺師のような悪党二人と麻薬に関係する新興宗教の幹部が手荒いやり方で殺される。手口はかなり周到で捜査陣は振り回される。府警の館野と所轄の玉川が名コンビで捜査の輪を縮めていく物語はハラハラしたり二人の会話に笑ったり。まさに黒川節と言う感じだった。かなり慎重な犯人が車の処分や強奪した金の換金が少し軽率な感じはしたが迷宮入りにならなくて良かった。不謹慎かもしれないが殺された連中に同情出来なかった。読了日:03月23日 著者:黒川 博行推し、燃ゆの感想芥川賞受賞作として図書館のコーナーにあったので借りて読み始めた。若者の感性が良くわからず、面白くなりそうにないので挫折。読了日:03月18日 著者:宇佐見りん警視庁FC (講談社文庫 こ 25-44)の感想ロケを円滑に進めるFCという部署が警視庁にあるかどうかは知らない。ロケ現場で殺人事件が起こったがその捜査について謎が深まるばかり。地域総務課担当の楠木が謎を解決する不思議な?ストーリー。読了日:03月14日 著者:今野 敏初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖 (時代小説文庫)の感想「えどめぐり」というアンソロジーで篠綾子さんの「名水と葛」が良かったので図書館で借りた。町奴の息子喜八と弥助に親を弾圧した鬼の勘解由こと鬼勘の中山直房が織りなす人情ばなしだった。江戸時代の木挽町という場所の理解が少し進んだ。読了日:03月12日 著者:篠 綾子おばさん四十八歳 小説家になりましたの感想図書館の植松三十里さんのコーナーで「群青」を探していたらあった。小説家になるまでのいきさつ、テーマの選定などを語るところが興味深かった。また、亭主と二人の娘との家族関係も楽しい?!エピソード満載。正直に言うと植松さんの小説を読んだことが無い。「桑港にて」「調停の階段」を読んでみたくなった。横田美砂緒さんの装画・挿画が素敵。読了日:03月10日 著者:植松 三十里透明な螺旋の感想図書館の返却棚にあり作者名を見て借りた。読み始めてガリレオシリーズだと気付く。出産したものの事情があって育児出来ず子供を手放した女性達の苦悩が伝わる物語りでした。読了日:03月08日 著者:東野 圭吾石内都 都とちひろの感想内田也哉子さんの本で写真家石内都さんを知った。母藤倉都と画家いわさきちひろの共通点が多いことに驚いた。そして著者名は母親の旧姓を使っていることを知り母子の絆の強さを感じた。読了日:03月07日 著者:石内都BLANK PAGE 空っぽを満たす旅の感想内田也哉子さんと著名人との対談集。彼女の感性が樹木希林さんの影響によるものと感じられた。孤独感は哲学的であり対談の相手からも共感を得ていると思った。それぞれの方たちの著作等に触れてみたくなった。也哉子さんの次男玄兎くんの挿絵が良い。読了日:03月06日 著者:内田 也哉子消えゆくメディアの「歴史と犯罪」の感想朝日新聞と敵対?する二人の対談は尽きない。新聞、テレビのマスコミと記者クラブの実情と、日本のマスコミの左寄りという思想よりもドリーマーという観点が面白かった。今政治資金規制法で騒いでる野党もマスコミとと同じと感じる。マスコミは国民の知る権利と称し真相究明を煽る。読了日:03月05日 著者:門田 隆将,井沢 元彦嗤う淑女 二人の感想「笑え、シャイロック」を読んだあと図書館に配架されている表題を見て借りた。連続した事件に関与するさゆりと美智留の異常さが恐ろしい。結末が逮捕に繋がらす残念。ウィキペディアで調べたら前作が2刊あったので読まなくては。読了日:03月04日 著者:中山 七里日本の建築 (岩波新書 新赤版 1995)の感想国立競技場を設計した隈研吾さんが日本建築と西洋建築の関わりの歴史を哲学的にまとめた内容だった。隈さんがバブル崩壊後に仕事が無くなつた時に私の故郷の高知県梼原町の芝居小屋ゆすはら座を見る。また役場から杉材を使うことを条件に宿泊施設の設計を依頼され木造建築の奥深さを知ったことが転機になったと語られていた。モダニズム建築の独善的な排他主義でなく多様性をはらみダイナミックな変遷を遂げる日本建築の良さを理解する上での参考書となった。読了日:03月02日 著者:隈 研吾刑事の慟哭の感想下村敦史さんの小説は「同姓同名」に続き2作目。前半は少しまどろっこしい感じかして読むのを中断しょうかと思った。爆破事件の法定場面から俄然面白くなり一気に読了した。日頃私が感じている不寛容な社会はメディアが煽り、SNSで正義の味方ぶった人が炎上させる。承認欲求が強くて相手に自分が正しいことを認めさせるために手段を選ばない人が多いと感じる。そんな時代に信頼してくれる相棒がいることはありがたい。読了日:02月29日 著者:下村 敦史笑え、シャイロックの感想不良債権の回収の部署渉外部に配属された主人公結城に仕事を教えていた上司が殺され、その仕事を引継ぐ。一癖二癖ありそうな債務者から債権を回収するストーリーが面白かった。最後に怪しいと思った渉外部長ではなく真犯人が分り、部長の後任者からシャイロックの異名を知らされるエンディングが良かった。気丈な彼女との幸せな家庭を築けるといいな。読了日:02月26日 著者:中山 七里笠置シヅ子自伝 歌う自画像 私のブギウギ伝記の感想朝ドラ「ブギウギ」を見ています。主人公福来スズ子のモデル笠置シヅ子の自伝を今までのドラマの復習のような気持ちで読みました。ドラマは脚色があるもののかなり忠実に描かれていると感じました。読了日:02月22日 著者:笠置 シヅ子月曜日の抹茶カフェの感想東京の睦月に臨時営業の抹茶カフェで出合った二人。如月から霜月までのいろんな人が京都と東京をつなぐ。出会いや時間が自分の成長を助けてくれる。そして師走に再会する二人。メルヘンを読んでいるみたいにホッコリする結末。読了日:02月20日 著者:青山 美智子同姓同名の感想下村敦史さんの小説は初読み。同姓同名というタイトル通りにやたらと同じ名前やそれを識別することばが出て混乱する。犯罪被害者の家族へのメディアの対応、加害者が未成年だった時の実名報道のあり方、加害者と同姓同名だった人への世間の目など考えさせられる内容だった。メディアやSNSによるバッシングは不寛容な世の中を助長していると感じていて同調圧力は恐ろしいと思っている。他人がどう言おうが自分の道を貫く需要性を示唆してくれる内容だった。読了日:02月18日 著者:下村 敦史【2023年・第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)の感想小西マサテルさんの小説は初読み。このミステリーがすごい!大賞受賞作ということで読んだ。祖父の影響でミステリー好きの主人公 楓の心象風景が楽しい。あまりミステリー作品を読んだことのない私には作家や作品の固有名詞に着いて行けなかった。楓をストーカーしている犯人と香苗の殺人犯が同じことに意外性は無かった。結末はリドル・ストーリー風になっているところがオシャレ!でも結末は想像出来る。もう一つの結末だったりして!?読了日:02月15日 著者:小西 マサテル人はどう老いるのか (講談社現代新書 2724)の感想久坂部羊さんの持論で老いと死に向かう心構えみたいなものを学んだ。特に身内が認知症になった時に介護する人が寄り添うことが大事だと感じた。それと久坂部さんの父上が良く口にしたという「無為自然」「莫妄想」「少欲知足」を心掛けだい。読了日:02月13日 著者:久坂部 羊ウルトラ・ダラーの感想外交ジャーナリストの面目躍如という内容だった。日米英と中国、北朝鮮の情報員達の凄まじい暗躍が描かれている。拉致、偽ドル、ミサイルの密輸など北朝鮮が絡んでいる事件をヒントにしていると思うが、中国の暗躍を警鐘を鳴らしている。2006年発行の小説だが、現在の世界が米中衝突の危険性が増していると痛感する。読了日:02月11日 著者:手嶋 龍一カモナマイハウス (単行本)の感想久しぶりに重松清さんの小説を読んだ。空き家のあれこれを考えながら夫婦、親子、兄妹の接し方についても考えた。西条真知子という記者の奔放さとそれに対しての水原孝夫の心理描写が面白かった。読了日:02月08日 著者:重松 清星屑のうた―抒情詩宝石集 (1982年)の感想月刊「詩とメルヘン」の編者やなせたかしが選んだ朱玉詩集。「アンパンマンの遺書」がきっかけで久しぶりに詩集を読む。奥付には発行者 辻信太郎、発行所 株式会社サンリオとあった。高名な詩人はいないが素朴な心に沁みる作品が多かった。読了日:02月05日 著者:やなせ たかし歌われなかった海賊への感想逢坂冬馬さんの作品は2作目。第二次世界大戦末期のドイツ片田舎の物語。ナチスが押し付ける価値観に反発して抵抗する若者(海賊)がいたことに衝撃を受けた。ナチスの思想に迎合した善良なる?市民からの同調圧力は強かったと思うが、戦後ナチスのせいにする大人の保身を海賊は許せない。日本でも戦中、戦後において同様なことがあったと思う。今もマスコミやいわゆる専門家などが同調圧力を強めコメンテーターが同調する図式が散見される。不寛容な世の中が生き辛さを助長していると感じる。最後に序章を再読したが重たい内容だった。読了日:02月04日 著者:逢坂 冬馬迎撃 〈新装版〉 (徳間文庫)の感想紛争地にいる日本人と行動を共にしたジャーナリストを通じて戦争と平和を考え、今さらながら日本人と世界の人達との常識の差を感じた。また、作者あとがきに戦争の原因は民族と宗教にあるが朝鮮戦争やウクライナ戦争のように独裁者の狂気でも起こる。平和憲法で戦争しないことは良いが防衛するために戦う、PKO等の国際貢献で自衛隊をどのようにするか課題が多いと感じさせた。読了日:02月02日 著者:今野敏テロリストの家の感想公安部の外事課でテロ対策担当の捜査員幣原の身内に起きた不祥事。殺人事件までに発展し、犯人逮捕までの筋書きの中で公安部と刑事部の捜査方法の違いとマスコミや論説者の倫理感の無さが興味深い。母と子、夫婦関係、兄妹の愛が切なかったストーリーだった。読了日:01月30日 著者:中山 七里アンパンマンの遺書 (岩波現代文庫)の感想私と同郷のやなせたかし夫婦をモデルにした朝ドラが25年春から始まるらしい。アンパンマンの作者であることは知っていたがこの自伝では知らないことだらけ。不思議な縁で交友関係が幅広く、でも我が道を行く姿を読んで感動した。次は詩とメルヘンを読んで見たくなった。読了日:01月26日 著者:やなせ たかし大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒントの感想中村メイコという女優を知っているようでほとんど知らなかった。天才子役ゆえに大勢の俳優と親交がありその方達から頂いた物などを捨てるという冒頭から始まった。そこまでやるかと思いながら章を読み進めていくと彼女の人生観がよく伝わって来て大半は同感であった。夫婦関係、子育て、老後の処し方の参考になる。読了日:01月24日 著者:中村 メイコとんずら屋弥生請負帖の感想第三話の鐘ヶ淵−往還を「えとめぐり」で読み面白かったので図書館で借りた。誰が味方で誰が敵か混乱させる筋立てだが、啓治郎と進右衛門だけは弥生を守っていると思った。甘っちょろい感じの弥生が成長していると感じる結末だった。読了日:01月23日 著者:田牧 大和楽園の犬の感想読売新聞の書評を見て図書館で借りた。岩井圭也さんの小説は初読み。舞台は太平洋戦争直前のサイパン島。3話まで不本意ながら堂本海軍少佐の防諜活動の手先(犬)となった麻田が隠れた能力を発揮する。その後は表紙の南洋桜と言われる鳳凰木がキーワードとなり麻田の生き様が息子に伝わるシーンは感動的だった。読了日:01月19日 著者:岩井 圭也木挽町のあだ討ちの感想直木賞の候補にあがった時に図書館で予約したのだがやっと読了した。木挽町は芝居小屋があった場所。歌舞伎の場面のように木戸芸者の一八、立師の与三郎、女形で衣装担当のほたる、小道具の久蔵とその妻お与根、戯作者の金治が仇討ちの場面と自分の訳あり人生を語る。最後に敵討ちの当事者菊之助がその種明かしをするという物語。だんだん物語に引き込まれ流石直木賞を受賞するだけのことはあると納得。読了日:01月16日 著者:永井 紗耶子鳴かずのカッコウの感想手嶋龍一さんの小説は初読み。外交ジャーナリストとしてテレビなどで解説する人だと知っていたが、作家とは知らなかった。本書を新聞広告で見て読んだ。公安調査庁のことは弱小官庁と言いながら本当に主人公のような人がいたら心強いと思う。最初は北朝鮮の非合法活動をウオッチしている内容と思った。だんだんと米中関係の機微や日英のしたたかさに接する内容になり楽しめた。読了日:01月13日 著者:手嶋 龍一星に願いをの感想14歳の時「さよなら、田中さん」で文壇デビューした鈴木るりかさんも20歳。本作は「太陽はひとりぼっち」の続編のような感じ。花ちゃんの母真千子さんとおばぁちゃんタツヨさんの壮絶な生き様をタツヨさんが残したノートで知る。人の思いのすれ違いが悲しい。前半は面白かったが後半は重たすぎた。読了日:01月09日 著者:鈴木 るりか鬼はもとより (文芸書)の感想藩札を守るため国を捨てた奥脇抄一郎がある縁で貧乏藩の梶原清明を助けることになる。今まで誰も責任を取らなかった藩政改革のため鬼になる清明。自分の役割が終わった時に潔く後任に託す。藩札の役割が良く分かる内容だった。今の時代は清明のような政治家を求めるのは無理かな?!読了日:01月07日 著者:青山文平えどめぐり <名所>時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)の感想五人の作家さんの江戸を舞台とした短編集。篠綾子さん、田牧大和さん、宮本紀子さんは初読み。私の好みは「名水と葛」と「鐘ヶ淵―往還」。読了日:01月04日 著者:宮部 みゆき,朝井 まかて,田牧 大和,宮本 紀子,篠 綾子読書メーター
監察医 朝顔 2025 新春スペシャル
https://perple.exblog.jp/33449864/2025-01-04 01:00:00 - 2025年新春、朝顔が帰ってくる朝顔(上野樹里)と平(時任三郎)、父娘が迎える別れの時…桑原(風間俊介)が 平から託されたメッセージとは?噂では、SNSには“号泣報告”が続出!「親戚の家族に久々に会う感覚で見守って」 2年ぶりの新作が今夜始まる!『監察医 朝顔』は、2019年7月期の月9ドラマとして第1シリーズ放送後、20年11月より第2シリーズを同枠にて2クール連続で放送。さらに、21年1月、22年9月にはそれぞれ一夜限りのスペシャルドラマが放送され、いずれも高視聴率を獲得した。ドラマ開始から5年半―。東日本大震災で行方不明になった母の“生きた証”を探しながら、笑顔と涙を繰り返し、懸命に生きてきた朝顔(上野)と父・平(時任三郎)についに別れの時が訪れる。丁寧な、幼い子供の居る光景が、繊細で細やかに描かれて、秀逸でした。その傍らで、事件、発生! 連続殺人事件を追いつつ、家族の問題も、並行して…なまじ、事件が、少女・誘拐事件の復習だっただけに、切ないものがありました。仕事で、死を扱っている分、生活の細やかさにも、懸命な、若夫婦が、とても良いです。上野樹里、また、代表作が出来ましたね。公私共々、良かったです。今回の脚本は、斎藤綾香だったのですね。(連載の頃は、現在、朝ドラを執筆中の、根本ノンジさんだったような…?!)支持されるドラマに、成長して、安堵感です。 (ストーリー)認知症を患った平(時任三郎)は望み通り、岩手県仙ノ浦の老人ホームに移り、朝顔一家は朝顔(上野樹里)、真也(風間俊介)、長女・つぐみ(永瀬ゆずな)、次女・里美(中村千歳)の家族4人の暮らしが始まった。成長したつぐみは時に反抗的なことも言い真也を少し寂しくさせながらも、愛にあふれる幸せな日々が続いていた。そんな折、溺死と見られる遺体が発見される。遺書も見つかっており自死と思われたが、解剖を通じて溺死にしては不審な点がいくつか見受けられ、他殺の可能性が浮上する。また、感電死とみられる遺体が続けて見つかり、解剖の結果から2つの事件のつながりが判明する。懸命に捜査にあたる真也は、山倉(戸次重幸)や森本(森本慎太郎/SixTONES)ら強行犯係のメンバーと共に、その先にある大事件に肉薄していく。同じころ、つぐみは「じいじ(平)を見た気がする」と近くにいるはずのない平について不思議なことを話し始め…。
新しい年を迎えて
https://askizuna.exblog.jp/30567143/2025-01-01 01:00:00 - 2025年元旦 今年もどうぞよろしくお願いいたします。能登半島地震が発生したのが1年前未だに復興が遅れている様子が報道から流れてきて心が痛みます。被害に遭われた方々の辛い思いは計り知れません、茨城県内でも小さな地震が発生していましたのでその度に大きな災害に遭われた方々の事を思いながら地道に生活して行かなければと思わされました。今年から保護犬・猫達はきずなの子として生涯母の元で生きて行きます。正月と言えども普段と変わらず日常の事を終わらせのんびりと散歩をしました。永陽 ホップルップ散歩に行かれない葵、樹里、笑、創、ニモワンコが8頭と猫がひー君、ヨーちゃん、茶太郎の3頭で新しい年を迎えました。今年もよろしくお願いします。
御上先生
https://django3.exblog.jp/37327376/2024-12-29 12:00:00 - 〇2025年1月19日スタート TBS系列(日曜21時~各54分)〇演出 宮﨑陽平、嶋田広野、小牧桜〇脚本 詩森ろば、畠山隼一、岡田真理〇音楽 鷺巣詩郎〇出演御上孝(松阪桃李)東大卒のエリート文科省官僚、隣徳学院へ出向した官僚教師是枝文香(吉岡里帆)隣徳学院3年2組の副担任、国語教師溝端完(迫田孝也)3年学年主任一色真由美(臼田あさ美)養護教諭吉川智明(上川拓郎)社会科教師、地理担当山添修(篠原悠伸)社会科教師、世界史担当片桐敏也(松角洋平)隣徳学院校長古代真秀(北村一輝)隣徳学院理事長津吹隼人(櫻井海音)文科省官僚、御上の後輩塚田幸村(及川光博)文科省総合教育制作局局長、御上の上司中岡壮馬(林泰文)神出鬼没な男冴島悠子(常盤貴子)元隣徳学院教師、コンビニのパート店員小栗天音(安斉星来)東京藝大志望、帰宅部榎本咲良(西本まりん)読書好き、元文芸部高梨晋太郎(青山凌大)ムードメーカー、帰宅部名倉知佳(白倉碧空)努力家、元バスケ部マネージャー市原穂波(鈴川紗由)理数系が得意、アニメ研究会和久井翔(夏生大湖)全国模試一位の秀才、帰宅部櫻井未知留(永瀬莉子)法学部志望、元吹奏楽部遠藤雄大(唐木俊輔)自信家、元水泳部椎葉春乃(吉柳咲良)責任感の強い女子、帰宅部伊原宙(渡辺色)気弱な男子、元天文学部東雲温(上坂樹里)真面目な女子、元吹奏楽部遠田祥子(花岡すみれ)法学部志望、アニメオタク千木良遥(髙石あかり)控え目な女子、元華道部倉吉芽(影山優佳)バイリンガル帰国子女、元テニス部次元賢太(窪塚愛流)愛されキャラ、元数学部富永蒼(蒔田彩朱)神崎の幼馴染み、帰宅部戸隠栞(野内まる)成績優秀、元生徒会書記香川大樹(今井柊斗)お調子者、元バスケット部キャプテン冬木竜一郎(山下幸輝)理屈っぽい皮肉屋、元数学部村岡渉(山田健人)元生徒会長、戸隠と交際中川島佳祐(藤本一輝)冷静沈着、元バレー部神崎拓斗(奥平大兼)ジャーナリスト志望、報道部部長金森絵麻(芹澤雛梨)好奇心旺盛、元軽音部徳守陣(八村倫太郎)慶応義塾志望、元剣道部宮澤涼(豊田裕大)正義感の強い男子、元軽音部波多野侑(真弓孟之)成績優秀でお調子者、元バスケ部安西淳平(森愁斗)活発な男子、元サッカー部晴山奈緒(矢吹奈子)クラス1の人気者、元ダンス部綾瀬智花(大塚萌香)無口な女子、元ダンス部〇作品紹介文科省官僚の御上孝は私立隣徳学院3年2組の教壇に立っている。29人の生徒を前に、御上の授業が始まる。その場にいる29人の生徒は、それぞれの想いをもって、向き合っていくのだが、御上が投げかけるある問いが、波紋となり、生徒たちをつき動かすことになる――。※「御上先生」公式サイトより〇雑感日本教育破壊計画1月から始まるドラマの紹介です。吉岡里帆が出るからには観る事は決定です!いわゆる"学園もの"なので生徒役の若手が沢山出演していますが、中でも次の人たちは注目ですね。「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」に出ていた窪塚愛流(父親は俳優の窪塚洋介)。「ベイビーワルキューレ」に出ている髙石あかりは2025年スタート予定の朝ドラ「ばけばけ」にも出演が決まっている推しの1人。「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の蒔田彩朱は、いつの通り"クール"な演技が期待できそう。「素晴らしき哉、先生!」や「向田理髪店」で紹介した矢吹奈子も出るのは嬉しい限り「最高の教師」とか「女王の教室」っぽい筋書きになるのかもと予想していますが、意外と硬派な内容になる感じもしています。松阪桃李がどんな路線に振り切るのかが決め手になりそうです。ちなみに1月の日曜にスタートするドラマには次のようなものがあります。雲霧仁左衛門ファイナル(NHKBS、18時45分~)TRUE COLORS(NHKBS、22時~)フォレスト(ABC、22時15分~)ホットスポット(日テレ、22時30分~)トーキョーカモフラージュアワー(テレ朝、26時30分~)すでに紹介済みのバカリズム作品「ホットスポット」を観た後に、続けて「御上先生」を観るパターンになりそうです。ドラマの音楽を「エヴァンゲリオン」「進撃の巨人」「シン・ゴジラ」「ヲタクに恋は難しい」「シン・ウルトラマン」等の劇中曲も手がけた鷺巣詩郎が担当する事にも注目ですね。実はこの人ってタモリの「森田一義アワー 笑っていいとも!」の音楽担当もした人です。という事で、「御上先生」が日本教育をどう"破壊"していくドラマになるのか、乞うご期待!映画(全般)ランキング※こちらもポチッとお願いします!